毎年夏の全日本女子の力試し。ワールドグランプリの前哨戦であるトリノ国際大会が始まりました。

チームを離れてそれぞれ別行動を取っていた全日本のベテラン陣も7月からチームに合流。

ワールドグランプリに向けた調整を行っています。

以上がこの大会の位置付け。誰も書かないから私が書きます。



モントルーに引き続き、ざれごとさんのネット配信で初戦のオランダ戦を見ました。



このオランダ戦は、合流メンバーの調整をメインに考えているようで、セッターは竹下佳江。リベロは佐野優子。レフトの1枚が木村沙織。

荒木絵里香は途中でリリーフ・ブロッカーとしての起用がありました。

足を怪我したという話をどこかで目にしたのですが、ワンポイント起用の範囲なら特に心配はなさそう。







それにしてもついっとしているみなさま。「世界一」とメディアが冠をつけてしまうこれまでの絶対固定スタメンプレイヤーのプレイにはチェックが厳しいですね。

そういうイメージ操作が大好きなメディアの気質とか、でも実際はバレーボールの大切な部分をメディアが理解してくれていないこととか、問題点を指摘してもその選手個人ファンが理解できないこととか、選手本人が理解できないこととかで、フラストレーションが溜っていることがよくわかります。



このオランダ戦は、佐野のアンダーによる二段トスから、セットのためにセンター付近にいた竹下が二段スパイクを1枚ブロック相手にしっかり打ったので、竹下は許します。

竹下、ブロッカーとの身長差が30センチあっても、ブロック1枚ならスパイク決めようがあっただろ。



本職のアタッカーならこれが2枚でもなんとかなるんだ。しかも小型アタッカーでもブロッカーとの身長差は20センチ無い。

ドミニカ戦ではそのへんを理解した上で、速い攻撃を組み立てる状況ではない時に、小型アタッカーを生かすことができたら合格点だな。

第3セットでは迫田の調子が上がってきていたけれども、きちんと空中での時間を作ってあげればうまくいく。

これはJTでの石川友紀の使い方も一緒の問題。



ライト山口へのトスは、軌道が悪かったなぁ。

結局「はやさ」を勘違いした「低くて遅い」トスになっていた。

あと、山本・井上の両センターは、あとボール1個分高いところでスパイクできる。

窮屈そうなブロードで、2枚ブロックがくるところを二人ともよく捌いていた。





しかし佐野は二段トスを上げる前に、アタッカーの準備状況をなんとなくでも把握していないのか?

コートの中でチームメイトのお互いの位置関係を感じながらプレイをするのは基本だろうに。

なぜ竹下に二段トスを上げる?

しかもその直後、相手レフトに二段トスを上げるし。



リベロなら、こうした他の選手との位置感覚を元にして、ブロックディフェンスとフロアディフェンスの統制も取らなくてはいけないのだけれども、基本がなっていないからその域までいくのは難しいだろうな。






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バボチャンネル/フジテレビONE 2010年7月22日放送分

第102回

出演:中田久美・竹下陽平(フジテレビアナウンサー)



Ⅰ 全日本女子ワールドグランプリ直前レポート他

Ⅱ 全日本男子芦別合宿

Ⅲ 堺ブレイザーズトライアウト

Ⅳ 中田久美の思い出のシーン:1983年アジア選手権 日本対中国戦












1983年アジア選手権 日本対中国戦の映像を見て

平成に入ってバレーボールを見るようになった人は「なんだ。アジア選手権か」なんて言うかもしれませんが、当時のアジア選手権はオリンピック予選も兼ねておりました。

そして中国と言えば1980年モスクワオリンピックには不参加だったものの、1982年には世界選手権で頂点に立ち、1984年のロサンゼルスオリンピックでも金メダルを取るバリバリの時代。

そう、朗平バリバリの時代です。朗平といえばアメリカ女子のヘッドコーチを北京オリンピックまで務めていたので、平成に入ってからのバレーボールファンもご存知でしょう。



「日本の永遠のライバルはソ連だ」って私は譲りませんが、「日本のアジアのライバルは中国」って言うならばそれは認めます。

ただ「韓国は永遠のライバル」というのは絶対に認めません。

これまでバレーボールにおいて「韓国がライバル」と口にしてしまったバレー関係者は、全員頭を丸めて蟄居しちゃえばいいのに。

低い意識をこれ以上撒き散らすな。



この試合の映像がとにかく見ていて面白かったのですよね。

中田久美の天才ぶりって、とにかくその長身(176だったかな)とジャンプトスに現れていた。



技術として驚嘆したのは、チャンスボールやサーブレシーブのボールのパスの質。

当時は今よりサーブの重要度が認知されていなかった事や、良い場面をピックアップした映像だったということもあるでしょうが、それゆえにセッターに入るボールの質が男子バレー目線で見ても素晴らしくコントロールされたものだったことがよくわかった。



「よいトスとはボールが頂点を越えた後の垂直落下率が高くなるトス」ということは、ちっとも認知されていないけれども当ブログではかなり繰り返し繰り返し書いています。

これはあらゆるパスにも言えて、セッター目線で言うと、真っ直ぐに伸びてきたボールが近くに来るとスッと手元に入ってくる感覚。



セッターでなくてもパスが上手な選手というのはパス練習からはっきりとわかるものです。



私の高校時代のパスパートナーもこのボールコントロールがとても上手だったので、夏場の1000本パス(オーバー1000本・アンダー1000本)の時などは、ロングパス/ショートパス/ジャンプパス/高いパス/サイドステップなどを100本ずつ盛り込んだり、パス/スクワットをしながらのパスなどを交えたりしていました。

終盤になって集中力が切れかかると、とっとと1000本終えてしまおうと速い水平パスを出して時間短縮をはかったりもしました。

こんな遊びを盛り込んだとしても、しっかりとボールをコントロールして相手がボールに触れる間際でエネルギーを殺すことを意識していればミスは発生しません。



だいたい我々ペアはノーミスで終えていたのですが、この球質コントロールの意識が低いペアはちっとも終わりません。

最初は落としたら1からやりなおしのルールだったのですが、すぐに時間切れ適用になり、最後には途中からカウントOKになってしまいました。

こういう連中に限って、試合に負けた時に「まずは基礎からやり直し」って言うんだよな。

そして「俺はやるべき時にやるべき事をきちんと意識しながらやっていた」と、ぶち切れる。

単調に見える練習を考えて意識を持てない奴には、何回チャンスを与えたって同じことの繰り返しだと思っている。



ちょうど今のような夏休みの時期に、毎年時間がかかる1000本パスとかやっていたんだよな。と、思い出してつい熱くなった。

今現役の人は、単調な練習こそ考えて目的を持って、自分で有意義なものにしていかないともったいないよ。



話の逸れついでにもうひとつ話をする。

Vリーグの解説をしている杉山明美が、「サーブレシーブをもっとネットまで伸ばすように」と解説しているのを見たことがある人は多いと思います。

杉山解説者が大切なポイントを理解しないでこのように解説している事は、セット間などに「良い例」としてリプレイされる映像を見るととてもよくわかります。

「セッターがジャンプトスする位置まで真っ直ぐに伸ばす」とは言っていますが、リプレイされるボールはボールの威力を吸収されなくてもOKとされていたりする。



つまり、ひとつ間違ったら相手にダイレクトスパイクをされるようなレシーブも良しとしている。

セッターが小さくて届かなかった場合、相手サーバーとダイレクトスパイクを決めたアタッカーを大喜びさせるばかりか、味方のレシーバーまで凹ませてしまうじゃないか。

(ちなみに小さくて届かなかったセッターが自分の責任を感じる場面は見たことがない)



サーブの威力は杉山明美がプレイしていた80年代後半とは全く異なっている。

レシーバーの数も減っているし、サーブのネットインもOKになっている。ボールだって変わった。

だったらコントロールが難しいボールはショートにしても、二段トスなり縦Bなりで攻撃の形にしたほうがいい。

結局解説が古臭いのだよなぁ。

しかも大切なポイントを見落としている。



もしチャンスボールやイージーサーブが来て、セッターへのパスをジャンプトスの位置まで伸ばすのであれば、重要なのは球質。

番組を録画している人は、中田久美に送られるパスのボールの軌道を見てみるととてもよくわかると思います。



相手コートにダイレクトに返るような弾道のボールが、セッターの中田久美がジャンプトスをする手元でスッと落下する。

この軌道を見ていて何かを連想しませんか?



そう。2ndテンポのトスの軌道なのです。



長身セッター中田久美(176センチだったかな)に2ndテンポのトスの軌道で上がるパス。

相手の中国のブロッカーはツーを警戒して中田久美に最低1枚は付かなくてはいけなくなります。



録画している方、中国コートのブロッカーを見てみてください。

中田久美がジャンプトスをしているだけで、中国ブロッカーが残り1枚か2枚になっているでしょ。

あとは正確なトスさえ上げればアタッカーが決めてくれます。





「サーブレシーブさえ返れば、日本はいろいろな攻撃ができる」とはよく言われますが、セッターが高ければ勝手にブロックの枚数が減ってくれます。

セッターが高ければ、球質コントロールにしくじってもダイレクトボールになる前にセッターがなんとかセットアップまでもっていってくれる可能性も高くなる。

つまりレセプションでもディグでも、球質の良いボールをネット際まで送り届ける「攻めのパス」がしやすくなる。



レセプションに入れるプレイヤーというのが特殊技能になってしまった今のバレー。

レセプション人数が少なく守備範囲も広くなっている。ネットインもOKだし、ボールも変化しやすい。

その中で昔のような「レシーブ(&ディグ)世界一」を真鍋監督が目指すのならば、まずやるべきことがあるんじゃないの?

なんてことを思ったりしたのでした。



本日の名言







さて、今晩はワールドグランプリの前哨戦。トリノ国際大会。

戯言さんのお世話になろーっと。

ついったー実況するぞ!


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第102回

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Ⅲ 堺ブレイザーズトライアウト

Ⅳ 中田久美の思い出のシーン:1983年アジア選手権 日本対中国戦












竹下陽平を再評価

竹下陽平はモータースポーツの自動車技術系番組のレポートを見た頃から、全く評価しないアナウンサーでした。

取材対象に全く興味が感じられずに、解説者の解説を聞いても生返事。



興味があれば予備知識を持って取材に行くだろうし、そこで何かひとつ疑問が解決したならば、さらに何か疑問が湧いてくるはず。

あるいは何かの具体例がその件に関係しているのではないかという確認の質問が出てくるとか。

その番組の視聴ターゲットの知的好奇心を満足させられないのならば、綺麗目のおねーちゃんに原稿棒読みで取材させたほうがまだマシ。

昔で言うなら平子理沙とか。

有賀さつきほど化けてくれなくてもいいから、佐藤里佳とか岡田美里のように番組進行を仕切ってくれるようになればOK。

しかしF1実況でも生返事の「はぁ」は健在。解説の話を「掘り下げる」ことをしてくれなかったんだよなぁ。



フジテレビ系列のバレーボール実況アナウンサーとしても、私はワースト3に入れていた竹下陽平。

不動の1位はテレビ静岡の鈴木敏弘。かなり距離を置いて竹下陽平は三宅正治(ポエム三宅)と共に2位・3位を構成する。



三宅アナは自身もバレー好きで丁寧に取材を重ねているのがよくわかるのだけれども、ポエムがとにかく嫌。

バレーボールを感情で見るのは、日頃はバレーボールを見ない層でも簡単にできること。

そうした層に感動を震わす元が、バレーボールが知的作業と技術の積み重ねなどで構成されている事を伝えていくのが実況アナウンサーと解説者の役目。

それによって視聴者は「バレーボールの何が面白いか」ということを自分の口で語り始める。

言語化された意識っていうのは強いよ。「バレーボールの○○が面白いから、今度もまたバレーを見る」につながっていく。



バレーボールを見るファンにおじさん・おばさん層が多いのは、日本が強かった頃のバレーボールを知っているからという事もあるけれども、松倉悦郎実況・松平康隆解説などでバレーボールそのものを面白がって見られる目を育てられた部分もあるのではないか。

「最近は通なお客さんも多くて、今『Bクイック使え!』っておっしゃっていたお客さんがいましたけれども、そういう攻撃もいいでしょうね」と松平のおっちゃん(今はじいちゃん)が言った時、やっぱりその流れの中でなぜBクイックが効いてくるのかを考えたし、他に何か有効な攻撃が無いか考えたりしたもの。

それにバレーボールの応援とはどのようにやるか…という一例を見ることにもなる。



そうして育ったバレーファンは、好きな選手がいなくなっても、バレーボール中継が芸能エンターテイメントのおまけになった時代になってもバレーボールを見続ける。

2003年頃から初めてバレーボールを見るようになったファンたち。バレー情報を自分から追いかけたりしない地上派しか見ない層では今どのくらい残っているんだろうね。



ちなみにフジテレビ系列のバレーボール実況アナウンサーとして好きなのは佐野瑞樹(めちゃイケの人)だったりする。

バラエティのイメージが強いけれども、佐野アナの実況スタイルはある意味古臭い。でもこれが新鮮だったりするんだよなぁ。

春高で一度見て、気持ちよくTV観戦できたので好きになった。



森昭一郎アナも贔屓目。

私の場合も「泣いちゃったアナウンサー」としてインプットされたのだけれども、アナウンサーとしての本分をきちんと全うしようとしている上での抑えきれない涙だったので、ああいうのは良いよね。

徳光和夫の売り物の安っぽい涙とは違う。



フジテレビ系バレーボール実況アナ ワースト3に入れている竹下陽平ですが、今回のバボチャンネルはなかなか良かった。

中田久美とイタリアやブラジル、全日本女子のスターティングオーダーを考えていくコーナーで、中田久美に話をさせながらも、邪魔にならない程度に自分の意見を出したりしていた。

日本国内リーグは2シーズン全く見ていない中田久美のために、全日本選出間もない選手のプレイスタイルなどをフォローしたり。



昔、森脇基恭を前にした竹下陽平にモータースポーツへの愛情は感じられなかったけれども、今回のバボチャンネルで中田久美を前にした竹下陽平にはバレーボールへの愛情が感じられた。



次は実況だな。

変に「盛り上げよう」なんていう作為は必要ないんだよ。

バレーボールが面白ければ、いろいろ疑問も湧いてくるはず。そうしたことをストレートに解説者にぶつけていけば、視聴者も「うんうんなるほど」と知識を得て、バレーボールがどんどん好きになる。

視聴者も「考える」脳みそは持っているんだよ。そこを刺激してあげられるような実況ができれば、バレーファンもどんどん成長すると思うんだ。

何かを押し付けても拒否反応が出るか、思考停止状態の一過性の「ファン」が喜ぶ程度。



くれぐれもTBSの土井敏之のように、「盛り上げるためのコメントを解説者から引き出そう」というようなフリはやめてね。

しかも土井アナウンサー、自分で振っておいて、勝負どころでもないのにボールに触れるプレイヤーの名前をかぶせてきたりするし。

サッカーなんか滅多に見ない私でも、今は点数が動かないなとわかる膠着状態なのに、スポーツアナウンサーやっていてその辺の感覚が磨かれていないっていうのが不思議だったサッカーワールドカップでした。





最後、土井アナの悪口になってしまったんだブー。

竹下陽平の今後のバレーボール実況、期待を持って見守りたいと思います。







この番組、面白かったのでもう一回続けます。

土曜深夜にやっていたTBSの世界選手権特番はつまらなかったので触れません。


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バボチャンネル/フジテレビONE 2010年7月22日放送分

第102回

出演:中田久美・竹下陽平(フジテレビアナウンサー)



Ⅰ 全日本女子ワールドグランプリ直前レポート他

Ⅱ 全日本男子芦別合宿

Ⅲ 堺ブレイザーズトライアウト

Ⅳ 中田久美の思い出のシーン:1983年アジア選手権 日本対中国戦












今のバボチャンネルは難しすぎるのか

番組プロデューサーが、寄せられたFAXに「内容が難しすぎる」というものが多かったとついっとしているけれども、おそらくワールドグランプリでの全日本女子のオーダーを考えているコーナーのやりとりについてこれなかったのだろうなと考えています。



まぁ難しいか難しくないかで言うと、内容的には試合の観戦後に酒を飲みながら私も観戦仲間などと毎度やっているような内容で、T.w氏がついっとしている普通のバレーファンが、うだうだバレーボール話をしている感覚というのは確かに言えています。

参考:上尾HG その2 〜夢のような一夜 〜

参考:もしもJTマーヴェラス ー Vプレミアオールスター戦があったら?〜選手を選ぼう!〜



バレーボールの面白い所のひとつは、チームのメンバー構成によってそのチームの性格や表情が変わるところ。

そしてオーダーにもさまざまな役割を期待した上で選手を配置していくことになる。

出場選手情報からオーダーを予想したりすることもできる。

参考:モントルー狂想曲 全日本女子vs.USA



「難しい」と言っていた方々って、今までいかに「バレーボール」を見ずに「バレー選手」しか見てこなかったのかってことがよくわかります。

加えて言うなら「バレー選手」の特徴や技術を見ていればそれでも楽しめるのに、今回の番組を楽しめなかったのならば、今までいったい何を見てきたのか。

FAX投稿する似顔絵を描くだけのために、選手の顔だけをずっと見てきたのかな?

特定の選手が好きなら、プレイのモノマネができるくらい選手の体の動かし方を追ったりすれば、いろいろ見えてくることもあるんだけどな。



まぁちょっと入りにくい用語もあるにはありました。

ローテーションを示す「S1」だとか「S4」だとかの用語や、中田久美が江上由美に上げていたという「1Aの攻撃」などの用語。

でもこのあたりの用語は " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアを読めばすぐにわかります。

" target="_blank">バレーペディアを手に入れていつでも読めるようにしていないのは、今現在バレーボールファンを自認する人としてどうなの?ってな問題です。

オーバーパスができないバレーボール選手と同じくらい、基本的な努力不足でしょう。



T.wさんがついっとしているように、試合のポイントやプレイを解説者の視点で語ってくれるようになれば、バレーボール番組でようやく「技術」の要素も盛り込まれるようになる。

「日本バレーボール楽会」に参加したり、#vabotterとしてついったーで話したりするほとんどのみなさんは、今いきなりそこまで番組を持っていっても面白がれるし、いつかそうした放送が普通になることを待ち望んでいる。

でも「バレー選手ファン」が、意識を持って「バレーボールファン」になってくれないと、今までのジリ貧の状況から何も変わらないのだよなぁ。



そうだ。番組プロデューサーも「バレーボールファン」がどこまでの放送内容についていけるか探るために「バレーボール楽会」に参加すればよくね?

あと「バレーボール楽会」をUst放送してみるとか、今後考えても面白いかもなぁ。



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この放送に関して、まだ書きたいことがあるので続く。


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バレーボールネーション/フジテレビ 2010年7月18日放送分

番組MCの徳井義実が全日本女子合宿を見に行く回

出演:徳井義実・川合俊一・中田久美・平井理央(フジテレビアナウンサー)



Ⅲ 全日本男子特集

芦別合宿レポート

ナレーション:今年、植田監督が掲げたテーマは「徹底的なフィジカルの強化」



自体重トレーニングをあれほど言っていた植田監督。しかしウェイトを取り入れたトレーニングシーンが増えているところが注目点。

こだわってきたBMI(体重÷身長÷身長の数値)が北京オリンピック出場に大きな役割を果たしたと分析していた植田監督( " target="_blank">植田辰哉『徹底マネジメント』)だが、このようにトレーニングメニューを少し変えてきた意図を少し掘り下げてみてほしかった。



坂ダッシュの映像は室内の映像ばかりになりがちなバレーボールの番組内で、どうしても入れたくなるよなぁ。



全日本男子宇佐美大輔のレポート



宇佐美はいい機会だから、ついでに歯並びも矯正しろ!



テロップ:この坂を乗り越える



「苦しさを共有して乗り越える」というような、こういう言葉でまとめてしまうのはどうなのかな?

ボール練習シーンを見ないと不安になるファンとかも多いだろうし、別に不安にはならない私でも「精神論のためにフィジカルトレーニングに特化してるの?」とか言いたくなってしまう。

オリンピックに向けた4年間のサイクルを長期スケジュールと言うならば、その中の世界選手権やアジア大会に向けた今期のスケジュールが中期スケジュール。

その中でこの合宿がどういう位置付けを持って行われているのか…という点はこの合宿に限らず必ず触れたほうが良いと感じる。



スタジオトーク

テロップに引っ張られるように、徳井「あんなに追い込まれたら、監督のことが嫌いになったり鬼に見てたりしないのですか?」

そういう時の選手心理を中田・川合が話す。



川合が数年前のこのトレーニングの時の全日本男子が崩壊しかかった時のことを話す。これはGOOD。

トレーニングの効果を実感した瞬間がチームとしてのひとつの転機になった…というのは重要。

ただ、トレーニング効果が出て勝った大会はアジア大会ではなくてアジア選手権。



効果があった時のメンバーも残っているから「監督を信じて続けられる」(徳井)のまとめはNo GOOD。

男子バレーボール選手は、合理的判断があるからこそどのようなトレーニングも継続できる…という方向に持っていかないと。

俺は合理的じゃないと思うから、いくら言われてもうさぎ跳びをきちんとやらなかったし、だからこそ同期の奴らが膝の軟骨が飛び出したりしている中で比較的軽い症状で済んだ。

「信じる」とか「ついていく」というような単語は、少なくとも現時点では男子バレーボールを取り上げる番組では使って欲しくない。

それは『思考停止』と同義語。



成長期の選手を預かる中学生や高校生の指導者が、これを見ても根性論に走らないという確信は、東京女子の有名な現役高校指導者を見ている限り絶対に持てない。





Ⅳ 二見梓(大和南高校)特集

二見「全然決まらない。キャプテンじゃないです。こんなの」



ちょっと思ったのは、「キャプテン」というものをどのように考えているのかという事。

二見本人、二見をキャプテンに指名した人、チームメイト、コメントを取った取材者、見ている人。



キャプテンというのはチームが置かれている状況によっていろいろなタイプが考えられるけれども、キャプテンという役割に求められているのは「試合で本人が大活躍すること」ではないという事は共通している。

一つだけ言えるのは、「本物のエース」だったらば、決してキャプテンには指名されていないということ。



『キャプテン』という括りの中で紹介された映像で、負けて「自分の力を発揮できなくて…」と泣いている時点で、キャプテンの役割を理解して行動しようとしていなかっただろうって思ったりしたのでした。

これは本人の考え方のズレか。チームの考え方のズレか。クリップ制作者の考え方のズレか。





Ⅴ 柏エンゼルクロスの特集

テロップ・ナレーション:チームに所属するための2つの約束「介護の仕事に従事」「チーム在籍期間3年」



国内女子バレーファンには有名なこのチームの取り組み。

このチームに所属した3年間で介護福祉士の受験資格条件である現場勤務経験も積む…というシステム。



番組に取り上げられている表の部分だけではなく、3年継続できずに去っていく選手もいるという裏の部分もあるにはあるのだけれども、バレーボール競技者にバレーボールをしながら次のステップへの挑戦の基礎を学ぶ場を提供しているという点で、素晴らしい取り組みだと私は考えています。



残念だったのが、男子の川合俊一はともかく、中田久美が柏エンゼルクロスのこうした取り組みを知らなかったこと。

全日本選手の基盤となるVプレミアリーグ機構を構成する数少ないチームのひとつだぜ。

結局、全日本だけを見てあれこれ言っているだけで、その足元を見ていませんでした…ということを露呈してしまった。



競技バレーボールをシニアになっても継続していくことの難しさ。

社会状況とバレーボールを取り巻く環境の変化。



こうしたことを「企業プロ」から「全日本選手」を経由して、「モデル」をやらないか。「タレント」をやらないか。さらには「日本の女子バレーのために」ということで「指導者」としてイタリア行き。

用意されたレールの上を歩いているだけだから、見るべきものが全く見えてこなかったのではないかと感じてガッカリする。



バレーボール界の「外」の空気を吸ってきて、「タレント」として比較的自由にいろいろな分野の人と接点を持てる立場にいたのだからこそ、そういう視点をしっかり持ってバレーボール界に戻ってきて欲しいところなのだけれども。

国内のバレーボール環境は、バレーボール馬鹿たちの損得を考えない情熱によって、ギリギリのところで支えられているんだ。



コーナーとしては良いコーナー。

国内バレーボール界を支えるさまざまな情熱。選手の選手生活後を考えた取り組みなどをどんどん取り上げていって欲しいものです。





Ⅵ 堺ブレイザーズのトライアウト



トライアウトもクラブ系チームでは少し前から行われているのに、やはり知らない川合俊一。



しかし1000円でVリーガーと合同練習ができるって考えるのならば、イベントとしても楽しいよね。

クラブ系チームには、これを発展させて、「子供たちに向けたバレーボール教室」という発想からそろそろ脱却してもらって、「大人が参加できるガチなバレーボールイベント」として、「商売」を考えて欲しいね。

ほら、一緒に対人してくれた選手が試合に出場したりしたら、そりゃ応援にも力が入るぜ。

「連れてこられた子供」よりも「金払って参加した大人」のほうが、応援も熱くなること必至。

近場のチームが月1回くらい開催してくれるなら、毎回3000円くらいでも参加するけどなぁ。





Ⅶ ワールドグランプリの見所



各国がベテランを戻し始めていることを「世代交代がうまくいっていない」と判断する中田久美にまたガッカリ。

やはり固定メンバー思考なのかと。



大会の位置付けをしっかりとして、ベテラン選手を休養させつつ次世代の成長を促す時期と、戦えるベテランを戻して大会に勝ちに来る時期というのをしっかり定めているだけのことなのだが。

こうして戦力を徐々に厚くしていくということを強豪各チームは当たり前のこととしてやっているだけで、ベテランを戻しているのは、オリンピックと並んで重要度の高い世界選手権で「勝つ」ための体制にシフトしているだけのこと。



選手レベルならば目の前のことにだけ集中して「試合は全部勝つ」という意識の時期も必要だけれども、指導者としては長期サイクルを見据えた「大会の位置付け」と「大会の使い方」といった、「決戦」に勝つための、目先の勝ち負け以外の戦略的な視点も必要。

『戦略』『システム』。日本人の弱い部分がモロに出ているよなぁと強く感じたのでした。





トクイッターや徳井のダメ出しなどは省略。







地上派深夜番組としてはもうちょっと内容はライトでもいいのかな…などと感じつつ、ついつい欲を出して見てしまった。

地上派:「バレーボールネーション」

CS(フジテレビONE):「バボチャンネル」


ということで、「ネーション」が「バボチャンネル」への入り口という位置付けにして、「バボチャンネル」に視聴者を誘導していくような形ができてくるといいなぁ。

ライトなファン向けと一般ファン向け。そしてNEXTでバレーマニア向け番組のスタートだ!



" target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアの発売以降、バレーボールファン向けの攻めの番組は作りやすくなっていると思うのです。
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