えーっと、古藤千鶴がスプリングスですか。
こりゃ面白い。
http://www.pfu.fujitsu.com/volleyball/news/2009/090622.html
スプリングスの発表は今月末だな。

スプリングスにはできれば元広報部長兼総監督にもご復帰いただいて、先野・大村を灰になるまでこきつかっていただきたいものです。
えーっと、灰になった後のおーむらかなこは責任持って面倒を見てもいいです。

ついでに足立留美には健祥会に移籍していただいて、雅美の姉として全国に名を知られる谷口由美恵とレフト対角を組んでいただきたいと願っております。
萩生田弘美の無茶振りトスにヒーヒー言う両エースの奮闘が見たい。
えーっと、灰になった後の足立留美は責任持って面倒見てもいいです。

あと期待しているのはリヴァーレバンブー化計画。
菅原のじーさんは『総』監督なのよ。
石原のおっちゃん、センター引き連れて茨城に行かないかな?
内藤カナさんと金子美里と池浦文香と平井真栄を連れて行けばサイドは揃っている。
Vチャレンジ全勝も可能。

石川友紀は是非プレミアで。
灰になったら責任をもって…

石田瑞穂もプレミア希望。
デンソー・カモメさん・パイオニアあたりだと即戦力になれそうでいいね。

それにしても青猫さんチームの今の面白さの50%以上を形成していた古藤が抜けて、今後はどのような面白バレーを追及していくのでしょう。
サマーリーグ、東部女子はVプレミアのチームが1チームだけとなってしまいましたが、できるだけ見に行きたいと思います。

参加6チームで3セットマッチだと2日あれば余裕で総当り戦ができますね。
学校バレー感覚だと1日で総当りも可能だけど、どうするんでしょう?
5セットマッチで2日かけて総当り戦を希望。

なんだか自動的にアクアの応援優先順位が上がってきています。

今回サマーには参加しない日立佐和リヴァーレ。
ミカマネージャー、国体予選ではセッターやれ。
灰になったら責任取るよ。

それにしてもバレー界も企業スポーツながら、選手の移籍が当然のようになってきましたね。
移籍というか、退社&入社という回りくどい言い方ですが。まぁ実質的には移籍です。

バレーボールはチームスポーツですので、チームカラーやチーム戦術にマッチしてこその選手です。
選手もそのあたりを考えて、自らのキャリアを考えながら自分の意志で動くようになってきました。
この状況はウェルカム。数年前にはなかなか考えられなかった状況です。
春高での人気や実績で上位チームに入って、スターシステムで全日本入り…なんていうシステムはぶっ壊していいのだ。

基本は女子ですが、男子バレーも女子バレーもタイトルに関係無く一緒くたに語る当ブログ。
あなた、記事を読み飛ばしたりしていませんか?


今回のワールドリーグの扱いはTBS。

06年の世界選手権では竹下佳恵MVPを作り上げ、07年・08年のワールドグランプリではフジの悪い部分ばかりを真似たやり方でヒートアップ。視聴率はそれに反比例してついに1桁に。

でも、今年は男子を取り上げることで冷静さを取り戻したようです。

放送時間枠内で、試合カットを前提とした録画中継。
今のバレーボール界の身の丈にあった放送形態だと思いますし、地上波でバレーボールが見られるというだけでありがたい話です。
逆に秋までの大会で地上波ゴールデンで試合中継をされてしまうほうが、勝つことを強いられてしまってチーム練成上迷惑な話です。
あと希望を言えば、衛星放送でノーカット録画中継をしてもらえたらパーフェクト。

この試合の中継は第1セット途中から衛星深夜の再放送で見ました。
放送の内容、良かったのではないでしょうか。
特に「前衛が○○、××、△△となりましたが」とか「高さが無いローテ」とか、ローテーションを意識させるようなフレーズが実況の口から出ていた点が試合の局面を理解させやすくしていてわかりやすかったのでした。

他のブログで書かれていましたが、本当はVプレミアのライブスコアに出てくるようなローテーション表がリアルタイムで画面表示されていたりするとマッチアップの関係なども明確でより面白くなると思います。

ロシア7番カザコフに対し、今はセンター松本が前衛。これは苦しい。
あと1個ローテが回れば山村が前衛に上がる。これでなんとかなる…
というようなことを確認しながら試合を見られるような形。

ただこれをやるには予算の都合もあると思うので、贅沢は言いません。
画面スペースの都合もあると思うので、本番の大きな大会ではTV生中継&インターネットライブスコアという形で発展していくのもありです。

今は実況が時々ローテ状況に触れてくれている程度ですが、それだけでも解説者(この日はガイチ)が今のローテーションで意識する点に触れるきっかけになっていて、バレー中継を見ているうちに視聴者がバレーを考えて見るためのきっかけになっています。

見る目が肥えれば、プレイヤーへの要求の質も高まる。
バレーファンが簡単にできる日本バレー界の強化策が、バレーボールをより考える事です。

そういえばガイチ、アメリカを海外拠点にするとバボチャンネルで言っていましたね。
ブログも再開するとの事。
アメリカはカーチ・キライが女子代表のスタッフに入っていますね。
世界のバレースタイルを変えたバレー史上の重要人物ですので、是非親交を深めて盗めるものを盗んできてほしいものです。


前回のエントリーの『運営』のテーマにもかぶってくる話ですが、試合にTV局が絡んでくると試合会場も大きく雰囲気が変わります。
オレンジコートもそうですが、大きな大会ではDJの存在も大きい。

06年ワールドリーグ 対ポーランド(TBS)
07年ワールドリーグ 対フランス(フジ)
と、ワールドリーグの試合は2回会場で観戦してきました。

自分はDJを起用することそのものを否定はいたしません。
運営をサポートし、バレー観戦に不慣れな観客にバレーを好きになってもらえるなら積極的に活用するべきだと考えています。

その2戦のDJの比較では『VSUとチアと協力して盛り上げようとするフジ』に対し『自然発生的な盛り上がりを北朝鮮的コールで潰そうとするTBS』という印象を持っていました。

全日本の試合は基本テレビで。という方針を決定付けたTBS。
今回もDJが応援練習を始めた時に、「またやるのかTBS。絶対に乗ってやるものか」と思っていたのですが、今回は試合中の応援のリードはVSUに任せていました。

これなら盛り上がりに協力できると、第1セットの清水のサービスエースで大声を出しはじめる。

清水のサーブが効いているということはブロックを絞り込めるということ。
ブロックで最も期待の前衛センターは松本。
「松本!ブロック頼むぞ!」と叫んだ直後に松本のブロック炸裂。
こういうのが応援していて一番気持ちがいい瞬間。

他にもロシアのレシーバーがボールを繋いだ場面で、会場が決まったと思って喜びかけて、選手たちもつられて緩みかけた時に「まだだ!まだまだ!来るぞ!シメろ!」と叫んだり、「宇佐美!ボール低いぞ!」と叫んだり、一緒になって戦えました。

でも一番見たかった選手はロシアのハゲコフ。

宇佐美への声の時は、宇佐美がなじられていると感じたのか近くに座っていた女性からすぐに「宇佐美さーん!がんばって!」とアンサーコールも出ました。
まぁプレイヤーへの要求はその選手が期待のプレイをできると思っているから出るわけでして、その女性がそう受け取ってくれていたらいいのですが。
でもまだ、日本のバレーファンはそこまで成熟していません。

強引なコールへの誘導が無く、試合中は気持ち良く応援できたのですが、ひとつだけDJに希望があります。
それは国際ルールの変更について触れていなかった事。
特にリベロ2名制と登録14人制には最低限触れておくべきでした。

Vプレミアリーグでは自分の知る限り、このルール変更を開幕戦からVチャレンジマッチまで繰り返し試合前の場内アナウンスで告知していました。
Vプレミアリーグと全日本の試合は観客がリンクしているわけではありません。
全日本の試合のほうが圧倒的にライトなバレーファンが多いので、ルール変更の周知はあらためて徹底的に行うべきだったと思います。

今年の夏の全日本男子はTBS。
今年の夏の全日本女子はフジ。
今年の秋の本番は日本テレビ系列。

それぞれが『世界一を決める大会』と煽ることなく、大会の位置付けや全日本の試合の目的を踏まえた地に足が付いた中継を心がけてもらえれば、きっと場当たり的な総力戦も避けられて数年後に大きな見返りがあると考えています。
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この大会への興味はハゲコフと新しい全日本の他に、Vプレミアリーグと同じ会場で開催される大会での運営の差というものにもありました。

所沢市民体育館と聞いて、確認せずに当然のようにバレーシューズを持っていったのですが、必要がなかった。
これは大きな違い。
靴ってのは案外かさばるものです。

スリッパならそれほど荷物にはなりません。
でもバレーを見に行くのです。上履きが必要ならバレーシューズを履きたい。
必要が無いなら荷物は少しでも減らしたい。
なにせ埼玉の体育館のアリーナ席、私物を置いておくスペースなんか考えられていませんからね。

Vプレミアリーグ程度の動員数でも開場の時に入り口付近は靴を履き替えるお客さんで大混雑します。
同じ土曜日、3月7日のVプレミアリーグ所沢大会の観客数が1200人。
ワールドリーグは倍以上の4000人の観客が集まりました。
それでも開場にはまだ若干の空席がありました。

逆に返すとVプレミアリーグは今以上の観客が集まってしまうと運営スタイルからキャパオーバーになってしまうので、一般の観客を今以上増やしたくないのかな?なんて想像も働きます。

所沢に行ってきました その2 運営あれこれで触れた、1階席へのアクセスもVプレミアの時とは異なっていました。
Vプレミアの時は1階コートサイド席用の階段を両サイド1本ずつしか開放していなかったのに対し、今回は両エンド側にある階段も開放していました。
この階段も幅が狭く、上りの人と下りの人が交差するには充分な幅がないのですが、それでも動線が片サイドに3本あるため、移動しようとする人の行列ができるようなことはありませんでした。

ちなみにVプレミアの時よりも1階席の客の入りに大きな差があった。
やはりVプレミアは今以上観客が増えると都合が悪い。と考えているような運営だと感じる。
あるいは企業応援団だけを見た運営。

全日本の試合ともなれば1階エントランスを使うかな?とも思っていたのですが、これはVプレミアと同じく2階エントランスだけでした。
これくらいの集客数なら入場は1箇所にしたほうが運営上都合が良いようですね。
靴の履き替えも無いので入場はVプレミアよりもスムーズでした。

人の動線に対する配慮は喫煙所へのルートにも感じられます。

所沢は元々あった室内の喫煙所が廃止されたので、2階エントランス脇が喫煙所となっています。
Vプレミアでは靴を履き替えて一回表に出てからタバコを吸う形だったのですが、今回は「再入場できません」とイベント運営スタッフらしき黄色のジャンパーの人が入場前からしっかりと告知していたので、どこか館内に別の喫煙所を設置したのだと思っていました。

喫煙所を探してうろうろしている時に、ウォーキートーキーを持って動いている運営スタッフをつかまえました。
「すみません、今回喫煙所どこっスか?」
「喫煙所でしたら、入り口の脇になります」
「今回、再入場不可っスよねぇ」
「はい。なので入り口とは別の喫煙所用の動線を用意してあります」
「了解!あざース!」
とても明快。
まぁ普通の人はなかなか『動線』という単語を耳で聞いてもピンと来ないかもしれませんが、大勢の人を仕切る仕事の経験も長い自分にはわかりやすい単語。
スムーズに仕事を進めるにはまずきちんとした動線を作ることが大切。これは人の動きも作業手順も。
あ、ウォーキートーキーはトランシーバーの事ね。これも使い慣れている。
慣れていない人が使うと、送信ボタンを押すと同時にしゃべるんで、話の頭が切れるんだ。
それから誰を呼び出しているかわからなかったり、話が簡潔じゃなくてバッテリーの消耗が異常に早かったり。

でもまぁ、その前に少しケチがついたんですよね。
最初に階段のところでアリーナチケットを確認する係のどこかの高校女子バレー部員に「今回、喫煙所どこ?」と聞いたのでした。

うーん、プロのイベントスタッフが入っても、運営の指示が埼玉県協会を経由して協会召集のバレー部員へと伝達されていく段階でおかしくなっていく。

場内案内のスタッフがトイレ・喫煙・飲料売買の場所を把握しているのは当然の事でしょう。
社会経験のある大人ならその役割をするにあたって当然お客さんから質問が出るであろうこうした事をあらかじめ質問したり勝手にチェックしたりするのも当然の事。
自分がこの役割ならば、置いてある飲料のベンダーの会社と販売価格帯、それからお勧めのドリンクまで答えられるようにしておきます。
けれども使っているのは社会経験の無い学生です。
協会がスタッフとして学生を動員するなら、こうした事も一から教えておいてあげなくてはいけません。

話を戻します。
今回の所沢の喫煙所はVプレミアリーグではとどろきアリーナで行っているような喫煙所への専用ルートを作って喫煙所をフェンスで囲うものでした。
試合がストレートで終わったので、喫煙所を利用したのは試合前と試合後の2回だけでしたが、Vプレミアの時のようにチケットを見せたり靴を履き替える必要もないのでとても楽でした。

運営での最大の違いはコートがオレンジコートだということでしょう。




ほら。同じ体育館でもずいぶん印象が違う。

オレンジコートが『特別な舞台』感を盛り上げて、自らの価値を高めていくものだと思うのですよね。
そうすることで取材対象としてメディアにも取り上げられる機会が増えていく。
露出機会も増えれば宣伝広告の対象としても価値を認められるようになってくる。
何より選手自身に『特別な舞台』でゲームをしているという喜びが生まれる。

ほら、井野ちゃんがいたカンヌなんて練習コートもオレンジコート
やはり選手にもオレンジコートには特別な想い入れがあるんだよ。
井野ちゃんのキャラ、NECの体質に納まりきるかな?


最後に
今回は土曜日が仕事になる可能性もあったので当日券購入で行きました。
所沢は遠いので早めに家を出たのですが、まぁ比較的通い慣れた道。
途中でコンビニに立ち寄ったりしても当日券発売開始の1時間前に到着しました。

当日券発売所は黄色のジャンパーの人のトラメガでの案内とわかりやすい看板もあったのですぐにわかったのですが、列ができていなかったのでどこに並んだらいいかよくわかりませんでした。
時間があるので最前列に座り込んで、ポットで持ってきていたコーヒーを飲みながら待つ。
TBSの取材が来たら「木曜日の夜から並んでました」と言って大会盛り上がり感に一役買おうと思っていたのですが、取材は無し。
開幕戦だし、そういう取材は大事でしょう。TBS。

でも当日券発売開始時間になっても並んでいたのはたった3人でした。
うーん、Vチャレンジカップ(入れ替え戦)のほうがものすごい行列だったな。
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バレーの生観戦をする時に観戦場所というのはけっこう大切なポイントになります。

自分にとって特等席はエンドライン側となるのですが、実はこの場所、1階コートサイドよりも安くチケットが入手できます。



このエンドライン側はネットと平行に向き合うので、両チームのブロック戦術・セッターのトスワーク・トスの伸び・アタッカーのスパイクコースの選択などがとても見やすい。

最前列ではなくひな壇が用意されていて上段で見られる場合は、ブロック&レシーブの連携・サーブレシーブのフォーメーション・アタッカーのコンビネーションの連携もわかりやすくなります。

この位置が最も理想的。

バレーチームの偵察部隊やチームカメラは必ずこの位置に配置されますね。



ただ欠点もあります。

反対側コートで起きている状況を把握しにくかったり、サーブレシーブの長短がわかりにくかったり。

反対側コートの状況が把握しにくいという事は試合全体の流れの掴みにくさに繋がります。



コートエンドからの視野



どちらかのチームを熱心に応援、ということになると、試合の状況全般が把握しやすい2階コートサイドが一番適しているでしょう。

TV中継もこの位置からのカメラがメインで回っていますので、バレー生観戦に慣れていない方でも試合を見やすい。

そして実はこの席が一番安い。

注意しなくてはいけないのは、この位置でばかり見ていると「今日の敗因はサーブレシーブ」と思い込んでしまいがちになること。

意識していないとトスワークやブロック戦術が把握しにくいのです。

相手はサーブで攻め込んできます。そこからどうするのかということを考えていくからバレーボールは面白いのだ。



1階コートサイドベンチ裏というのもスタッフの声や動きが伝わってきて、別の面白さがあったりします。

ただ、試合全般の状況は2階や1階上段よりも把握しにくい。

最近ではこの試合がこの位置からの観戦レポート。



体育館の規模や設計により距離感や目線の高さが異なってきますが、テーマを持って座席のセレクトをしてみるのもバレー観戦の楽しみのひとつです。



なんでこんな事を書いてみたかと言うと、所沢にタレントを追いかけてきたらしい女性の集団が観戦ポイントの事で「わからない」と言いながら騒いでいたため。

そういえば試合前に誰かが歌を歌っていました。



結局彼女たちは主審側の2階コートサイドをセレクトしたようです。通称「エキストラ席」。

その基準はやはり「一番テレビに映りやすいらしいよ」というもの。

もちろん、そういうのもあり。

試合展開や内容に関係なく盛り上がれる方々がエキストラ席に座ってくれると、中継を担当するTV局にとっても都合が良いのだ。

少しバレーが好きになったら、主審の判定を正面で見られる逆サイドに回ってみてね。



そういえばモータースポーツなどでは『○○サーキット観戦ガイド』なんていう特集がよく組まれて、観戦の時に用意しておいたほうが良いモノや各観戦ポイントで見通せるコーナーとそこで期待できる展開などが読めたりしたものですが、バレー雑誌でもそういう特集はあったりするのでしょうか。



まぁ『月刊バレーボール』にやらせると

<用意するもの>

・選手への差し入れ

・サイン色紙

なんてことを平気で書きそうなので、やらなくてもいいか。





所沢のこの日はコートエンド前側での観戦となりました。

従って数字は悪かったようですがサーブレシーブで崩されまくったから負けた…という印象はあまり感じません。

確かに崩された様子がエンドからでもわかる場面が何度もありましたが、全日本男子はそこからまずまずの攻撃バリエーションを見せていました。



試合全般を通して崩された場面での清水のスパイク、福澤のバックアタックも良かった。

ただ、前衛レフトが働いた印象が全くなかったのが問題です。

今回福澤はバックアタックでは働きが見えましたが、前衛レフトでは物足りない。

北島・米山は全く印象に残りませんでした。



清水はブロックが1枚になると勝負に行って逆にブロックを喰らうパターンが確か第1セットからあったと思います。

まぁ今回のチーム構成なら清水がエースなのでブロックと真っ向勝負するのも良いでしょう。

「ブロック1枚ならブロッカーを吹っ飛ばせる」とか「ブロック1枚ならブロッカーの腕をへし折れる」なんていうのは試合に勝つための理屈では間違っていますがエースとしては正しいハートです。

エースっていうのは理屈を超越したところで生きる存在。

でもブロック1枚にドンピシャ喰らうのはせめて1セット1本までにしてくれ!

そして他の選手たちは全力でフォロー!

複数のブロックに付かれたような状況では大学時代から比較するとかなり安心して見ていられるようになりました。



福澤は跳ぶ跳ぶと聞いていただけに、スタメンのこの日は跳びっぷりを堪能しようとしていましたが、少しがっかりしました。

自分の跳ぶプレイヤーのジャンプのイメージというのは、堺ブレイザーズの木内学だとか、豊田合成トレフェルサの松永理生だとか、空中でブロッカーが落ち始めてもなかなか落ちてこないような感じ。

そこまでのゾクッとするジャンプが見られなかったので、試合後観戦仲間に聞いてみたところ「今日は以前生で見た時よりも跳べてなかった」との事。

バックからの攻撃は宇佐美のトスワークもあってほぼノーマークで打ち込めていたのですが、前衛での働きはやはり印象に残らない。

休養の石島・越川の控えではなく、3人で柱になるべく北京に連れていかれたプレイヤーだと思うので、もう少し活躍してほしかったのでした。



*補足

BS-TBSで深夜この試合の再放送をしていたのでTV中継を見ました。

福澤はけっこう前衛でも仕事ができていましたね。

このあたりが観戦ポイントによる試合の印象の違いとなります。



崩された状況からの攻撃では、清水・福澤に加えて第2セットで繰り出した山村宏太のBクイックが印象的でした。

ラリー中、崩れた場面で出せたクイックはとても効果があります。

第2セットの追撃ムードはこの1本が大きかった。

Bクイックのスピードは充分。ただ、ボールが1個半低いんだよなぁ。

コータは苦しい姿勢ながらよく打ち込みました。



第1セットからセンター松本がキレのある攻撃を見せていて、「松本いいねぇ。休養充分じゃん!」と笑う。

ミドルブロッカーとしては小型ですが、キレのある攻撃を何度か見せていました。

宇佐美は松本を使いやすい印象。



宇佐美は以前と比べるとずいぶん意識してセンターを使うようになってきましたね。

第1セットはコータが沈黙していましたが、それが逆に1セット目と2セット目の組み立ての差として良い効果を見せていたと思います。

第2セットはセンターを使えたからロシアに追いついたという見方もできるかと思いますが、セットごとの組み立ての差を作れたからこそ相手に対応を強いてその間に追いつけたという見方をしたいと思います。



第3セットはハゲコフのサーブポイントから立ち上がりの大量ビハインドとなりました。



*補足

BS-TBSの中継、深夜のBS再放送にもかかわらず、第3セット序盤は大幅にカットされていました。

こんな辺鄙な時間帯に1週間前のスポーツ中継をBSで見るのは余程のバレー好きです。

深夜のBS放送ごときで再編集に予算を割けないのかもしれませんが、地上波でやりきれないこと(ノーカット試合中継)を衛星でやるというような工夫をしてもらえると嬉しい。

あと、怖いドラマのCMは苦手です。



差がついてそのままズルズル行くかなと思いましたが、セッターを阿部に変えて中盤までに差を少し詰めていけたのは良かったところでした。

宇佐美&朝長時代と比較するとトスワークの明確な差を感じるというわけではありませんが、なにせ高さが違います。

これがリズムの差になってチームに変化を生み出す…というような使い分けができるといいですね。



レフト米山→前田という交替もセットを取りに行くという視点では納得ですが、国際試合での経験を積ませるという視点では米山をセットを通じて起用してみてもよかったかもしれません。

宇佐美がコートに戻ったところで清水にしか上げるところがなくなってしまった感じ。

これは宇佐美のトスワークというよりもレフトの力不足が最大の理由。

今後レフトが強化されればロシアにもう一段高いギアを入れさせることもできるようになるだろうと思います。



最後におまけ。

第1セット、ハゲコフのサーブからのラリー。



サーブレシーブで崩されてもバレーはできるのよ。

ロシアの得点となりましたが、きちんと二段から相手を崩していけばチャンスは生まれます。

ロシアもディフェンスなかなかやります。
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Vリーグメールマガジンより。

『Vリーグへの一言メッセージ』を募集いたします。

テーマは、
1.2008/09V・プレミアリーグ/チャレンジリーグを観戦しての感想やエピソード
2.選手やチームへの応援メッセージ
3.今後のVリーグに期待すること

などについて、30文字程度の言葉で送ってください。


これ以上廃部チームを出さないように、少しはアクションを起こしてください。(36文字)
20%オーバーでは『程度』を超えてしまいます。
字数制限は日本のバレーボール界の中枢にいる方々が自分を沈黙させるための作戦なのは相変わらずです。
でも、ここでは黙らない。

楽しく考える男子バレーというブログで記事を楽しんでいただいた感想のエントリーをいただきました。
『考える』。バレーにとって最も大切な事だと当ブログも主張しております。
多くの方にアクセスしていただきまして恐縮です。
前後のエントリーを楽しませていただきましたが、「パナ+」バレーか。
こういう表現はVプレミア男子を見ていないとできないですね。

本題に入る前に簡単にアンサーを。

>>1対1で10センチ差はあまり関係ないし、15センチ差なら苦しいけれども頑張ればなんとかなる範囲。

>これも真実なら嬉しいのですが、微妙です。
>スパイカーがブロッカーより15センチ小さくてもなんとかなると思いますが、逆の場合、スパイカーの能力が高いと難しいですよね。
>高さの差が出るのは、スパイクよりブロックというのは、当然なのでしょうけれど。

スパイクに限定すれば、これは真実だと胸を張って言えます。
15センチぐらい高い3枚ブロックに常にマークされている展開で「あいつ(自分)を何とかしろ!」と怒りまくる監督の声がタイムアウトのたびに相手ベンチから響いてきた経験があります。
試合は負けましたが自分が負けた気は全くしなかったものです。
おそらく相手チームの選手たちは試合後ワンマンを喰らったことでしょう。

ただ強気の言い切りができなかったのは、書かれているとおりブロックでそう言えるだけの確信が自分の経験上無いため。
ただ、自分がメインで見ている女子バレーの世界でも、170センチ級のブロックが良い選手を例に挙げられます。
成田郁久美とか仁木希とか高橋翠とか。仁木は名字が変わったんだったかな?
国内女子の大型は185センチ級ですが、彼女たちならば国内ではブロックで充分に機能しています。
ネットから肘くらいまで手を突き出せれば「15センチ差は何とかできる」と思い込むことは基本姿勢として持っておきたいものです。

日本の195センチ級は210センチのヴォルコフをなんとかできる。
205のコータなら217センチのカザコフをなんとかできる。
あとはいかにして1対1以上の局面を作っていくか。
そうやって考えていくことで勝機は見えてくるのではないでしょうか。


で、ディフェンスの話の流れから土曜日のロシア戦の全日本のブロック&レシーブの話に入りたいと思います。

ロシアのサイドアタッカーが空中で自然なフォームからコースを見極めてスパイクを打っていた話は雑感1で触れました。
第1セットこそ日本のミドルブロッカーがサイドへのブロックに遅れて2枚が割れる場面が目立ちましたが、徐々に2枚が揃いはじめ、3枚ブロックも出始めたのでした。
このあたりは全日本の良かった部分であり、ストレート負けながら試合を楽しめた部分でした。

立ち上がりでミドルブロッカーが遅れがちだったのは、やはりでかい相手センターへの警戒からマークのリリースがわずかに遅れていたからでしょう。
しかし、サーブで崩しても繰り出してくるロシアのセンタークイックですが、センター単独の攻撃では日本のミドルブロッカーは序盤からよくワンタッチが取れていたと思います。

ワンタッチが取れていることで日本はセンターのリリースを早めに行い、サイド攻撃に対してしっかりとブロックを揃える方向で修正を行う。
ロシアはセンターのクイックに連動したバックセンター付近のパイプを中央突破の手段として選択しはじめる。
といった流れだったのではないかと感じました。

自分が観戦していた場所は低い位置だったので、コート内全体のフォーメーションは見にくかったのですが、強打に対するブロック&レシーブの連携はポジショニング的には悪くなかったのではないかと感じました。
残念だったのはせっかくワンタッチを取りながら、ワンタッチで上に跳ねたようなボールを繋げなかったりしっかりセッターに返せなかったりする場面が何度か見られたところ。
強打に対する警戒が強すぎて、ルーズボールの対応が終始硬かった印象が残りました。
こういうボールを確実にもらってカウンターを成功させる事が勝利への道。
特にバックセンターを守るレシーバーの硬軟の切り替えの遅さが目立ったのが残念でした。

一番好みのレフト側サイドラインの延長線上の位置で観戦していたので、第2セットはハゲコフに対し2枚・3枚ブロックが付いた状況でストレートを守るバックレフトレシーバーに感情移入しやすかったのですが、強打を警戒する硬さは強打にも反応を遅らせていたように感じます。
ハゲコフは決してパワーで押してきたわけではないので、半歩反応できれば繋がったボールが第2セットだけで2本ありました。
こういうのももったいない。

センターへはワンタッチで対応、サイドへはコース限定で対応と、日本のブロックはここまではよかった。
サイドからのクロス攻撃に対しては満足してよいレシーブができていたと思います。
福澤の上半身に当たった1本が繋がったのは会場が沸きました。

逆にブロックでは全く対応できていなかったのが前衛センターに連動したバックセンターからの攻撃。

試合を見ながら『岡谷のチェーンブロック』だとか『スタックブロック』だとかのキーワードが頭に浮かびますが、確信には至りません。
どこぞのネイルサロンと提携してボールの威力に負けない20センチくらいの付け爪を開発するとか、指を20センチ長く見せる指サックを開発するとか、シークレットバレーシューズを採用するとか、ドクター中松にバレーシューズを開発させるとか…
邪道っぽい手はすぐに浮かぶのですが。

まぁ、意識的な攻撃サーブでスパイクの連携を分断するというのが最も正当っぽい手でしょうか。
加えて相手セッターの性格分析と試合データ分析からセッターの意図を読み、監督の判断の下でどちらかにヤマを張って即時対応。
サーブで相手スパイクを分断というのは石島・越川を欠く今回のサーバーラインナップではちょっと苦しかったかもしれません。
でも、トミーのヌメヌメサーブがあったはず。

そういえば冨松のワンポイントブロッカー起用は他のブログでも疑問視されていますね。
高さこそ無いけれどもブロックはいい宇佐美に高さで相手アタッカーにプレッシャーをかける意図の無いワンポイントブロッカー起用は当ブログでも疑問を呈します。


今回は全日本のブロック&レシーブについての雑感を書きました。
ちなみにサーブはブロック&レシーブ成功のための起点という扱いにしてみました。

次回はファーストサイドアウト成功のための起点としてのサーブレシーブと、攻撃面について書いてみようと考えています。
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昨年は全日本男子の試合を生では見なかったので、試合を見たのは一昨年のワールドリーグ東京体育館でのフランス戦以来。
ちなみにこのフランス戦は勝ちました。

今は時期も時期だし相手はロシアだし、勝った負けたで騒ぐのも筋違い。
テーマをはっきり持って試合に臨み、その達成度から今後の努力目標を定めていくことが大事。
特に全日本での経験値が少ない選手は、自分の何が国際大会で通用する部分か、何が足りないのかを確認するところから始めなくてはいけない。

それを踏まえて短期目標としては夏の練習を通じて秋の国際大会である程度の成果を目指す。
中期目標としては国内リーグ戦を通じて力を付け、来年の世界選手権で実力を試す。
長期目標はもちろんオリンピック。

オリンピックまでは長期サイクルで考えればよいので、国際大会での経験が十分ある選手はしっかり休養。
勝負の大会で戦力不足となった時に即応してきちんと戦えればよい。

これはモントルーで連敗中の女子も一緒。今は種を蒔く時期。
女子は監督が変わったばかりだし、女子のほうが戦術理解や役割分担に対する意識が薄い傾向があるので、個々の芽が出るのはもう少し時間がかかるかもしれません。
大事なのは男子も女子も選手を固定しすぎない事。
ある程度計算できる選手の中に必ず経験値の低い選手を1名・2名必ず入れていく。


ワールドリーグ対ロシア戦初日、ストレート負けをしましたが、試合の内容的にはけっこう楽しめました。
全日本男子は石島・越川が休養。
しかし山村・松本・清水・宇佐美・福澤とオリンピックメンバーがいる布陣。
先を見た正しい大会の使い方だと思います。

試合を見に行った最大の目的はロシアの2番ハゲコフ(ポルタフスキー)を見たかった事。
いつぞやのロシア対アメリカ戦でサーブでの殴り合いとなった時のサーブにシビれちゃったのだ。
序盤不調だったサーブが徐々に修正され、第5セットで決定的な役割を果たす。
カッコいい。

ハゲコフのサーブ

この日のハゲコフは全力を10とすると7割くらいだったかな?

それでもこの日の全日本男子はレセプションを最大の課題にするくらいロシアのサーブに崩されていました。
崩されてからの攻撃はある程度のバリエーションを使えていて、悪くはなかった。
基本は清水。時々福澤という感じだけれども、第2セットはセンターへのクイックもあり。
崩された所からの山村へのBクイックを見て「宇佐美!ボール低いぞ」って叫びましたけれども。

ハゲだけどまだ20代のはず

FIVBのハゲコフ紹介ページ
ほら、まだ28歳。

ロシアの9番もハゲコフなので一瞬迷ったけれども、カメラ越しに見たら見分けがついた。
今後9番の事を書くことがあったらハゲコフ(影)と表記する予定。

ハゲコフのポジションはオポジット。
全力サーブは見られなかったけれども、無理の無いきれいなフォームから打ち出す正確なスパイクを堪能できました。
きれいなフォームは怪我をしにくい。現役中学生・高校生、参考にしろ!
荻野だって無理の無いフォームだから38歳まで現役を続けてオリンピックに行けた。

日本のブロックは序盤センターに意識が向いていて、サイドへのブロックが第1セットは割れまくっていたのですが、徐々に修正されて2枚、3枚と揃いはじめました。
けれども空中で余裕があるハゲコフ、わずかなブロックの間を抜いたり、3枚揃ってもわずかに開いているストレートに叩き込んだりとお見事でした。
日本のレシーバーもストレートで待ち構えていたのですが、キレのあるスパイクを決められました。
この日のロシアでスパイク最多得点はハゲコフ。

『高さに屈した』っていうバレー報道はよくあるのですが、実際にスパイクがブロックの上から打たれるなんてそうありません。
この日もブロックの上から決められたロシアのスパイクは、相手レフト攻撃の基準となるブロッカーのジャンプが遅れた1本だけ。
宇佐美の上だったかな?
でもこの宇佐美、ブロックのタイミング取りやフォームはしっかりしていて、この日キルブロックを1発決めています。
1対1で10センチ差はあまり関係ないし、15センチ差なら苦しいけれども頑張ればなんとかなる範囲。

高くて強いチームってのは高さを空中での余力に生かしていて、余裕を持ってプレイの選択をしていると考えたほうがよい。
そうすると日本の高校女子で行っているような、着地姿勢を整えるだけのジャンプ力が無い長身選手に空中での高い打点を求めるようなスパイク指導は頭が悪すぎるということが見えてくる。

ロシアのサイドアタッカーはみんな無理の無いフォームできちんとコースを選択して打っていました。
これは全ての基本となるオープンスパイクの練習をきちんと積んできたからこそ。
だからほら、ブロック被弾が少ない。
この日は2本。

ブロックが2枚なら抜けるコースが必ずある。ブロックが3枚でもなんとかなる。
そうなるための訓練をする前に「日本人は高さが無いから速さだ」となってしまうから、おかしな事になってしまうのだ。
「ブロックはどうせ4枚付かないのだから3枚をなんとかする。2枚なら楽勝にする」という発想が日本には足りない。
「○○選手はストレートを打てるようになった」とか「クロスを打てるようになった」といった発言がシニアクラスでされている事が自分には異常に感じる。

日本も強打に対するブロック&レシーブの位置取りの連携はうまくいっていたと思うのですが、もう少しボールが繋がるといいね。
全日本男子に関しての雑感は雑感2でもうちょっと詳しく書きます。

両キャプテンのコイントス

カザコフでけぇ。公称217センチ。
ウォームアップ中、カザコフは膝を深く曲げるような運動を一切しなかったのだ。
そこにカザコフ攻略のヒントが隠されているはず。

まぁこれだけでかいとミドルブロッカーはセンターマークになっちゃうよな。
センター対角のヴォルコフ(2番目の画像の15番の選手)も公称210センチ。

ロシア男子の真骨頂は強烈なサーブで崩されてもこの高いセンターがクイックを使ってくるところですが、この日の日本のサーブはそこまで威力はありませんでした。
つまり、余力があるロシアはクイックに連動したセンター線近くからのパイプ攻撃を多用。
コータや松本がセンターに対応して飛びながらも、きれいに50センチくらい脇をバックアタックが抜けてくるのでした。
これが騙された感とどうにもならない感があってとても悔しい。

日本のパイプとの比較は長野の観戦仲間のブログの写真がイメージしやすい。
サイドへの平行をベースとしたパイプ(日本)と、センターのクイックをベースにしたパイプ(ロシア)というふうにとりあえず今のところ分類しておこうかと思います。
今後男子の試合をいろいろ見ていくうちにより詳しく見えてくるものもあるでしょう。
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