前回は用語の発生形態について想像を広げていくうちに、大林素子ネタに終始してしまった。

恐るべし。素子。

それだけ女子バレーを代表する顔として一時代を築いたプレイヤーなのだと持ち上げておきます。



まぁこういったネタ的バレー用語集ってのは、もう少しバレーボールがスポーツとして世間に認知される立場に復活したら、需要もできてけっこう売れるんじゃないでしょうか。

認知度の目安としてはTBSが扱わない国際大会でもバレーの結果がサンデーモーニングで取り扱われるようになるくらい。

プロ野球は国内の試合でも取り上げられるんだし、Vリーグを取り上げろとまで言わないから国際大会くらいは…ねぇ。



どなたかネタ的バレー用語集を出版するなら一枚噛ませてください。ガンガンネタを考えるよ。

山川出版の日本史・世界史用語集的な地味な装丁ながら、ページを開くと細かい文字でネタがぎっしり詰まっているようなのはどう?

でも『バレーボールおもしろ用語集』なんてベタなタイトルだったら参加しません。

自分は文章を書くときに(笑)は使いません。それと同じ理由。





サーブレシーブ用語の使い分け

自分は『サーブレシーブ』『サーブカット』『キャッチ』『レセプション』という言葉を意識して使い分ける事があります。

『パス』はサーブレシーブを指す意味では使わないですね。『パス』はオーバーパス技術とアンダーパス技術の総称として使います。



『サーブレシーブ』『カット』『キャッチ』は意識しないで使っていることも多いのですが、意識的に使い分ける場合もあります。

男子バレーの話をしている時にサーブレシーブの事、特にサーブレシーブ技術の事を話している時に主に『カット』という言葉を使っています。同様に女子バレーの時は『キャッチ』。

『サーブレシーブ』は総称として使ったり、技術の話をしている中で特に何かを強調するべきではないという時に意識的に使ったりしています。



こうした用語の使い分けは前回書いたような用語の発生形態があったからだと確信しているからであり、男子バレーで『キャッチ』という言葉を使っていると違和感を感じます。

意識的に用語を使い分けをしていると、全日本男子のバレーを見ているときに「キャッチしっかりー」と応援しているVSUのメンバーを見て「ああこの人、日頃は女子バレー見ているのね」と判断できたりもする。



『レセプション』という単語はサーブレシーブの技術を示す用語としてではなく、サーブレシーブをする場面や状態を示す用語として使い分けています。

レセプションという単語を分解すると、レセプト(待ちうけ)+tion(する事/する場所/する状態)。

お気づきですか?『レシーブ』『カット』『キャッチ』が動詞であるのに対して『レセプション』が名詞であるということに。



ほら。海外で『レセプション』という言葉が使われているからといって、サーブレシーブの事を全て『レセプション』と呼ぶように統一しよう・・・なんて言っても、語学的におかしなことになってくる。

胸張って「英語ができない」と言い張れる自分でさえ、違和感を感じる用語統一。



用語を統一整理することで、日本のバレーはますます変化に弱くなっていく

海外の後追いで①用語を整理・統一して②浸透させ③指導していくことで、タイムラグが発生して、ただでさえ状況の変化に弱い日本バレーがその傾向に拍車をかけて弱体化が加速していくという心配もある。

もし統一された用語解釈が誤りだったとして、気付いた時にはその修正にさらなる時間が要することになっていきます。



それよりは用語の意味や目的を理解して、各自が上手に使い分ける事のほうが日本のバレーレベルの維持・向上のためには必要な事だと考えています。

そのために必要なのは何よりもまず知性や教養。



耳に新しい単語は、その単語の発生の経緯と目的と意味を理解して使っていけばよい。

ルールの変更や時代の変化によって、単語の意味が変わってくることは往々にしてあることです。

これを言葉狩りのように統一しようとしたり整理しようとしたりすることはデメリットのほうが多くなると予測します。



現場レベルでは日頃からこうした用語の使い分けを話し合って言葉の定義を明確にすれば、意思疎通に問題は生まれません。

指導者・プレイヤーとしてプロフェッショナルな意識を持っていれば、本を読んだり他のチームや他の国での用語の使い方にもアンテナを張ることに意識が向くはずです。

こうした習慣の蓄積があれば、たとえばある選手が選抜されて全く違うチームに飛び込んだとしても、順応するのにそれほど時間はかからないはずです。



全く一般的ではありませんが、自分がある種のフェイントを『ディレイ』と名付けているように、言葉を後追いで海外の基準に合わせて古い用語を排除していく方向よりも、さまざまな考え方から新しい用語が次々と生み出されていく状況のほうが、日本のバレーがより健全に発展していくと考えるのです。



日本のバレーボールが世界の頂点に君臨した時、必ず日本が生み出した新しい発想や概念があった事を忘れてはいけません。



用語は使う人によっても定義が変わってくる

同じ用語も使う人によって定義が変わってきます。

TV局がよく使う「エース」と自分が使う「エース」は、その意味や定義が異なります。



サーブポイントの事を『サービスエース』と言うところから、サーブポイントのことを『エース』という言い方をするアナウンサーもいます。



このアナウンサーがインタビューをしている時に、ある選手が咄嗟にこのアナウンサーが使う『エース』という用語の意味を理解できなかった事を印象深く記憶しています。

この場合、アナウンサーが使用する用語が適切ではなかったという考え方もありますが、話の流れからサーブに的を絞ってインタビューが行われていたわけで、見ていて違和感は全くありませんでした。

インタビューが止まり、言葉の意味を選手が聞き返したことで猛烈な違和感が生まれた。

その選手に日本語理解能力が普通にあればそこでインタビューが停滞することはなかったはずです。



この選手は一般的な教養とバレー脳が足りないなと、そのインタビューを見てさらにその思いを強くしたのですが、案の定、テレビ局が語ってくれるほどの期待値を何年経っても発揮してくれません。

やっぱり高校時代に普通の勉強を免除してバレー漬けで育ったような選手はダメだよ。というような自分の主張は、こういう例からも一層強固になっていったりもします。



反面、このアナウンサーは「サービスエース」という言葉が多く使われる、テニスの実況を長くやってきたのかなと考えたりもしました。

その予想が当たっていれば、そのアナウンサーがバレーボールの実況を担当する時に、テニス的なものの見方や考え方や表現が出てくるかもしれない。

そうした目でそのアナウンサーを追ってみてもバレーボール的に面白い。



初心者のプレイヤーや観戦だけのバレーファンは最初は少し混乱するかもしれないけれども、用語の用例をひとつ覚えたり、用語同士を関連付けたりしていくごとに、ワンプレイから見えてくるものが深く広がっていくという楽しみも同時に見出せるはずです。



今、バレーボール的に用語の使用法で自分が最も問題にしているのは、国際的なブロック用語としての「バンチ・リードブロック」と、川合俊一が言うところの「バンチリードブロック」の違いです。

テレビの言うことは絶対に正しい。ブロックの名手だった川合の言うことは絶対に正しい。

無批判でそのように思い込んで流される人が圧倒的に大多数でしょうが、良い機会ですので思い込む前に少し立ち止まって思考してみましょう。



その過程でいろいろな事が見えてきて、バレーボールがもっともっと面白く見られるようになるはずです。

スポーツは『知・心・技・体』。『心・技・体』では最も大切なものが欠落しています。
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グラチャンのことについて書いた前回のエントリーで少し触れましたが、バレー用語について: 僕の細道をまずお読みください。



いやいや、例によって前回も書いていて10000字を超えてしまったのです。

kaz10000の10000は10000字を超えるからですか?とついったーで聞かれたのですが、本当は違うけれどももうそういうことでいいや。

で、バレー用語に関してはいろいろと思っていることがあるので、今回独立したエントリーにしました。



時々、バレーを勉強するための良書として紹介している『 " alt="バレーボール試合に強くなる戦術セミナー (LEVEL UP BOOK)">バレーボール試合に強くなる戦術セミナー (LEVEL UP BOOK)
" alt="バレーボール試合に強くなる戦術セミナー (LEVEL UP BOOK)">でも、言葉を整理して共通認識を可能にすることの重要性について触れられています。



しかし自分は用語を統一しようという方針にはあまり賛成ではありません。



ウィングスパイカーとレフトスパイカーは違う。



例えば自分のこの言葉の意味を考えるところからも、バレーの奥深い面白さが見えてくると思っています。

バレーボール選手の大半が右利きである限り、レフトスパイカーという用語にはウィングスパイカーという用語には無い、特別な意味を持つのです。

この一行からもその意味を考え、いくつもの試合を見ながら発見できたものこそバレーボールの本質的な面白い部分だと考えるのです。



そしてこうした単語の意味を考える習慣が付いてくると、意識して使い分けられている用語を敏感に感じ取って、さらに深い言葉の意味が理解できるであろうという風に考えています。



キャッチの語源

ガイチが言っているように「キャッチ」という言葉は確かにドメスティックな用語です。



世間一般的に「キャッチ」という言葉は80年代後半ぐらいに大林素子が嬉しそうに使い出したと記憶しています。

最初は聞きなれない用語だったので違和感を感じましたが、同時に言葉の発生理由を考えたものでした。

「サーブカット」という用語では女子選手を指導する場合は手を振り回すような動きを抑え切れなかったのだろう。

当時そのように想像しました。



後年、大林素子の本を読んでいて、腕の間にバケツを挟んでサーブをバケツで受け止める練習のことを練習の創意工夫の例として書いているのを見て、想像が正しかったと確信しました。

ガイチは「そのようにイメージして」と書いていますが、その本では実際に腕の間にバケツを挟んで練習を行った事が書かれていました。

男子バレー頭脳では馬鹿馬鹿しい練習なのだけれども、女子の場合はそのワンステップが無いと理解に到達しないらしいんだよ。ガイチ。



男子バレーではサーブの威力を減じるために、ボールを受ける瞬間に腕を微妙にスライドさせてボールを切るような形でサーブレシーブをする場面があります。

こうすることで、セッターに返すボールの勢いを減じたり、あるいは逆回転を加えることで飛びすぎをコントロールしたりする。

強烈なサーブに対してはこのスライド量も増大していきます。
これが「カット」という言葉から連想するサーブレシーブの技術の象徴的な場面なのではないか。という前提。



ちなみに「サーブカット」というのは自分の現役当時も一般的な用語となっていました。

ボールの軌道を安定させ、セッターがトスを上げやすいボールを供給するために、サーブレシーブではボールを『弱逆回転』させた状態を理想とする。

それを生み出すのに適切な言葉が「サーブカット」という言葉のニュアンス。



しかし女子選手は「サーブカット」という言葉を聞いて、象徴的な場面での極端な技術だけを連想する。

けれども女子バレーでは、こうした技術を駆使してまで威力を分散しなくてはならないサーブは滅多に無い。

上半身を急速にロックさせたり、体のロック状態を瞬間的にブレイクさせて衝撃を分散させたり・・・というフィジカル的な土台も女子選手には不足している。



こうした条件を考えずに「カット」という言葉で指導していくと、女子選手たちはただ腕を振り回すサーブレシーブをしてしまう。しかもロックも甘いしコントロールができない。それを指導してみても修正がちっとも効かない。

それよりは正確にボールを待ち受けて、相対的に女子のほうが優位にある柔軟性を生かしてボールの勢いを吸収させたほうが正確で安定したサーブレシーブができる。

こういった思考と実践の経緯を経て、女子選手たちに威力のあるサーブに対するサーブレシーブを理解させるに発明された用語が「キャッチ」だったのでしょう。



バケツを腕に挟んだ練習のくだりを読んで、こうした当時の指導者の試行錯誤を想起しました。

おそらく流れとしては大きく違っていないはずです。

そしてこうした用語を発明できるのは、当時の日本のバレー文化や成熟度が高かったからこそだと思います。



ワンレッグという用語

体格や柔軟性に恵まれ、パワーは無いものの、大型選手としては珍しく柔軟な運動能力を持っていた大林素子が、ちっともブロードジャンプの概念を理解してくれないために生み出された用語が『ワンレッグ』。

正しいかどうかは知らないけれども、言葉の発生時期と今でも素子が嬉しそうに指導用語として『ワンレッグ』を多用するところから、そうであると断定します。



ちなみにブロードジャンプは片足ジャンプでなくても生み出せるし、ブロッカーの目線がボールではなくどうしてもアタッカーの動きにいってしまう女子バレーにおいて、両足ジャンプのほうがブロックをかわす上で有効だと思うのですが、素子にそれを理解させるのは大変です。



指導者たちは苦肉の策として、片足踏み切りの状態を表す「ワンレッグ」という言葉を作ります。

素子はその当時流行のヘアスタイルである「ワンレグ」に言葉が似ていることから喜んでこの用語を多用するようになり、一般に広まったという説が比較的面白いのではないか。



スーパーエースという用語

1988年ソウルオリンピックではメダルを逃すというありえない結果に終わった全日本女子。

しかし、金メダルを取ったソ連にオリンピックで唯一白星を勝ち取ったのが日本でした。

1992年のバルセロナオリンピックに向けて金メダルを期待される全日本女子。しかしその年、バルセロナの主力として期待される大林素子は足の怪我で満足にプレイができませんでした。



1989年ワールドカップ。

足にギプスをして動けない状態である素子をベンチから外すことは、素子のモチベーション低下を引き起こします。

「おまえは常に日の丸を付けて、スポットが当たる場所にいなくてはいけないのだ」

しかし素子の目の前に繰り広げられた光景は、若きエース斎藤真由美の大活躍。



ワールドカップが終わった後も、斎藤真由美と益子直美の両エースを要するイトーヨーカドーは日本リーグで優勝を遂げます。

当時の日本の女子スポーツといえばバレーボール。だいぶ後を追う形で岡本綾子などの女子ゴルフや伊達公子の女子テニスなどがあったくらい。

バレーファンのみならず日本中が「益子派」と「斎藤派」に分かれてどちらが好きかという話で盛り上がったものでした。



これでは「私だけがコートに咲く一輪の美しい花」と、将来アイドルになるステップとしてバレーに必死で取り組んできた素子のモチベーションは下がる一方です。

その素子のモチベーションを取り戻すために生み出された言葉が「スーパーエース」。

サウスポープレイヤーがライトから、エースを超えた存在として活躍するのだと言われて、大林素子は再び勇気を持って立ち上がります。



正しいかどうかはわからないですけれどもね。

面白いか面白くないかで言えば、この説が面白い。説得力もあるでしょ。



ええとまた10000字を超えてしまった。

次回に続く。
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とりあえずグラチャンはTVで見ればいいや。

グラチャンごときを四年に一度の世界一決定戦と銘打っちゃった日本テレビ。
天皇杯・皇后杯の1回目・2回目で大会の位置付けというものを学習したのかと思ってた。

バレーボールで『本番』と呼べる世界一決定戦は

・世界選手権
・オリンピック


この2つです。

世界選手権はランキングをもとに最も多くの国が予選から参加するバレーボール最大の大会。
本大会出場はたしか24チーム。
そしてオリンピックはさまざまな競技が集まるスポーツ界最大の祭典。
本大会出場はたった12チームです。

・ワールドカップ

には上位チームにオリンピック出場権が与えられるので、かなり重要な大会です。
出場12チームが総当りする試合形式が修羅場感があって面白い。
ここまで含めてバレーボールの3大大会と言われます。

自分の位置付けではワールドカップは最重要なオリンピック予選。
日本が毎回開催国特権で出場できる時点で3大大会に入れるのはどうかと思うので、ワンランク下の大会と位置付けています。
ちなみにOQT(オリンピック最終予選)に回るような国はオリンピックで金メダルは取れません。

グラチャンはねぇ、毎年夏に行われる男子のワールドリーグや女子のワールドグランプリと比べても重要度は低いの。
ワールドリーグとワールドグランプリは強豪チームも揃って参加する毎年夏の力試し。
賞金もかかっているので、かなり力が入る大会です。
グラチャンは「勝たなければいけない」大会ではなくて、『本番』に向けてどのようなテーマを持って戦うのかというのを見る多くの大会のひとつです。

これから『バレーボール 国際大会』の検索ワードで来るであろうライトなバレーファン向けに、主要大会の説明を簡単にしておきました。
たぶん放送を見て勘違いをしてしまう人が出てくると思うから、この辺の位置付けはお友達にも教えてあげましょう。
ついでにバレーボール国際大会の度に出てくる基本的な声にお答えしておきましょう。

「どうしてバレーボールは日本でしか大会をやらないの?」
「日本でばかり試合をしているから日本は強くならない」
世界中でいろいろな国際大会があるのだけれど、TV地上波ではやっていないだけです。
でもワールドカップの恒久開催や、度重なる世界選手権開催(特に女子)のように、主要な大会の日本開催は確かに多いです。

ワールドカップ フジテレビ
世界選手権 TBS
ワールドリーグ TBS&フジテレビ(2年ごとの持ち回り)
ワールドグランプリ TBS&フジテレビ(2年ごとの持ち回り)
OQT TBS&フジテレビ(試合ごとに持ち回りで放送)
グラチャン 日本テレビ(ハブにするとかわいそうだから4年に1度開催)

これだけ覚えておけば、世の中はどのような力学で動いているかわかるかと思います。
ちなみに2社共同放送のOQTはおいしいカードはフジテレビが放送できるような微妙な政治的配慮も働いています。
全日本がワールドカップでオリンピック出場権を取るよりも、OQTにまわるほうが、経済的効果が高いことも見えてくる。
TV局的には全日本が強すぎるとビジネスチャンスを逃すことになるのよ。

グラチャン級の国際大会は世界のあちこちで行われていて、毎年行われるような大会を選んで出場しながら各国はチーム強化をしていきます。
J SPORTSを見られる環境を整えると、全日本女子が参加するスイスやイタリアやロシアで行われる大会が見られます。
もともとは強化のために『日ソ対抗』とか1国を相手に強化試合を組んで大会形式でやっていたのですが、バレーボールが世界的に見る競技としても普及してきたので、こうしたお手軽な大会が開催されるようになってきました。

まぁ女子はアウェイでは弱いですね。

女子バレーは強いという幻想を維持させるために、強化目的の選手起用を海外でしかできないのでまとめてやろうとしてコケている部分もある。
軸を固めないで4人も5人も新しい選手を投入したところで、それじゃチームになりません。
戦術理解や女子メンタリティの部分にも話を広げたいけれども、長くなるのでやめておきます。

男子は最近はアウェイのほうが大金星を挙げてませんか?
確かオポジット前田でロシアをぶっ潰しちゃったりとか。
この辺は「殺したい相手とでも目的のためなら手を組める」という戦う男子メンタリティと戦術理解能力が高い強み。
まぁ、相手も同じ能力を持っているので、世界ランキング5位も50位も勝ち負けはやってみないとわからない世界です。

来年のワールドリーグ出場権を逃してしまったりとやらかしちゃう部分もありますが、データ分析と戦術の選択、そして試合当日の選手のコンディションで結果が大きく変わるのが男子バレーボールです。
女子バレーはチーム間の序列意識で結果の7割は決まる。男子のように3割くらいになるともっと面白くなるのですが、いかんせん技術や戦術の理解能力や遂行能力が低いもので…
ピーキングが大きく結果を左右するだけに、大会の位置付けだとか選手の層の厚みだとか、戦略的な部分も重要になってくる。
まぁ今回の結果を踏まえてきちんと対応策を立てて、同じ事をやらかさないようにすればそれでよし。

とりあえず男子はワールドリーグをTBSに任せておいて、来年は6月に南米武者修行・7〜8月にヨーロッパ武者修行をやって世界選手権に備えよう。
夏場のヨーロッパではイタリアを拠点にヨーロッパ中をバス移動で転戦しよう。
ボロボロになりながらイタリアに戻った時に「ああ、やっと帰ってきた」と選手たちが思えるようになれば、世界選手権もよい状態で戦える。
名付けて「イタリアを精神的ホームにしてしまおう」作戦。
すでに越川が実行に移している。

状況に合わせて素早く対抗策を繰り出す事。結果を引きずらないで次の戦いに頭を切り替える事。
バレーボールを楽しんでいると自然に身につく能力。

「どうしてバレーボールはジャニーズなの?」
日本語として変ですが、言っている意味はご理解いただけるかと。。。

ええとね、ジャニーズ事務所としてタレントを本気で売り出したい時に使われていた大会がワールドカップだったのです。
ただ最近ではアイドルも自分のスタイルを確立できれば長く活躍できるようになり、若いだけのアイドルはいつまで経っても予備軍扱いです。
ジャニーズ事務所ではベテランたちが安定した活躍をしているために、若いだけの予備軍は一部で熱狂的な人気はあっても不良債権化しております。

現在では「バレーボールとタイアップしてメジャーデビュー」と称してこうした不良債権をユニット化してあまり費用をかけずに売り出し、その中でひとりでも人気が出れば儲けモノ。
「あれだけ毎日テレビに出ても人気が定着しなかったのだから、実力が足りなかったんだ」と、不良債権たちにタレントとしてやっていく夢をあきらめさせるというのが主な目的となっています。

バレーボールはその目的のために多くの大会で場を提供してあげているのが現状。だいたいね、大量に不良債権を抱え込んだままだったら、ジャニーズ事務所がかわいそうじゃないか。
バレーボールに興味の無いタレント予備軍もその子たちのファンも、こうした構造に気付かないから一部の大人がハッピーになれるのです。

こういう言い回しをしておけば、少しは状況が変わるかな?


さて、四年に一度、日本テレビのためのバレーボール国際大会であるグラチャンの放送日程はこちら
11月10日から女子。11月18日から男子。

全日本女子の最大のテーマはあれだな。
フジテレビと川合俊一が間違った方向に広めてしまった『バンチリードブロック』という言葉を正しく修正できるかどうか。
ガイチだって先輩に真っ向から文句は言えないけれども心配しているんだよ。

セッター竹下佳江とリベロ佐野優子は目指している方向性に適合しないので変えていかなくてはいけないのだけれども、とりあえず今年はまぁしょうがない。
木村沙織の交替要員も来年以降のテーマ。
他のプレイヤーはミドルもウィングもとっかえひっかえして、それぞれの持ち味を発揮できるようになってきているので、今年の真鍋監督は合格点。
固定メンバーで困れば困るほど身動きが取れなくなる柳本カントク時代とは雲泥の差です。

そういえば今読みかけている石原慎太郎と松平康隆の対談本で、松平のじいちゃんが「必要なのはメディア対応の座学じゃねーんだよ」「選手の顔色をうかがった時点で監督失格」的な柳本の悪口を言っていた。
ガラが悪い口調になっているのは自分フィルターを通ってしまったからで、じいちゃんはもうちょっと柔らかい表現を使っていたけど。

話を戻す。
この大会、二枚替えで岡山シーガルズ勢(セッター岡野弘子/センター森和代/実質センターのライト山口舞)を生かすことができたら、マナベェがロンドンまで指揮を取ることに文句無しとします。
こういう起用がなければ、マナベェ体制続行かどうかは世界選手権の結果で判断。


全日本男子は八子大輔が全日本デビュー
こういうマイナーな国際大会で新戦力を少しずつ試していくのは大切なこと。
高校時代のミドルからウィングに回り、少しは体の厚みが増したかな?

男子は試合を見ながら引き続き阿部裕太が面白いことを書きたいので、「トス以外天才」ぶりを発揮してほしいものです。
米山裕太がウマいことも宣伝したい。
最近、石島雄介の活躍を見てないな…越川優は日本に来られるの?
とりあえずYOUでまとめてみた。

男子は弱いと思われていることが本質的な強化に繋がっている部分もあるので、まぁあまり注目を集めなくてもいいや。
本物のリードブロックがどういうものか知りたい人や、リードとコミットの使い分けが気になる人は「お、今ベンチで松本にコミットの指示が出たんじゃないか?」とか言いながらついったーで一緒に楽しみましょう。
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サマーリーグの決勝リーグのことをつらつらと書いて行きたいのだけれども、お仕事がけっこう忙しくなってきて、残った時間もついったーで遊んでいたりたんぶらーで遊んでいたりして、なかなか更新できません。

NECの事を書いている最中なのですが、『長文をWEBに載せるなら、ページを分割して見出しを明確にしよう。』というてきとーに、てきとーに。の文章を見て伝わる文章というのを意識して、ちょっとやってみようと思ってしまったことも手を遅らせている理由のひとつ。
やっぱり、うだうだだらだら書くのに慣れているからなぁ。

でもまぁ速報性はほとんど重視していないブログなので、そちらは気長にやってみます。
今、国体やっているんだよな…


10月に入ったので、9月の当ブログへのサーチエンジン経由アクセス検索キーワードをチェックしておきます。
8月はこんな感じ

今月最も多かった選手名での検索
皆本明日香
狩野舞子 ○○」と複数キーワードだと舞子が最も多いのだけれども、名前だけだとなんと大学生選手がトップ。
まぁ、シニアの選手はあまりフルネームで書かなかったり、勝手につけたあだ名で書いたりしていますが。

筑波大学の皆本選手は今年のスカウトの目玉なんですかねぇ。
大学リーグ戦を追っているわけではないのでよくわかりませんが、D型サーキュラー使いの彼女がVプレミアリーグに来て活躍してくれれば、女子のレフトアタッカーのスパイクスイングの話題が活発になって楽しくなりそう。

某人気ブログで右利きレフトアタッカーのスパイクの軸足の話を書いていたけれども、「通常は左足が軸足」という前提が間違っていることにも触れやすくなる。
ちなみに自分の概念だと左足は『ブレーキング担当』。前方に進むエネルギーをストップさせて高く飛ぶ力に転化させるきっかけを作るので、おニューのバレーシューズを慣らさずにスパイク練習をしたらすぐにかかとが摺れて血まみれになりました。
ジャンプするための踏み切り…つまり『蹴り足』は右がメイン。両方使いますが。

そもそも『軸足=支点』なんじゃないの?
その支点が空中では存在しないから、野球部のピッチャーにスパイクを打たせてみてもフォームがバラバラになって困惑したりするのです。

ちなみに射角を決定するのはアタッカーのバックスイングのスタイルです。
木村沙織みたいな規格外がいるから話がややこしくなるのだけれども。

レフトアタッカー話に付随してこんな検索キーワードがありました。
エース論 バレー
まぁ、先月はM●T●K●がスットボケたエース論を語っていたからなぁ。

エース論といえば当ブログでしょう。エースっていうのはキチガイ稼業です。
例えば日頃からこんな事を考えている奴
つかれた時の行動とか、よけい自分を追い込みそうな事を真っ先に考えてしまうからこそ、負け戦でも無茶ができてカッコいいんです。

面白かった検索キーワード
大山加奈 背筋力
森和代 握力

女子の筋力フェチがどこかにいるのか?

ブルーキャッツ 監督 臭い
選手も逃げ出し始めて、言っていたとおりのダメ監督っぷりを見せていますけれども、『臭い』なんて一度も言ってないぞ。
醸し出している陰気なオーラで匂いが確認できるような距離に近づきたくもない。

岡山シーガルズ 河本監督 疑問
監督つながりで。
好きか嫌いかでいうとそれほど好きではありませんが、面白いか面白くないかでいうと面白い監督。

八重歯の外国人
ヨーロッパやアメリカでそこそこの経済状態のご家庭で育ったのなら、歯並びとか八重歯が目立つとかは子供のうちに治しちゃうでしょ。

秩父宮記念体育館 出待ち
つくばユナイテッドの試合を最後まで堪能していましたけれども何か?

意識化とは
無意識化

そろそろリーグに向けて、意識化したものを無意識化・自動化していく時期です。
意識化して論理的に練習してきたかどうかがスムーズに無意識化できるかどうかのポイント。
上のほうで左足は『ブレーキング担当』…とかすらっと書けるのは、全ての挙動を分解して一度意識化して練習してきた名残り。

大村加奈子 引退
まだ引退してないやい。引退後の進路が発表されただけ。
自分が好きになる選手ってやっぱり「これからのことはまだ聞いていない」と答えてしまう人とは違うでしょ。

竹下佳江 のトス
サマーリーグのスプリングスの回の中で、問題点にいくつか触れたところでした。
字数制限で触れられなかったけれども、ファーストタッチを避けるためにボールを取りに動かないとか、まだまだ気になるプレイがあったのでした。
ブロックの組織化の面でもそろそろ全日本セッターは切り替えないとまずいですね。

佐藤伊知子 天才
佐藤伊知子は天才じゃないと思います。頭脳明晰、あるいは論理的な人。
著書『バレーボール6人制』の前書きを読んでいてぶっ飛びました。
「バレーボールというスポーツの本質は、3タッチ以内に、ネットの向こう側の対戦相手のコートにボールを返すことです。そしてこの単純で複雑な作業を粘り強く継続し、相手より1回多く返球すればよいわけです。」
競技特性を分析して、とてもシンプルな結論に持っていくあたりがとても気持ちいい。
バレー経験者でこういう発言ができる人がほとんどいないことを考えると、やはり『天才』なのかもしれないですが。

サイドアウト獲得率
バレーボール サイドアウト率計算式

サイドアウトを獲得する率なわけだから、検索して式を探さなくたって小学校の算数をきちんとやっていれば自分で出せるはずなのですが。
母数を相手サーブ数、子数をサイドアウト獲得回数で単純に割り算すればいい。
子数÷母数=確率です。
シンプルな結論だけれども「俺って天才」って思えない検索キーワードでした。

少女ファイト
そろそろ新刊出るはずですねぇ。楽しみ楽しみ。
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