バンブーの戦評も更新しないであれこれ書いてきましたが、どうでもいいわけじゃないのです。
ただ、今の状態では真っ先に書くモチベーションが上がらないでしょ。

この試合はとどろきアリーナに行った時に携帯ライスコで追っていました。
その話から少し暴走して長文を書いてしまったので、前回独立したエントリにした次第です。

http://www.vleague.or.jp/printtable/index.cgi/print/a/machno/560/leaguetag/premier_w/season/2008
http://www.vleague.or.jp/printtable/index.cgi/print/b/machno/560/leaguetag/premier_w/season/2008

実はこの試合がTV中継をされていた事も録画していた事もすっかり忘れていました。
ごめんなさい。GAORA。そして杉本彩。
ようやく見る時間を作れたのでチェックしました。

携帯ライスコで負けを知った後がっかりして目の前の試合もどうでもよくなってしまったのですが、スプリングスの選手たちが客席脇に出てきて少しテンションが上がる。
スプリングス戦を見ながらいろいろ感じ考え、ブログに書き込んでいるうちに録画しているビデオのことも忘れる。
いやぁ、思い出してよかった。

この試合、それまでさんざん言っていたチエをようやくスタメンから外しました。
これは正解だったのではないでしょうか。
大問題だったレフトが飛躍的に良くなったとは言い切れませんが、少なくとも悪くはなくなりました。
中継で伝えられていた石原監督の弁では「調子の良い選手から使う」とのこと。
てことはソラ(澤畠文子)は調子が最悪ということか。
同い年の内田がかなり地保を固めているのに。
「サイドが爆発すれば勝てる」とも言っていたらしい。
よしルミ姐、レナタ並に打て。

JTマーヴェラスのほうはセッターに竹下佳江が復帰。
センター久保雅が生きるようになり、マホもブロックばかりでなくスパイクも嫌なところで出てきました。
センター線が生きてきたところが大きい。
なもので武富士バンブーもそうそうセンターを無視するわけにもいかず、カナcap.(内藤香菜子)がおとりに入るマホ(宝来麻紀子)に足を止められてサイドを1枚にしてしまう場面もありました。

リベロの井上琴江も二段トスにディグに、好プレーが目立ちました。
バンブーもスパイクの長短を意識的に打ちわけて揺さぶりをかけていたのですが、長いコースを意識させておいて「ここ!」という時に出す本当の攻めのフェイントを拾われたりしてとても苦しめられました。

深谷の時に入っていた高木理江の替わりに位田愛をスタメン投入。
猛烈なインパクトこそありませんでしたが、バンブーはインデンにサーブを徹底集中したものの耐え切りました。
バンブーのサーブはかなり揺さぶりをかけていたのが感じられたのですけれどもね。
レシーブは高木・スパイクは位田・ブロックは坂下麻衣子と監督自らが勝手に色分けしたりせず、展開を変えようと思った時にはどんどん入替えてみればいいじゃん。って思っていたのですが、この試合は起用がうまくはまった印象。

そしてバンブー戦だけは助っ人外国人らしい働きをするタチアーナ。
なんだよ。こいつ。

マーヴェラスの少し先の未来が面白くなりそうな印象を深谷では持ちましたが、この日はいい部分が出ていましたね。

武富士バンブーは問題ありだったレフト対角のスタメンをようやく変更してきました。
コンディションが悪いのならばチエ(吉澤智恵)を休ませろという希望がようやく叶う。
チエはきちんと戦えるコンディションを作ってから出てくればいい。

レフト対角は足立留美(ルミ姐)&石田瑞穂(ミホ)。
ミホが抜けたオポジットにはアユ(服部安佑香)。
武富士バンブー、ルミ姐とチエ以外のウィングプレイヤーはレフトでもオポでも流動的に起用できます。
ルミ姐とチエはウィングプレイヤーではなくてレフトプレイヤー。

バンブーも前回の課題をしっかりとクリアしてきたことを感じました。
負けたけれども悪いところばかりではなかった。

前回の深谷でスタートからノセてしまった谷口隊長(谷口雅美)を第1セットうまく押さえ込めた。
1セット目は効果的なブロックが出ていましたね。
立ち上がりリードされたものの、ブロックとレシーブの良さが光り、ことごとくラリーを制して追い上げて逆転。
きちんとバンブーの持ち味を発揮できた戦い方だったと思います。

第2セットもJTがリードする展開。
このセットあたりからJTがラリーを取るようになってきたことを実況・解説も触れていました。

ちなみにこの日の放送は実況:森本栄浩 解説:番平守。
実況の森本アナはバレーボールが好きで熱心に見ていることは伝わってくるのですが、その見ているバレーが地上波の全日本だけということもわかってしまいます。
足立留美は315試合も連続でスタメン出場はしていない。
「いつもは足立・吉澤がレフト対角」という認識も間違ってはいないけれども正しくもない。

JT贔屓な目線があっても別にバンブーファンは怒りはしない。
相手チームのほうが人気があるのはよくあること。

でも地上波他局で全日本祭り上げのために付けられたフレーズ(『世界最小・最強セッター』)や無理矢理与えられたタイトル(世界選手権MVP)の話を連呼すると全国のバレーファンが怒るよ。
地上波全日本中継を見ている層とCSVリーグ中継を見ている層は明らかに違うのです。
メディアの情報をただ鵜呑みにするだけのM1・F1を中心とした若い層とは異なり、Vプレミアファンはフィルタを通してメディアの情報を見ている。…はず。

でもまぁ、試合の流れをつかんでわかりやすく説明しようとする点や、タイムアウト中の話からチームがこの後どういう動きをしようとしているかということをしっかり聞いて伝えようとするあたりは森本アナのよい点。
もうちょっとVプレミアの試合を見て、Vプレミア関係の個人ブログなどもたくさん読んだらきっとよくなる。

井上の良い守備が目立ち始めたのもこのセットから。
森本アナが第1セットで触れた「ラリーになると武富士」という展開が怪しくなってきます。
追いついてもリードはできない。

バンブーはここらへんからブロックが薄くなってきた気がします。
レオ(今村直美)の好レシーブやフォローも目立ち始める。
普通に見えるレシーブをセッターが普通に上げるのがチームにとっては良い状況。
つまりJTの流れになってきたということ。
バンブーがスパイクの長短でJTディフェンスを揺さぶろうとしはじめた事はこのあたりで気付きました。
長い攻撃がけっこう決まっていたので一時的にそれで押し切っても良かったのかなと試合後思ったのですが、まぁこれは結果論。

第3セットもバンブーは追いすがりながらも抜けない展開。
ひとつ疑問だったのはこのセットのユキ(石川友紀)→三澤さん(三澤由佳)のピンチサーバー投入です。
得点は20点前後で1点差だったと思います。
ユキのサーブ効果は毎度毎度けっこう高く、この日も第1セットではサービスエースを取っています。
連続得点発生の可能性が高いローテなだけに、このセットを取れる最大のチャンスと見ていました。
しかし三澤さん、サーブミスやっちゃった。

第4セットのユキ→トミさん(田向友美)のピンチサーバー投入も少し疑問。
トミさんは前のセットではピンチサーバーで入った後、勇気ある繋ぎのプレイを見せてくれていました。
とても良く動けている。
ピンチサーバーに入った上でトミさんのレシーバーとしての力も発揮させたいところ。
ですがセンタープレイヤーにピンチサーバーで入れると、リベロと交替することになってしまう。
サーブを打ち終わった後、ユキとすぐ交替になってしまいました。
レオも動けていて好調のよう。それだけにもったいない起用法。
好調なレシーバーふたりが並んだら展開変わらないかな?

レフトはミホが61本と打ちまくりました。
スパイクミス3本は合格点だし、決定率も40%に乗せたいところだけれどもこの打数ならまぁよし。
JTは日頃から谷口隊長のバックアタックを見ているだけに、バックライトからの攻撃が決まらないなぁ。
中盤からレシーブで足が動かなくなって、手だけレシーブで横や後に弾きはじめたのは反省点です。
あれは昨年のサーブレシーブが横や後に跳んでいったのと原理が同じ。
手だけしか出ないならしっかりとボール側の足に重心をかけて、上半身を完全ロック。
こういうプレイはチエが上手い。

チエといえばレシーバーで起用されていました。
チエのレシーブの上手さは初心者にはお勧めしない上手さ。
チエったらレシーバーで入って、この参考にしてはいけない上手さを見せ付けてベンチに下がっていった。
これはそのうち長文を書く機会があるでしょう。

ミホ絡みで言うと、カナcap.(内藤香菜子)が頻繁にミホの近くに寄って何かを言っている場面を目にしました。
ミホはどうしても打数が多くなるだけに集中が切れやすいのかな?
集中力をつなぎ止めて意識的なプレイをさせる役割をカナcap.がやっているように見えました。
スパイクミスが3本だけだったり、安易なフェイントが見られなかったのはそれが要因かと思います。

『コンビネーションのリズム』という点で最近のバンブーは少しワクワク感が足りないなと感じていますが、それはこの後の戦評の中で触れようと思います。


バンブー、今日は沖縄ですね。
沖縄の皆様はレナタと打数で真っ向勝負するルミ姐に酸素を。
潜るための酸素じゃないぞ。ルミ姐。
いっぱい打て!

自分はリヴァーレの今期初勝利を見に行きます。
大村加奈子も爆発しそうなので楽しみです。
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1月17日の武富士バンブーvs.JTマーヴェラス戦の戦評を書き始めたら、試合を追っていた携帯版ライブスコアの話から少し暴走してしまいました。
字数制限が心配だったこともありますが、まぁこれはこれでひとつの希望だし主張だなぁ…と、エントリを独立してみることにしました。

試合の観戦レポートが「○○選手カッコいい」「○○選手かわいい」だけのブログも多いのですから、こんなケースもあってもよいでしょ。
各観戦レポートにいろいろな主義主張・理想希望・チームや選手への愛情・ネタや思い出話が闇鍋のように詰まっているのが当ブログのカラーだってことはわかっているのですが。

あ、選手名を検索キーワードにして当ブログに来られた方。
別のエントリには興味が無くても、当ブログの場合は読み飛ばすとまずいですよ。
長文の中であなたの好きな選手の悪口をさりげなく言っているかもしれません。

あぁ、また話が横道に逸れそう。
ライブスコア。通称ライスコのお話。


Vプレミアリーグの携帯ライスコ、昨年まではテクニカルタイムアウトとセット終了のタイミングで得点表示が更新されるという簡単なものだったのですが、今年からバージョンアップしました。
点数が入るたびに更新されます。

とどろきの試合会場で見ていたバンブー戦はけっこう接戦。
結果リロードを繰り返すことになり、バッテリーには優しくないです。

ここからライブスコア全般のお話になって暴走したのでした。
独立したエントリになったので集中しましょう。

VプレミアのPC用ライスコはローテ表やらチームの得点内容などもリアルタイムに表示されます。
時々止まったり逆走したりすることもありますが、かなりの優れもの。

先日もTV中継を見ながらレナタが決まっていないなぁ…とライスコを立ち上げて、レナタのスパイク決定率の推移をチェックしたりしました。
NECのブロックとレシーブに苦しめられ、自らもスパイクミスを繰り返すなどして20%台をうろうろ。

チーム全体のサーブ効果率などの比較などもしやすいので、TV中継を見ながらスタッツを見るという事もよくします。
ライブスコアというものはTV中継の実況やカメラワークできちんと触れなかったりする選手交替に気付かされたり、フレーミングの関係でローテーションがよくわからなかったりする時の助けになります。

あらゆるスポーツ競技の中で最もデジタル化されているモータースポーツ、その頂点にあるF1では、各マシンのラップタイムのリアルデータや現地の天候、30分後の天候予想なども出てくるサイトがあります。
コアなレースファンはそれを見ながら予選やレースを見て、その後の展開を予想したり戦術を組み立てたりしながら中継を見て楽しみます。
まぁこれで、データを独占してコンマ3桁までのラップタイムを得意気に読み上げていただけの今宮純という解説者の存在価値は全く無くなったのですが。

あぁ、また話が逸れそう。

VプレミアリーグのPC用ライブスコアは、試合のTV中継が無い場合が多いバレーボールファンにとってはありがたいアイテムです。
出場選手がローテーション順に背番号で並んでいて、何でポイントが入ったのかがわかる。

インターネット上のコンテンツはマシンスペックの向上に合わせて常に向上していかなくてはあっという間に後発者の後塵を拝することになります。
なのでVリーグ機構を応援する気持ちで今後のライスコの発展の希望。

セットごとにチーム・選手成績の集計などもしてくれるようになるとセットごとの試合展開や内容も想像しやすくなるので、今後はそんな発展を望んでいます。
ほら、途中からしか試合が見られない場合にそこまでの展開をチェックできるとか、いろいろメリットは大きい。
パッと見てセット毎の流れがわかるし、その集計はスタッツにも反映できる。
そのスタッツを見ることで、自分が見られなかった試合の展開もイメージしやすくなります。

ゆくゆくは低画質の固定カメラでも構わないので試合をネット配信することが希望です。
実況も解説も必要ありません。

こうした事はリーグ運営がJVAだと期待はできないのですが、Vプレミア機構ならばバレーファンのためにもっとやってくれるはず。
きっと。ずっと。

全日本の試合になると、FIVBのライスコまで試合時間中は日本からのアクセスを受け付けないようにしてリアルタイムのデータを見せないようにしています。
これは結果を知ることで視聴率が下がることを心配するTV局の圧力。
アホだよね。

FIVBのライブスコアで試合経過を見られない事で、リアルタイムの情報が欲しい人は海外のスポーツブックメーカー系のサイト(賭けサイト)に流れていくのです。
こうしたサイトでは「10点目を先に取るのはどちらか」とか「このセットを取るのはどちらか」とか、次々にお題が出てお金を賭けていく。
まぁお金を賭けないで見ていますけれども。
こうしたサイトにバレーにそこそこ関心を持つファンが集まれば、それこそ得点経過だけを追うことになって、勝った負けただけでTV中継を見なくなります。

一番問題なのは全日本の試合のディレイ中継なのですが、試合内容によって試合時間が1時間も差がつくバレーの場合、地上波ゴールデンで放送しようとすればディレイ中継となってしまうのはまぁ仕方がありません。
ただ、ライスコから内容を読み取ろうとするコアなバレーファンなら、負け試合と知っても実際のプレイの内容を見ようと中継も見ます。
「勝った負けた」ではなく「何故負けたか」を追求する。

地上波バレー中継がディレイ放送ということを知っているならば、けっこうなバレーファン。
結果を知ろうとネットで情報を探すようなバレーファンはコアなバレーファンになる素質は十分です。

だったらテレビ局サイドで試合内容が読み取れるようなライブスコアと同時にライブチャットのようなサイトを用意し、そこにこうしたファンを誘導して試合内容に関心を持つようなバレーファンになるような導き方をするような手も考えられます。

コアなファンを何人かサクラでチャットに仕込んでおけば、例え散々な負け試合でもTV中継に人を誘導するような事もできるはずです。
自分、やりましょか?
ジャニーズ事務所に落とす金額よりもはるかに安いよ。

勝ち負けだけではなく試合内容にまで関心を持つファンを増やしていくことによって、バレーボール中継は少しずつ安定した数字を出せるコンテンツになると思うのですが。

話が逸れてしまいました。

Vプレミアリーグの携帯ライスコではそこまで多機能を求めません。
ローテーション表や『誰が何をしてポイントしたか』という表示までは必要ありませんが、FIVBのライスコのような個人成績表が閲覧できるような、試合に誰が出ているのかと試合の全体的な状況がわかるような情報が得られるような発展をしていってくれると良いなぁ。
昔からある手書き式のスコアブック程度の情報量があれば十分ですし、それだけで出先でも存分に楽しんでみせます。
Vプレミア機構ならばやってくれるはず。きっと。ずっと。

とどろきアリーナで他会場の試合結果がアナウンスされた時、「パイオニアレッドウィングス対デンソーエアリービーズの試合は、セットカウント3対0で…」と聞いた時に場内の観客の全てがデンソーの勝利と思ったはずですが、「パイオニアレッドウィングスが勝ちました」と聞いてみんなぶっ飛んだのでした。
今の両チームの戦力構成やチーム状況を考えると、まず有り得ないスコア。

こんな時に携帯ライスコをチェックして、横山チャミが途中でコートから出たことがわかれば、チャミに何かあったことを察することもできます。
チャミ故障の話は、mixiで誰かの情報を読んだ観戦仲間の話で知りました。
こうした時に多くの人がアクセスできるコンテンツをVプレミア機構が持っているというのは大切な事。
試合内容に意識があるファンが増えれば、ほら、ライブスコアで広告収入も見込める。

とりあえずPC版のライスコの両サイドに縦書きで『パイオニア』とカタカナで入れてみるというのはどうでしょう。
元ネタが古すぎてギャグにならないですか?
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Amazonから ">少女ファイト 5
が届きました。

予約注文をしていたもの。





今回の通常版の表紙は伊丹志乃。



">少女ファイト 4では各回のタイトルが『自己○○』と統一性を持たせていたな。

なんて思い出しながら表紙の裏の目次をまず見ました。



どれも聞いたことがあるようなちょっと違うようなタイトル。

内容を忘れてしまったものも多いけれども、半分ぐらいは元ネタ知っている。

買ってみて、クスッと笑ってください。



今回はこの表紙にもなっている伊丹のバックグラウンドがいろいろと見えてきます。

うん。伊丹のおじーさんのところからやってくる奥平と須磨がなかなかいい。

もちつき大会がとても大事な須磨…

読む楽しみをスポイルしないようにあまり詳細は書きませんが、他のお客さんの迷惑にならないように体育館に変装してくる姿。

その姿に大笑いしました。



今回のバレーボールレッスン的なテーマに、『セッターとはどのような生き物か』というようなものを感じ取れます。

先日ちらっと久光製薬スプリングス監督・次期全日本女子監督の真鍋はん絡みでセッターのプライドについて触れたばかりだったのでとてもタイムリー。



喘息持ちで長時間のプレイができないキャプテンの鏡子。

今回の中心となる強気な伊丹。

そして試合中に自分がバックトスを上げられないことに気付く小田切学…おい!



この3人の姿を追いながら、セッターとは何かを考えてみるのも面白いかもしれません。



タイトルや構成を見ても感じられますが、「少女ファイト」はコミックスになった時のことまで考えて連載されているのかもしれません。

「あきらめ」というキーワードにエキセントリックな反応を見せる長谷川留弥子あたりが次の中心でしょうか。

ストーリーがゆっくりと進行していくので、各巻中心に置いた人物の周囲の人たちの姿もよく見えてくるのが少女ファイトのいいところ。

でもどうやら新刊は今年の秋になるようです。



">少女ファイト 5 特装版というのもあります。

編集部も作者も力を入れている作品であることは間違いない。

Amazon.co.jp ウィジェット
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ワンジョの事だけで2回に分けていろいろ書いてきましたが、他のプレイヤーについても触れておきたいのです。
やはり生で見たプレイの印象は重要。書き残しておきたい。

この日のスプリングスは試合には負けましたが良いところも見られました。
2レグ以降順位を上げていく期待が持てるところがいくつか。
「ちょっと変だぞ」というところもありましたが、そんなことも交えて駆け足で書いていきます。

まずはセンター線。

先野久美子
今シーズン開幕戦は出場せず、その後コートに戻ってきても数字はずっと先やんらしくないものでした。
調子が気になっていたのですが、ブロックを見てターン打ちをしている様子を見てとりあえず一安心。

今回何度か触れているメッセージのやりとりをしていた方の視点では良い時の高さが無いという指摘をされていましたが、確かに言われてみればそのとおりです。
きっちり3枚ブロックに付かれても、空中で間合いを作るような余裕まではありません。
あれが出てくると100%ですね。今は60%でこなしている感じ。

山本愛
おーともの開幕戦での動きは悲惨なものでしたが、この日はブロックでかなり良い動きをしていました。
身長以上の高さは全く感じさせなかったのですがリードブロックの動きは良く、ワンタッチをしっかり取れていたのに加えてキルブロックも5本。
特にレフトへの寄せはかなりしっかりしていたので、これが仁木…兵動の好レシーブを連発させることに繋がっていました。

TV中継のあったこの翌日のシーガルズ戦と今週のクインシーズ戦ではセンター出身の解説者に「かなり全盛期に近づいてきた」ように言われていましたが、スパイクジャンプは明らかに低すぎです。
今シーズンはスプリングスのセンター線があまり機能していなかったのでフリーで打たせて貰えていますが、今のレベルではマークが来たらすぐに潰されます。
スプリングスセンターなら、あとボール1個半は高い打点で打たないといかんね。

大村加奈子

ワンポイントブロッカーで登場

この日は加奈子はんが元気にプレイする姿が見られたらいいと思っていたので、ムックと替わった2回のワンポイントブロッカー姿を見られて満足でした。
ライトに入って東レのレフト潰し。
キルブロックは出ませんでしたが、この日はレシーブとの連携も良かったので見ていて満足。

今週の東京体育館・クインシーズ戦では第3セットあたりからムックにセンター線を使うように指示が出ていたようですね。
これは翌週のNECレッドロケッツ戦とデンソーエアリービーズ戦を見越してセンター線の調子を上げさせるためでしょうか。
車体のミドルブロッカーが低いからってだけかもしれませんが。
ここでおーともはけっこう決まっていたのですが、先やんがもうひとつ。
そこで第4セットから加奈子はんが先やんと交替しました。

いやいや、やってくれました。久光センターらしい時間は遅いが高さのクイック。
立て続けに決まる大村加奈子のスパイクを見て、やっぱりいい時のスプリングスはこうだよなぁ…と思う。

「大村ブロック!」という声にどきどきしながらリプレイを見ると、ちゃんと加奈子はんが止めていた。
加奈子はんは調子が出てくると他人のブロックも横取りする。
まだそこまでは上がってきていないようですが、来週の観戦が楽しみになってきました。

終盤2セットでブロック4本をたたき出してもインタビュー無しなのは超脇役の宿命。


その他のプレイヤー。

兵動希
東レ戦で最も良かったのは彼女ではないでしょうか。
いや、スパイク決定率は良くないのですけれどもね。でもそれを補って余りあるディグ。
派手なレシーブをしない事が良いレシーバーの条件ってなことはこれまでも何度か書いてきていますが、こうした働きをこの試合ではやっていました。

観戦していたポジションが絶好だったのでレシーブフォーメーションを良く見ていたのですが、相手レフト攻撃に対する位置取りが良い。
東レはレフト攻撃が主体ということもあって、この日は兵動の好レシーブが多く出ました。
地味なんだけれどもね。
でも兵藤のレシーブがこの試合のラリーを多くした一番の要因だと感じたのでした。

佐野優子
この日のプレイを見ていてちょっとどうもなぁ…というのが2点ありました。

佐野ちゃんはどうも神格化されてしまっているのですが、ただ祭り上げるばかりだと向上しないばかりか落ちるのも早いよ。
なんとなく佐野ちゃんに関しては批判が許されない空気は感じるけれども、ほら自分はやってきたポジションがポジションだから。
空気を読まないのがエース。

バックレフトでの兵動のポジショニングが絶妙だっただけに、バックレフトに入るこの日の佐野ちゃんのポジショニングのまずさというのが目立ったというのがまず1点。


上の図は相手レフト攻撃に対するエリアブロックの時のレシーブフォーメーションのだいたいのイメージ図。
ポイントを強調しているので、これがエリアブロックと丸暗記しないように。
ライトブロッカーがどこを基準にするのかによってもレシーブシフトは変わってくるし、選手の特性も異なるので実際はチームごとに修正されて運用されるものということも覚えておいてください。

ポイントはブロッカーの間を抜けてくる強打をバックセンターが担当するという事。
このブロックシフトを戦術として採用する場合もあるのですが、ミドルブロッカーがサイドへ寄せきれなかった場合にも適用されます。

きちんとミドルブロッカーがライトブロッカーと揃った場合、基準となるライトブロッカーがストレートを締めている場合はバックセンターのプレイヤーはワンタッチ対応。
男子バレーではスパイクのパワーもあるのでコートの外まで出たりすることもあります。
基準となるライトブロッカーがクロスを締めている場合にはバックセンターは右に寄り、ストレートの長いコースのレシーブに入る。
まぁこれも一般的な概念なので丸暗記しないように。
ブロックの高さが揃わない場合とかサイドに流れちゃった場合とかいろいろありますので。

で、気になったのは結果的にブロックが揃わなかった場合のバックレフトにいる佐野ちゃんの位置取り。
これが兵藤と比較すると後ろに下がりすぎ・中央に寄りすぎという印象を持ちました。
佐野ちゃんの立ち位置がバックセンターの左前方の守備範囲と重なっている。

これでバシバシレシーブを上げると「なぜそこにいる」と賛美されることになるのですが、実際はミドルブロッカーの左を抜かれるケースが多く、そのコースを佐野ちゃんが上げきれていなかったのでした。
これも飛びついて上げると「凄い」と言われるのですけれどもね。

ちなみに兵藤はこのクロスコースにきちんと対応していたので、正面で楽に上げていた。
自分が凄いと思うのはブロッカーの位置を見て適切なポジションで待ち受ける兵藤のほう。

そればかりかバックセンターで守っているときのローガン・トムなんぞは守備範囲も広いので、佐野ちゃんが左側にいるのが窮屈そうな印象も持ちました。

もう1点はコート外に出るボールを追ってシングルハンドでレシーブする時に出す手の問題。

佐野ちゃん、外に出ないボールも含めて基本的に出す手が右手なんですよね。
「ボールが上がればいいじゃん」とか「ボールが繋がればいいじゃん」とか言われそうですが、ルーズボールへのシングルハンドレシーブはコートに対して外側の手で巻き込むように上げてあげなければボールのエネルギーが足りなくなって次の人がプレイしにくくなります。
ボールコントロールもできない。
「追いかけてボールに触れて、佐野ちゃん凄い」でいいのであれば利き腕だけでも良いのですが、次のプレイヤーに考えられるベストのボールを渡すために一歩踏み込んで死ぬ気になるのがバレーボーラーの基本です。
だから日頃から左手で箸を持ってごはんを食べたりもするのです。

バックレフトを主に守る佐野ちゃんですから、左手を出せることは自分の身を守ることにも繋がります。
レフトサイドのグリーンフェンス際に上がったボールに対して右手を出したらどうなるか?

ボールをしっかり上げようとするとフェンスに激突する際にフェンスと正面からぶつかることになります。
ボールを返そうとするコートに完全に背を向けることにもなり、ボールコントロールの面でもお徳ではない。

落下点を見極めたら、左に行ったボールは左手で取るのが基本。
単純にボールとの距離も近くなるし、コートも視野に納めやすくなるし、次のプレイヤーに繋げやすい。
ボールにエネルギーを与えるために巻き込む動作をする段階で半身を捻ればフェンスには肩から背中の大きな筋肉で守られた面から激突することになります。

ぶつかる時の運動エネルギーは自分の体重と走っている速度が持っています。
衝撃を一点で受けるとダメージは大きいです。
関節の突起部などからぶつかると、運動エネルギーが一点に集中して壊れます。
大きな筋肉の面で当たると単位面積あたりの衝撃は分散されてあまり痛くない。
体の正面には大きな筋肉で守られた部分が少ないので危ないのです。

ほら、いろいろお得。

その昔、体育館の壁ともお友達になる訓練をしてきたもので、こんなところも気になったのでした。

ローガン・トム
今週のトヨタ車体クインシーズ戦で、解説の吉原知子に「全てが平均点以上」と言われていた。
もうちょっと良い表現を用意しておいてくれ。

レナターニャを前にしたら今年の外国人選手はみんな迫力不足ですが、Vプレミアのサーブレシーブランキングにも名前が出るくらいの守備型プレイヤーがあれだけ得点源になっているといったらなかなかのものです。

日本人選手でサーブレシーブとスパイクの両方でローガン・トムと競りあっているのは…
岡野知子・都築有美子。
なんだ、いるね。

チームの攻撃力を一身で背負うような形は彼女には向かないと思うのですが、そこはワンジョがコートに入ったことで彼女がやりやすい形にまとまっていくのではないでしょうか。
スプリングスの外人枠はワンジョ。ローガン・トムは狩野美雪枠。
ムックがこう考えてトス回しができればチームが回り始めると思います。

オリンピック日本戦で見せていた、サーブの高い集中力が見られるかと思っていましたが、サーブに関しては今のところ期待外れ。
なんだか疲れちゃって集中力に欠けてサーブミスするシーンもしばしば見かけます。

レシーブはうまいなぁと見ていて思いました。
球際でしつこいところとか、フライイングレシーブの上手さとか、日本の今の180センチ級では永久に到達できないレベルの身のこなしをしていました。
逆をつかれて半身を返してフライイングする動きなんかは日本の170センチ級と同じ動き。

日本の女子選手って子供の頃から体育館に篭ってバレーばかりやっているからダメなんだよなぁ。
『脳神経系の発達には何歳くらいで何が必要か』なんてレポートを一市民の自分でも時々目にするくらい情報が出回っているのに、さらに今さらバレー英才教育とかって逆のことをやろうとしているんだもの。

昨年ロンドンが来たばかりの時に驚いたのですが、同世代の選手と比べてもロンドンのレシーブフォームははるかに合理的だったのです。
「外国人選手は日本でレシーブを覚えて帰っていく」とかって得意気に話す解説者がいるけれど、あれウソです。
日本のプレイスタイルを経験して『繋ぎの重要性』を認識するだけで、レシーブの基礎は日本人の同世代の選手よりもきちんとできています。

ローガン・トムを見ていてこんなことを思い出していました。
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東京体育館でのトヨタ車体クインシーズ戦。
第4セット序盤から先やんに変わっておーむら加奈子はん投入。これが大爆発。
そこからブロック4本、スパイクいっぱい。
でも大村加奈子は超脇役なので、インタビューしてもらえません。

3番4番5番 4番がキャプテンマーク

ワンジョのレシーブ続き

この試合も第1試合のNECレッドロケッツvs.岡山シーガルズと同様に、ラリーが続く場面が多くありました。

女子バレーが長いラリーが続くのはスパイクの決定力が足りないという面も多いのですが、それだけにブロックシステムやレシーブとの連携、さらには崩されていた状況を立て直してカウンターが決まるようなシーンが多く見られます。

男子バレーだとチャンスボールを返した時点で基本的にはアウト。
男子のラリーはパワーとスピードが違うからこそ一本一本に求められる各プレイの精度や判断のレベルがケタ違いになるわけでして、ディフェンスフォーメーションとカウンター攻撃のパターンまで先読みしようとすると目と頭はフル稼働して胃がキリキリとしてきます。
呼吸をすることを忘れることもある。
選手のプレイや判断に多少脆いところがあってもお気楽にラリーを楽しめるのが女子バレーのいいところです。
ミスしたって女の子だから一生懸命だったら許せるし。甘い?

こんな中でのワンジョは、サマーリーグ決勝の時から触れてきたようにとりあえず普通のボール処理は心配無く見られるようになっています。
ただし、この日の試合では弱点も見えました。

もともと『ハイボール』(先のサーブの所で長文をやりとりした方の表現。最初お酒を連想しましたが巧い言い回しなので借用)に対する反射的な能力やボールを追うフィジカル面では突出するものを持っているのがワンジョです。
ただ、動物的な動きを見せる一方で、ボールを最終的に上げて繋ぐことができるかどうかとなってくると話は違ってきます。

この日の試合、好ラリーが切れる瞬間、ほとんど必ずボールの落下点付近で膝をついて四つんばいになっているワンジョがいたのでした。
これがとても気になった。そして本当にもったいない。

その姿を見ていて、名前は忘れたけれども前の全日本女子の監督がワンジョをレシーブでシゴいていたっていうのもなんとなく気持ちがわかりました。
あ、柳本だ。監督じゃなくてカントク。

ワンジョが見せる動物的な反応は先天的なもの。
フィジカルは後天的要素が大きいですが、バレーボール漬けで育ったプレイヤーにはまず望めないものです。

「これだけの才能を持っているのにどうしてボールを繋げないんだ」

こうした思いがワンジョをワンマンで追い込んでいくことになったのでしょう。
ワンマンでシゴくという選択肢を選ぶあたりがカントクの頭の程度を表していますが。

思うに彼女はずっと見よう見まねだけでバレーをやってきてしまったのだと思うのですよね。
日本に来て高校に入って18歳からバレーを始めた。
ハイジャンプで培ったものを生かして大急ぎでスパイクだけはなんとか形にする。
それでトップリーグまで来てしまったところが彼女の天賦の才。
しかしこれまで選手として出場する機会を存分に得られなかったあたりが限界。

バレーボールで膝をつく状況は普通にプレイしている限りまず起きませんよね。
普通に考えると体重を膝にかけるような状況はバレーボールのプレイ上全く無い。

バレーボール経験者でレシーブに自信がある人なら同意すると思うのですが、膝サポーターって血行が悪くなるし汗を吸うし重くなるしジャンプの邪魔。
「だから膝サポいらね」
膝の故障経験がある選手や何か違和感を感じている選手以外、余程レシーブが下手糞でない限りそうなると思うのです。

自分も高校バレーに上がった時に立ちふさがる2m43cmのネットを前にして、いかにジャンプ力を長い時間KEEPするかを考えて膝サポをやめました。
練習はシニア用のフルネットでやっていたんですよ。中3の夏から高校バレー部に編入されて最初に戦うのがこのネットの高さ。

この時から違和感がある時にパットの入っていない薄いサポーターを使うくらいになりました。
コンディション上の違和感よりもサポーターの違和感が上回るようになったら外し時。

レシーブで怪我をするのは顎とかおでことか頭部に集中。
突っ込んで行った時に腕は引っ込められるけれどもなかなか頭は引っ込まないからね。
ネットのワイヤーでおでこを切ったり、体育館の壁に後頭部を激突したり。
こういうときは前に進むエネルギーを止められてしまうので、垂直落下になるのがかなりヤバい。
「あ!」と思っていると顎から地面に落下します。
顎を強打して噛み合わせが数週間おかしいこともよくある事。
こういう時のごはんは奥歯で噛まずに飲み込む。
で、足なんぞは一番最後に着地するもので衝撃を受ける要素は無いのです。

あ、今のように寒い時期はフライイングレシーブで着地して、乳首がもげそうになったこともよくあります。
あれは痛い。お風呂に入る時が痛い。
それから外練で小石混じりの土のコートでやる練習。
腕の擦り傷は練習が終わった後だと砂混じりのまま血も固まっているからかなり汚い。
いずれにしても膝は擦ることはあってもダイレクトに衝撃を受けることはまず無いのです。

最初はローリングをするような時に膝が支点になるのではないかと不安もありましたが、やってみたら最初の着地点は手首。
手首の一点は擦れてタコになっていましたが、そこで着地して全体重がかかるのではなく、ボールを巻き上げる動きと連動して手首〜腕〜背中と進行方向にエネルギーを分散しながらソフトランディングするわけです。
そこから下半身を意識的に進行方向に送り込むと、柔道の前方回転受身の要領で立ち上がれます。
するとほら。全く膝が付かない。

シニア女子のネットなんざ中学男子のネットよりも低いわけでして、しかも自分よりも背の高い女子選手たちは試合終盤におけるジャンプ力を阻害する要素としての膝サポーターの必然性を考える必要も無いでしょう。
そうなると当然、膝とレシーブの関係にも考えは至らない。

それでも自分と同じくらいの身長の選手は考え抜いた形跡がある

ワンジョの場合は見よう見まねでサポーターも付けてみたのではないでしょうか。
で、レシーブの基礎を教わっていないから迷わず膝をつく。
「クッションが入っているからそれで体を支えよう」というのもレシーブする事を考えなければある意味合理的発想。
長身選手を集める強豪校だから、真似をする仲間の中にレシーブを徹底的に考え抜いたような奴もそういないに違いない。

ボールのコントロールをするために膝は各関節のサスペンション的な役割の中で最も重要な働きをします。
この膝を支点にしてしまうと、ボールコントロールがものすごく難しくなる。
遠いボールを捕ろうとしても、膝をついた時点で自分の体は前には進まなくなる。
レシーブする事を論理的に考えれば単純な話。
当然ワンジョは「レシーブ下手糞」呼ばわりされることになります。

中学バレー部の段階だったらもう一度基礎に立ち返って教えてもらうチャンスもあったかもしれませんが、彼女がバレーを始めたのは残念ながら強豪高校バレー部。
ただでさえ時間に追われる高校バレー部。
高校バレー界は春に一番注目を集める大会があるのが困りもの。
しかもワンジョは中国から来た関係で高校入学も遅く、バレーを始めたのが確か18歳。
攻撃に特化してかなり促成教育をされたことが状況からもうかがわれ、レシーブの基礎に立ち返っているヒマはなかったのかもしれません。
ひょっとしたら系統立てて基礎を指導するノウハウを強豪高校バレー部の指導者は持っていないのかもしれない。
強豪校は中学バレーですでに名のある選手を集めるところからバレーがスタートするからね。
多めに採って競わせて切り捨てていくやり方があたりまえ。

攻撃力を買われてシニアに進むも、この世界はますます基礎はできて当たり前の世界。
スプリングスの練習方針はわかりませんが、完全に基礎に立ち返るような練習は無いのではないでしょうか。

身体能力からするとあり得ないボールの落とし方をするワンジョを見て、指導者はワンマンで追い込む。
これもわかる気がしてきた。見ようによってはやる気が無いように見える気もする。
だけどこうしたワンマンの積み重ねがワンジョにレシーブへの恐怖感を植えつけてしまっているようにも思えるのです。
そして床際でのボール処理でどうしても恐怖感が先に出る。

他人とのプレイ中の接触を極度に恐れている気配も感じますが、これは空気を読まずに「ワンジョうざい」と言われ続けたトラウマかもしれません。
まぁこの点は先送りにして、床際のボール処理の問題を先に解決したい。

ワンジョはね、たぶんバレー初心者が最初に教わる基本を一度じっくり教えてあげたら全ての問題が解決すると思うのですよ。
おそらくスプリングスも女子中学生にバレーの指導をするような機会はあると思いますので、そういう機会にこっそりワンジョだけ中学指導者からレシーブの基本を教わったりすればいいのに。
もうさんざん回り道してきているのだから、ついでにもう一年ってつもりで、全日本には行かないでどこかのバレー部の中学1年生の基礎固めのための夏合宿に参加させてもらうとか。
国際試合でスタメンを張るよりも一気に成長する気がします。
基礎無しでここまでやっちゃうのだから、基礎を身につけたらきっと恐ろしいプレイヤーになると思うのです。

まずはローリングレシーブで床とお友達になる。
この段階だけはマットを使って。
転がる感覚を覚えたらマットを外して床でやってみる。
派手に転がったほうが痛くないってわかったらボールを使ってみる。
最初は近距離だけでいい。
転がる過程で腕を巻き込み、失速しつつあるボールに運動エネルギーを与える感覚が掴めたらOK。

次の段階はスライディング。これはマットを使うと逆にあぶない。
最初は低い所から。
慣れるまでは痛いけれども、初心者がアンダーパスで腕が赤く痛くなるのと一緒。
数日で慣れて痛みを感じなくなります。
エネルギーを前方向に逃がす感覚を覚えたら徐々に中腰の姿勢から。
そして軽く助走をつけてやってみる。
助走をつけて高いところからでも、エネルギーを前に逃がせば痛くないことがわかったらボールを使ってみる。

自分の場合はローリングとスライディングをボール無しで最初20分くらいかけて型を教わった後は、いきなりその日から連日ワンマンでした。
その連日ワンマンの過程で自然にランニングパスやフライイングも使うようになったのでした。

静止状態を作ることを意識してワンマンに臨むようになるのはもっと後になってからの事。
落下点を瞬時に判断してダッシュ&ストッピングでより体力を消耗するから誰よりも早く死ぬ。
他の人より遠くにボールを飛ばされるからね。
床だけでなくネットや壁やパイプ椅子なんかともお友達になる。

ワンジョの場合は床への恐怖心を取り除くことも目的のひとつだと思うからいきなりワンマンで追わずに、時間をかけてステップアップしていくといいと思います。

それから週1回くらい柔道を習いに行くと良いかな。
受身をしっかり習得するとレシーブ面だけでなく、突発的に体勢を崩したりしても反射的に体の大切な部分を守る動きができるようになります。
宙を跳ぶバレーボールプレイヤーなら怪我防止のためにも身につけておきたい。
ワンジョはすげー跳ぶからね。

ただ、少し心配もあります。
それはロンドンオリンピックでワンジョが柔道の代表になってしまわないかということ。
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