赤ユニのトミさん(田向友美)

決勝リーグ初日、袖ありユニフォーム同士の対戦でリベロを勤めたのがトミさんでした。
これがかなり好感が持てる仕事ぶりだったので書いておきたいと思ったのでした。


今時リベロの第2セッター化は女子でも常識化してきていますが、バンブーはこのあたりの強化にはあまり熱心ではないようです。
そんな中、以前からバンブーレシーバー陣の中では最も熱心に全身を使ってオーバーで二段トスを上げていた選手がトミさん。
リベロが二段トスを上げるような場面は必ず出てくるわけですから、そうした時にできるだけオーバーでトスを送り届ける意識の選手のほうが理想です。
アタッカーは二段攻撃で相手を崩せれば上出来ですが、スパイクを決めきることができればチームに一体感が生まれてうまく回り始める。
アクロバティックなアタックライン後方からのジャンプトスは見せなくてもいいから、できる範囲でバンブーリベロもオーバーでの二段トスをして欲しかったのですが、トミさんはこの希望に応えてくれました。

それからコミュニケーションとサインプレイ。
レオさんもシーズン後半から黒鷲旗にかけてレセプションをリードする様子を見せてくれるようになりましたが、トミさんはこのあたりが最初からしっかりできていたのでした。

レシーバー起用のチエ(吉澤智恵)はトミさんの指示に従う

コートでのレセプションリードの経験はチエのほうがはるかにあるのですが、それでも堂々とトミさんが仕切っていました。
ベテランがにっこりと指示に同意することで、自信を持たせる策なのかもしれませんが。
リベロが落ち着いて指示を出しているとコートの中も落ち着きます。
応援している自分も落ち着く。

プレイの合間に頻繁にセッターやセンターと話をしているところも見られました。
レオさんのように派手に鼓舞して士気を高めていくというタイプではなさそうですが、ひとつひとつのプレイを確認しながらゲームを作っていくタイプなのかな?
リベロがチームのディフェンスのトータルコーディネートしてほしいと考えている自分にとってはこれも良い印象。
地味だけどね。

で、その結果としてだと思いますが、味方サーブ時にトミさんは毎回何かサインを出しています。
これはレオリベロの時は印象に無い。
一緒に見ていた千酔亭氏と「なんのサインだろう」と話していたのでした。
自分はブロッカーと連携したレシーブフォーメーションの指示ではないかと思ってバックセンターの位置取りを少し気にして見たのですが確信には至らず。
実はセンターのサインと動きのほうが見ていて面白かった。
派手だし。

トミさんがリベロとして自分が望む方向の仕事をしてくれるプレイヤーであることが見られて楽しかったのですが、トミさんはピンチサーバーとしてもクセのあるサーブを打つ貴重な戦力。
おそらくリーグが始まったらレシーバーだろうなと思っていますが、時々リベロをするところを見たいものです。


レオリベロは…
とりあえず周囲の状況を見つつ、まわりの指示の声を聞こう。
NEC戦で緩いスパイクを正面で待ち受けているミホに突っ込んでいってチャンスボールを台無しにしたのが1本。
今回はレセプションで他のレシーバーに体当たりするような場面はありませんでしたが、連携の部分で課題を感じています。
猪突猛進ぶりが持ち味だとも思っているので、ファイタースピリッツは失わないように。


セッターは今回の決勝ではつるじ(鶴田桂子/原桂子)が二枚替えで途中出場という形で起用されていました。
昨年の開幕前から希望していた起用法。
センター篇のところでも書きましたが、仕掛けられるクセものをリザーブに置いておけるのが本当に強いチームと思っています。
そういう意味では近い将来、リーグでも今回のような起用法をされる選手になってくれることを期待しています。

アマさん(平井真栄)はサマー予選の時に試合中に突然トスが低くなる傾向について触れました
今回もセンターへのトスが「あ、低い」という場面はあったのですが、悪い状況が続かず素早く修正されていました。
サマー予選と違い決勝は5セットマッチで行われる中で修正のほうが素早く行われていたので、試合の中での影響は全くなかったと言ってよいかと思います。

視線で一度ライト方向を確認する素振りを見せながら逆サイドに上げるトリックプレイも見ました。
セッターの準備動作でのこうした動きはブロッカーもしっかりと視界にいれているはずなので効き目があります。
…実は日立佐和の板橋恵のトスを見ていて、頻繁に意識が逆サイドに振られる自分…
相手にとって「うぁ!やられた」感が増すと思いますのでアマさんのこのプレイにマルをあげちゃいます。

今回はキャプテンマークは付けていませんでしたが、コート内でのリーダーシップぶりは今回も良かったと思います。
足立留美がぞうきん掛けでコートに入ってきた時に、それを気遣うそぶりを見せた若手選手の意識を一言で試合に引き戻した場面も目撃。

おそらく今シーズンはセッターとしてトスを上げる場面も先発起用も増えてくるのではないかと思いますが、いい仕事を期待しています。
MVPは文句なし。


NEC戦の前、トス練習する山中綾乃

バンブーファンにとってなかなか勝ち試合が見られないNECとの対戦の直前、コート内で新人の山中綾乃がトス練習をはじめました。

あれ、使うならサマー予選じゃないのか?
ここのところずっと分が悪いNEC相手に勝敗度外視で育成?

カモメさんチームに勝って優勝の可能性も出てきたので、フルメンバーを起用してでも勝ちに拘りはじめたところだったのです。
NECに勝つところを生で見たい。

軸はぶれない石原昭久。
あ、タイムアウトの時に輪から外れていることも多いですが、バンブーの監督です。

引き続きアマさんを使い続けたのですが、試合の最終セット終盤で新人セッターを投入しました。
『10点差がついたら眞投入』の黒鷲でのデンソー達川監督と一緒。…アコ…

7月に筑波で行われたイベントでの選手起用はわかりませんが、山中は今回がバンブーでの初試合出場だったのではないでしょうか。
セッターとしてどうとかチェックできるような出番ではなかったのですが、とりあえず試合出場おめでとう。

セッターは人間関係や引き出しの数がモノを言うだけに、4年間は大学に行ったつもりで体作りと勉強を。
バンブーはここにきて良い先輩セッターが揃ったチームになったので、大泥棒になって先輩からいろいろなものを盗み取ってもらいたいものです。
教えてもらうって考えじゃダメだよ。
盗むには『何を盗み取るか』という意識が必要。
この意識をどこに持ってくるのかを日々考える事が大切なのです。


バンブーは良い夏を過ごせたと思います。
サマーは終わり。
いい流れは残しつつ、気持ちはしっかりと切り替えて11月1日に備えて欲しいと願っています。
くれぐれも怪我には気をつけて。

開幕戦は自分のホームゲームです。チャリンコで行ける距離。
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今日はバンブーのサマーでのお話はちょっとお休み。

開幕まで1ヶ月。
先日今年の会場観戦計画を立てようと女子Vプレミアの試合日程を眺めていました。

http://www.vleague.or.jp/data/news/w_schedule-pl2008-2.pdf(PDFなので注意)
とか
http://www.vleague.or.jp/schedule2007.html?league=1&sexcode=2&st=1
とか。

今年はバンブーのTV中継が少ないなぁ…と、埼玉は全部行くとしてどこに遠征に行こうかなどと考えたりしていました。
まぁ前回の成績が悪かったのだから仕方がない。
逆に久光はTV中継はそこそこありますが、関東圏でなかなか試合が生で見られなかったりします。

ここでチーム別の現時点でのTV放送予定回数を整理しておこうかという次第。
シーガルズやパイオニアなどは地元放送局の放送がこれから決まったりするのでしょうけれども、とりあえず発表されている範囲で。
チームの順番は前回の成績順。色はなんとなく連想するチームカラー。

東レ アローズ  5試合
 GAORA 2回
 NHK-BS1 2回
 フジテレビ739 1回

デンソー エアリービーズ  8試合
 GAORA 5回
 NHK-BS1 2回
 フジテレビ721 1回

久光製薬 スプリングス  5試合
 GAORA 1回
 NHK-BS1 2回
 フジテレビ739 1回
 フジテレビ721 1回

岡山 シーガルズ  4試合
 GAORA 2回
 NHK-BS1 2回

パイオニア レッドウィングス  6試合
 GAORA 2回
 NHK-BS1 2回
 フジテレビ739 1回
 フジテレビ721 1回

NEC レッドロケッツ  9試合
 GAORA 3回
 NHK-BS1 3回
 フジテレビ739 3回

トヨタ車体 クインシーズ  6試合
 GAORA 4回
 NHK-BS1 2回

JT マーヴェラス  9試合
 GAORA 4回
 NHK-BS1 3回
 フジテレビ739 2回

武富士 バンブー  2試合
 GAORA 1回
 NHK-BS1 1回

日立佐和 リヴァーレ  3試合
 GAORA 1回
 NHK-BS1 1回
 フジテレビ721 1回

ふう。
慎重に数えたのでだいたい合ってるはず。

うーん、なんとなく放送試合数のバランス悪いよなぁ。
東レは今年4強は難しそうなのだけれども、それでも前回チャンピオンなんだからもうちょっと多くても…

デンソーの試合中継が多いのは前回準優勝・黒鷲優勝で納得。
日本人主力陣にあまり変化がないので、外国人が外れても今年も安定して上位に来そうな気配。
GAORAはわかっている!いっぱい放送。

久光も昨年外国人が融合に失敗しながら4強。
日本人選手に前々回→前回ほど大きな動きはなかったので今年も上位の線は濃厚。
こら、GAORA。ちょっと少ないんじゃないか?

シーガルズは4強に躍進した翌年だけに、もうちょっと放送が多くても…と思うのですが、地元中国地方向けの放送もこれから出てくるだろうしこんなものか。
国内バレーは人気がないとは言っても、前回4強チームは全試合の1/3くらい全国で見られるようになるといいなぁ。
理想は半分以上。
戦っている選手の励みにもなるだろうし。

パイオニアのGAORA放送分は例年ひどいアナウンサーが実況して素子が偏った解説をする地元局の放送分があとから加わるのかな?

NECは9試合。いいよなぁ。

車体は6試合。
下位チームでもせめてこれくらいは欲しいところなのですが…

JTは9試合。これもうらやましい。

バンブー…
そりゃ、チームのスタッフや選手がファンの顔を全員覚えきれる程しかファンがいないけどさ…
前回成績が悪かったし、今回は埼玉で6試合あるから、今年は我慢。

佐和…
昨年1勝なのにバンブーより多い…
いや、足を引っ張ってもしょうがないのでバンブーと共に頑張っていこう。
今年は埼玉に来てくれるのでけっこう試合が見られる。


フジテレビ721・739、今年は解説を誰がやるんでしょう。
GAORAはまた藤田を起用してね。

Vチャレンジの日程はまだか!
遠征計画が立てられない。
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さて、昨日のセンターの続きで今日はサイド陣。

今回のサマーでは、予選・決勝を通じてセンター線が大活躍したものでちょっと影が薄くなりました。
これは関西から来た山梨の面白おばちゃんの影響力の大きさですね。
チームカラーがすっかり変わった。

決勝ではライトにアユ(服部安佑香)。
予選の時は少し崩れたりしてバックアッパーに一時交替される場面も多かったのですが、今回は二枚替えの時以外は交替がなかったんじゃないかな。

ちなみに今回の基本レセプションはサイド全員が交替でレセプションに入る基本2枚体勢。
ミホが昨年型のレシーブをして1本後に逸らした以外はチームとしても全く破綻がありませんでした。
アユにとって最も重要な仕事のサーブレシーブでは狙われていても気になりませんでした。

特に狙われた印象なのがこのローテ

広い受け持ち範囲でサーブが集中しても淡々とこなしていました。
あれだけ集中して落下点に入り、落ち着いてしっかりした間合いを作ってレシーブしてくれれば、チームも良いリズムで回り始めます。
なかなか良かったのではないでしょうか。
エンド観戦だったのでキャッチの距離感はつかみにくいのですが、サイド観戦をしていた人はどうみたのでしょう?
マルをあげますので同期の二人に「マルもらった」と自慢してください。
プレミアでこれだけ落ち着いた仕事ができたら二重マルあげます。

それからブロッカーとしての高さも魅力です。
細かくデータを取っているわけではないけれど、予選・決勝を通じてブロックで仕掛けられるとバンブーの応援も楽だなぁと感じたのでした。

ライトが高く、相手のレフト攻撃がそうそうストレートには来ないと割り切れるのは良いもので、ワンタッチが取れなくてもレシーバーがクロスで待ち構えてディグからカウンター攻撃に繋げやすくなります。
今回のバンブーを見ていて「チームとしてのまとまりを感じた」というような言葉を何人もの他チームファンを含む観戦仲間から聞いたのですが、それは高さが揃うことでブロック&レシーブの連携がうまくいっていたことが大きかったのかもしれません。

アユが前衛、つまりセッターが後に下がるとバンブーの連続得点が始まります。
逆にセッターが前衛の時は相手レフトが露骨にストレートを狙ってきます。
この3ローテで追いつかれてアユが前衛の3ローテで引き離すというのが今回のバンブーの得点パターンでした。
それだけアユの高さが効果を発揮していたということ。
ブロックもマルあげちゃおうかな。

課題はスパイク。
練習でノーブロックで打っている時は気にならないのですが、試合になると気合が入りすぎるのか体が突っ込みすぎてフォームがかぶります。
自分から苦しいフォームを作ってブロックと戦っている印象で、スパイクに関しては現時点では練習番長。
これも試合勘かな。

練習の時よりも試合の時のほうが集中力が高まる分、ピーキングが上手くいった時にはかなり肉体的なパフォーマンスが上がります。
スピードも上がるしジャンプ力も上がる。
試合前の練習はその状態を確認して修正を行う大事な時間なのにワンマンで気合を入れようとするアホなカントクがいたりするからなぁ…
ま、バンブーはそんなアホな指導はしていないので大丈夫ですが。

助走スピードが自然と速くなってしまっていたら助走スタートのタイミングも修正が必要だし、ジャンプに転換する時にいつもよりブレーキングパワーも必要になります。
このあたりをうまく修正できていないので上体が突っ込みすぎたりタイミングが微妙にズレているのかなと感じます。

余談ですが、その他にも腰のキレ具合やら何やら、試合前にはひとつひとつ確認する。
日頃成功率が低い事ややったことが無い事も、状態が良いと確信できた時には実戦でできちゃう事が多いです。
セッターが「サイン間違い?」ってな顔をするのを見るのも実戦の楽しみ。
「練習でできない事が試合でできるか!」ってのはウソ。
日頃は最悪のコンディションになるまで自分を追い込むものでしょ。
赤いおしっこが出たら少し抜く。
試合1週間前にカントクが気合を入れに来ても抜く。

アユは今回3試合フルに出場したことで、今後試合中を想定した練習をしやすくなったと思います。
ピーク時のコンディションを意識した練習を積んで修正能力を高めて欲しいと思います。

あ、最後に。
センターのクイックに連動する、内に切り込むセカンドテンポの攻撃。
もうちょっとクイックとの時間差の差の部分を詰めたいな。
相手ブロッカーが楽に対応している。
自分の助走スピードを把握してスタートタイミングをちょっと早めたら、後はセッターがちょこっと対応するだけ。
すぐできるはずだし効果も上がるはず。攻撃効果の面でも楽になるよ。
決まったら「ナイスコンビ!」って言ってあげる。


今回レフトのソラ(澤畑文子)は千酔亭氏が指摘していて気付いたのですが、ライトからの攻撃が鋭く安定感もあって良かったのでした。

じゃあプレミアではライトで起用か?というと、しばしば相手ライト方向からの攻撃をブロックで仕留めていたりして、レフトサイドのブロック力が不足しがちなバンブーとしてはもったいない。
今回の久光戦では久光が繋ぎ型のプレイヤーを多く入れていたこともあり、ライトの舞子だったり石井だったりを1発止めると崩したらバックアタックはなくレフトだけという状況が多くうまれていました。
バンブーのセンター&ライトも高さが揃っているので、こうした展開に持ち込めるのはとても戦いやすい。

思い返すと前回リーグ最終戦のトヨタ車体戦。
バンブーはレフトを潰す意図があったものの、ライトの高橋翠にいいように引っ掻き回され続けたのでした。
まず翠を止めてレフトに集中できる状況を作る。
そういう展開に持っていくにはレフトでのソラのブロック力に期待なのかな…なんて感じています。
バンブーサイド陣の中では高さもあるので、プレミアではこうした働きに期待しています。

攻撃面ではバンブーサイド陣の中では最も安定感がありました。
センター陣が面白すぎるのでほとんど気にしていなかったくらい。

それからソラのサーブ時がバンブーの2番目の連続得点ポイントになっていたこともGOOD。
1番はアマさんのサーブの時ね。3番はユキのサーブの時。データは取ってないけれどだいたい合ってるはず。
ソラは入団早々ちょっと早くプレイがまとまりすぎている印象があるので、サーブで無茶っぽいことをやってみないか?


長ーい目で期待しているミホ(石田瑞穂)は、サマー予選に比べるとちょっと厳しい採点。
今回はふかし癖が多く出てしまっていました。
これは前回リーグのバンブー負けパターンのひとつで、イェレナのスパイクミスの直後にこれが出るともうダメでした。
これをやられちゃうとセッターも上げるところがなくなる。
自分の場合フカす形のスパイクミスっていうのが無かったもので原因はちょっとわかりませんが、ミート力かな?
ユキと一緒にミート系の自主練習を昼休みにしている姿を見たことがありますが、サトの自主練方法を取り入れてみるのも良いかも。

その他にはチエ(吉澤智恵)のプレイではなく表情が印象的でした。
プレイ面ではピンチサーバーからレシーバーとしての起用。
後衛でプレイした後、もの凄く嬉しそうな表情をしてアップゾーンに戻ってきた。
なんだか試合に出てボールに触れたのが楽しいっていうような感じ。
こんなところもチームの良いムードを感じさせてくれた理由のひとつです。

表彰式の1枚

今回のチエはつるじのそばにいることが多かったのでした。
面白おばちゃん、感極まって泣く真似をしているんだから、誰かイジってあげようよ。



サイド陣ではルミ姐に触れていないけれど、ピンチサーバーの時の話はサトのところに書いたからいいよね。
モップ係と雑巾係としては相変わらず仕事ぶりが丁寧でした。
雑巾で床を拭いた後、滑らないか足でチェックしたりする姿に好感。

あぁ…ルナ…
試合には出ていたけれども、全くプレイをチェックしていなかった。
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記事を書き上げて保存する段階でエラーが出てしまいました。
SPORAの定期メンテナンス直後だったのですが、何かかなり不安定で書いた文章が全部飛んだ。ショック。

スプリングスの出場選手について触れてリハビリをしたので、もう一回書きます。

開会式前、会場入りすると第1試合のバンブーが練習を開始しています。
選手をチェックすると、つるじ(鶴田桂子/原桂子)もカナcap.もユニフォーム姿。
二人ともサマー予選では雑巾係で走り回ったり(カナ)、サボったり(つるじ)していました。
その姿はこちらを参照のこと。

今回バックアップでユニフォーム姿になっていない選手を急いでチェック。
ルミ姐とアヤ。
アヤはサマー予選で充分持ち味を確認できたし、いよいよリーグに向けてベテランを入れて勝ちにきたのかな?と見回すと、なんとトミさん(田向友美)だけが赤ユニ。

開会式直後の赤ユニトミさん

トミさんリベロ。これは初めて見る。
サマーを試行の大会としての軸はぶらさず、しかもリーグに向けてベテランにも試合出場させておこうという事だろうな。
うん。良い大会の使い方じゃないか。
するってーと、カナcap.は控えでワンポイントの可能性が大で、センターユキの対角は誰だ?

そういう目で見ていると、サト(金子美里)の表情が怪しい。
いつもはニマニマした表情のサトに落ち着きがない。パンツの裾をやたらと直している。
これはサトで来るか?

試合前、カットの練習から外れてシーガルズの練習を見るユキとサト

きました。サトがスタメンです。
センタースタメンは試合前相手チームのコート練習中がチェックポイント。

昨年のサマー予選や国体関東ブロック予選ではなかなかスパイクが良いところを見せてくれていただけに、リーグでも出場機会が増えると期待していました。
残念ながら前回リーグの開幕滋賀では松葉杖姿。
松葉杖を置き忘れて動き回っていたので、2月くらいには間に合うかと思っていましたが前回リーグは出場できませんでした。

それでも熱心に相手チームのデータを取ったり、コーチとデータの分析をあれこれ話していたりした姿をよく見かけていたので『棒に振った』というような言い方はしたくない。
コートの外でチームと一緒に戦える選手は大好き。
バレー脳とバレーやりたいモチベーションを高める時期だったと好意的に解釈。

サマー予選ではワンポイントブロッカーとしての起用にとどまりましたが、今回はスタメンです。
サマー予選ではアヤ(池浦文香)がアヤなりの持ち味を見せてくれたので、サトもここで持ち味を見せてくれればバンブーセンター陣の層は一気に厚みを増します。

今回予選・決勝を通して出場したユキはサマー初出場ですが、つるじ塾特訓生の段階を経て、前回リーグの終盤あたりではもう独り立ちしています。
今回のサマーでは相手の戦力が落ちるので割り引いて見なくてはいけませんが、予選・決勝を通じて波も全く見られません。
トスが合わなくても平然としている。
3枚ブロックも抜く。お前は先野か!
ユキのブロックとニヤ〜っとした笑顔がバンブー勝利のバロメーターです。

ユキに関しては後はプレミアシーズンを通して安定した活躍ができることが目標。
これができれば立派なつるじ塾卒業生。
この段階まできたら胸張って世界に挑戦してみて欲しいのだ。
2006年も出ていましたが、2010年世界選手権が最初の目標だな。
その時ユキは23歳。
荒木絵里香の2006年世界選手権が22歳だったから、目標としては悪くないはずです。
いい働きをした時には100点あげるので頑張れ。

さてサト。
彼女のスパイクにはミートが感じられるんですよね。
スイングを最終的に手首に集約できているからボールが気持ちの良い音を立てる。
今回MVPのアマさん(平井真栄)も、予選の時よりトスが低くなった後の修正が早くなっていて、より安定感を増していました。
なのでセッター問題を抱えた昨年の夏よりもずっと気持ち良くスパイクを打てていました。
多少合わなくてもなんとかできればニマニマしている。これでいい。

このミートの良さは、昼休憩の時に一人で黙々とやっているテニスボールだかゴムボールだかでの壁に向かった遠投の成果じゃないかな。
正しいフォームと手首のスナップが効かないとボールは投げられないしコントロールもできない。
こういう自主的な努力が成果をあげていると感じます。
学生の現役バレー選手はバレー漬けにならないで、野球のキャッチボールとかも練習に交えてみると良いと思います。
気分転換にもなるし、神経系の発達も期待できる。楽しくて効果があるのが一番。

今回はサトが毎回どこに切り込むのか見ているのが面白くて、かなりワクワクさせてもらいました。
けっこう集中して見ていたので、バンブーのCクイックのサインを覚えちゃった。
誰にも言ってないしすぐ忘れちゃうと思いますが、バンブーは開幕までにサインを変えておいたほうがいいかも。

サトを見ていて最も好感を持ったのはおとりに入る姿勢。
Aと平行はスタンダードなコンビネーションですが、センターが本気で飛び込んでくると見ていて鳥肌が立ちます。
関西ではサブイボ。
今回のバンブーはセンター速攻を軸とした良いコンビネーションを何度も見せてくれて「ナイスコンビ!」と叫んだ場面が多かったのですが、久光戦では勝負を決めた最後の1点がまさにこれ。サトのAクイックとレフトミホ(石田瑞穂)平行のコンビネーション。
中央突破力を見せたセンターがサボらずに全力でおとりに入ってフルスイングするからこそ、相手のミドルブロッカーはリードブロックしていても一瞬気を取られて遅れます。
今回のサトはこのおとりのフルスイングを見てもスパイク面では充分合格点でした。

ブロックに関しては残念ながら気持ちいいのが出ませんでした。
千酔亭氏が「アマの横だから仕方が無い」と言っていたのに納得ですが、それでも相手を仕留める場面が見たかった。
昨年は3メートルも離れた場所で跳んだりして笑わせてもらったものですが、今年はそんなボケは見せずにボールを追っていました。
久光ワンジョのところで書きましたが、レセプションを崩したらワンジョしかない展開で仕留める姿がもし見られたら最高でした。
ワンジョもスイッチが入っただろうし。
しかしこの時もユキが連続して正面でレシーブをしていて組織としてコースを切っていたように見られたし、決勝を通してワンタッチも取れていた。
悪くはないのですが予選でアヤが同じ配置で何本もキルブロックを見せていただけに欲も出てきます。
前2枚が多くなるポジションだし、ユキほどブロック量産しなくてかまわないから、もうちょっと頑張ってほしいものです。

あ、書いておかなくてはいけない大ボケプレイが。
NEC戦、終盤一気に勝負を決めるために登場したピンチサーバールミ姐(足立留美)。
よーく狙って狙いどおりにレシーブが崩れます。
ボール近い。ダイレクト。
ボールはサトの前にポトリと落ちます。
ええ、「こらー!サトー!」と叫びましたとも。勝ちゲームだったので笑いながらですが。
まぁこのあたりは集中力の問題。
こんなベテランだって今年の課題に『集中力』をあげています。緊張感の無いセンタープレイヤー。
まぁ彼女もつるじ塾OG。目標にするのもあり。充分クセ者。

ユキはサマー予選・決勝を通じて高値安定。
アヤが予選で、サトが決勝でいいところをたくさん見せてくれました。
ちびっ子サイド中心のチームだったバンブーですが、つるじ加入から1年でセンター線が面白いチームになってきました。
バンブー加入前のアマさんをよく知りませんが、きっとアマさんもたくさん刺激を受けているはず。

三澤さん(ユカ・三澤由佳)だけは充分プレイを見られなかったなぁ。
しばしば見られる膝をがっちりガードする処置は今回していなかったので、現状を見たかったのですが。

こうなるとカナcap.を控えに回す構想まであと1歩です。
あ、スタメン>リザーブ>ベンチ外ってなヒエラルキーでモノを考えていないので注意してね。
チームスポーツはチーム全体で戦うものです。

リザーブにはクセものが揃ってこそ強いチーム。
監督がここ一番で仕掛けたい時に投入するのがリザーブで、それが百戦錬磨の選手のほうが結果への期待値も大きくなる。
レフトにはルミ姐がいるし、センター&ライトにカナcap.、セッターにつるじが控えた時にバンブーが最も面白くなると思っています。

サマーでは育成目的が中心だったので、この構想に近いカナcap.の起用法がされていました。
サマーレベルならユキは強力。アヤもサトも充分持ち味を発揮できた。

カナcap.が二枚替えで前衛に上がったセッターの替わりに入る。
ここでブロックの高さが揃う。

カナcap.がセンターでブロックするのか、それともライトでブロックするのか。
ここでチームが誰を潰しにいっているのかという意図も見えてくる。
当然マークする相手にプレッシャーがかかります。

そしてカウンター攻撃でセンターに入るのかライトに入るのか。
引き出しの多いプレイヤーだからこそ、途中投入で相手も迷います。

バンブーセッターはつるじにしてもアマさんにしてもサーブは良い。
今回もセッター前衛の時にバンブーは相手の連続得点を許す傾向にありましたが、そのピンチのはずの3ローテでかなり積極的に攻めていけることになります。

もちろん、若いセンターやライトが不調ならば替わってどちらにも入ることができる。

まだまだカナcap.はバンブーセンター陣の中で頭一つ抜けている印象ですが、前回リーグでは連戦が続くと個人成績も下降していくはっきりとした傾向がでてきています。
これは故障箇所に疲れが溜まりやすいからなのでしょう。

今年は連戦が少ないのでカナcap.にとっては好都合ですが、今後彼女を短時間集中運用できるようにするために、アヤやサト、そして状態が良ければ三澤さんの試合出場が増える事を期待しています。

サイドとリベロについてはまた書きます。
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バンブーのセンターについていろいろ書いたんですよ。
どうもGAORAのメンテ後、動作が不安定でログが全部飛んだ・・・
飲みに行った時にユキの悪口を言われたのでバンブーセンター構想をムキになって書いたのに。
ユキは予選・決勝通して100点あげる出来だったのに。
現状20歳前後のセンターでVプレミアクラスといえば石川友紀だけだよ。
最終学歴つるじ塾。先野も大村もOG。

さすがに続けて同じ内容を書く元気が出なかったもので、mixiに書いた久光出場選手についての文を焼きなおししてリハビリします。
久光に関してはアレで充分とも思ったのですけれどもね。。。面白かったし。

つるじをイジりつつ、大学の後輩に先輩ヅラしにきたルカさま
ユニフォームの名前…RUKAになってる。

このルカさま、トス練習(いつものマナベェから出されるボールをトスするやつ)の時に、「三上、低いトス上げてる」と笑ったのでした。
トス質はムックよりも好き。
オープン系のトスの軌道は実は彼女のほうがアタッカー好みでしょう。
突き上げる傾向ではなく、きちんとボールを失速させてボールの軌道を対称的な放物線にしないタイプ。
だからパブロワも三上がトスを上げていると暴れなかった。
本物のエースは練習中はともかく試合中はトスに文句を言わないんだけどね。

ネットと平行に空中でスライドしながら上げるジャンプトスも健在。
ネットに完全に背を向けてタッチネットを避けながら、横にトスを上げる姿は長い手足が空中で伸びて実に優雅です。

低いボールに対して左手を大きく下から回して体を潜り込ませるトスが生み出すリズム感も好き。
この動作が少しバタバタした状況でアタッカーに落ち着きを取り戻させます。
サーブレシーブ技術のところで書いた『間合い』と一緒。

トスの安定性という点は今回はあまり気にならなかったのでした。
崩れっぱなしで上げさせ続けず、その前にムックと交替していたのかもしれません。

今回の決勝リーグでは見られませんでしたが、ブロックも良い選手です。
高さも国内セッターとしてはかなりある。175センチ級。
180センチ級の選手とブロックで高さが揃います。

前衛時にはセンターに位置取りし、右に左にブロックで走り回ります。
だからセッター横のセンター浅津は実質ライトとなっているのでした。
やっぱり浅津はライトだろう。サウスポーパワフルライト。
なんで浅津がセンター?と、いろいろレポートを見ていて疑問だったのですが、今回見て一発で氷解。

ちなみに昨年の国体では、まともにセンタープレイヤーとして試合に出ていました。
今回も武富士バンブー戦で3本スパイク。
そのうち一本はセンターへの二段トス。打ち切った。

ただね、ムックに比べるとバレーのリズムがゆったりしてしまうのがプレミアで出番が少なめな原因でしょうか。
トスも読みやすいのかもしれません。
このあたりはミドルブロッカー経験のある人の評価を聞いてみたいところ。
トスワークもどうなんでしょ?セッター経験のある人の評価を聞いてみたいところです。

日立佐和の板橋恵のようなハンドリングを身につけると面白くなるのかな?
ロシアなどスピードよりも高さのチームとの国際試合で起用すると面白いかなと思っています。

それと今回気になったのは、レシーブで乱れたボールを他のプレイヤーに任せてしまう二段トス依存率の高さ。
舞子も丁寧だし筒井や石井といった二段トスに安定感があるプレイヤーが多くコートに入っていたのでそのほうがスムーズに回るということなのでしょうけれども、全部ルカ様がスパイクを打つ気で開くならまだしもそうでないのでちょっと物足りない。

課題も感じますが、しっかりした持ち味も持っているセッターですので、今シーズンも何度か先発する機会もあるかと思います。
面白みが伝わるような活躍を期待しています。

どうしてセンターなのかという疑問が解決した浅津ゆうこ

サウスポーパワフルライトとして国際舞台でも活躍できる体格を持っていると思っているのですが、なかなか頭角をあらわせません。
しかしルカ様センターセッターでライトからセンター線に切り込む攻撃では、なかなかの攻撃力を発揮していました。
バンブー戦で「前2枚!崩したらレフト。バックアタック無いよ!」と叫んだ場面でラリー中速く鋭いのを1発くらいました。
すみません。久光も好きなのですが、バンブーだけは特別扱いなもので…

通常だとライトから内に切り込む場合は右利きのほうが視野の点で有利なのですが、助走距離がある分助走スピードが上がってジャンプにうまく転換できている印象です。

やはり彼女の場合はオープン系の時の進入タイミングをもっと我慢して、移動攻撃の時と同じスピードで突っ込めればライトから恐ろしい攻撃力を発揮するようになるはず。
このあたりはハンザーという良いお手本がチームにいるので、助走スタートのタイミングと垂直ジャンプへのスピードの転換を盗んで欲しいものです。

キャプテンマークのハンザー舞子

決勝リーグ初日は試合中ジャージを脱ぐ気配すらなかった榛沢。
パイオニア育ちながら珍しくスパイクの威力をブロードに頼らない正統派。
正統派エースは50本でも100本でも打つ覚悟がいるから、無駄に肩に負荷がかかるフォームは選ばない。

バンブー戦では出てきました。
センター・ライトと仕留めた場面で「ハンザー潰せ!」と叫んだものの、鋭いのを決められました。
すみません。久光も好きなのですが、バンブーだけは特別扱いなもので…

サマーで評価するような選手ではないのですが、プレミアではなかなか出番が無いので触れておきました。
うん。やっぱりレフトがいいよ。
サイドをやっている女子中高生には是非とも参考にしてみて欲しい選手です。


少し駆け足で他の選手にも触れておきましょう。

ムックはサマーで評価する選手じゃないのでカット。
国際試合で試してみてほしい選手の最右翼です。

ワンジョと筒井と石井と舞子についてはこちらで触れました
筒井はプレミア起用合格点だと思います。ただし選手としてのキャラクターが仁木とかぶる。
アウトに流れたトスをかぶりながらもライトブロッカーの右腕を狙ってブロックアウトする技術にシビれました。
…ちょっと待て、その時のセッター誰だったんだ?ル…

ワンジョはもうちょっとキレが戻ってきてから再評価したいところです。
レシーブを無難にこなすようになっていたのはよかった点。

石井は体を作って攻撃面でもう一段アップしてから勝負だな。そこそこ決めていましたが、まだ恐怖感や嫌らしさは無い。
レセプションは特に不安も無くこなしていたのでした。

雨堤みなみのプレイを初めて見ました。
多少前評判を聞いていた選手でしたが、身長ほどの高さも見た目ほどのパワーも感じなかったのでした。
まだまだ中途半端。

座安琴希は新人リベロ。
黒鷲で最初に見たのですが、今回も個人技術的には特に不安無く見ていられました。
ただリベロにはチームのトータルディフェンスをコーディネートする能力を求めたいので、あせらず勉強していって、観客席にいたお姉さま軍団を仕切れるようになることが肝心。
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