前回エントリーで少し触れましたが、某所のオフ会があり、オリンピック期間中だからバレーをみんなで見ようということになったのでした。
「チョウヌイヌイがガツガツしたプレイをする姿は日立佐和の飯田リカっぽくない?」と言ったら、「飯田が誰だかわからない」とツッコまれたりしていました。
おしゃべりしながらだったので、第1セット序盤最初のテクニカルタイムアウトを日本が取ったように見えたり、レフトに狩野舞子ちゃんのお姉ちゃんや大村加奈子はんが入っているように見えたり、レフトに入っていたはずの加奈子はんがセンターでブロックをしていてライトに荒木絵里香がいるように見えたりして、とても集中して見ていたとは言えず…
これまでの全日本女子を見ていたらそうそうあり得ないでしょ。
帰宅後BS1で録画中継をしていたのでもう一回見ました。

見たのはすでに第2セット18-9、中国の大量リードの場面から。
「自分たちのバレー」が機能しない時の戦い方を考えながら戦う事をテーマの根底に前回の全日本女子のエントリーは書いたのですが、まさにそれを試される展開。

オリンピック開幕直後のサンデーモーニング(TBS)で、サッカー解説の中西哲生が日本のサッカーがフィジカルもメンタルも強い外国勢に追いついてきているのに勝てない理由として『試合運び』が悪い事を時間をオーバーしながら熱く語っていました。
ゴール前で追い込まれた時の具体的なフォーメーションを例に挙げて、こうした場面でのゲームメイクができていない事が問題点だと気付いていない事が問題だという指摘。
そしてこの時ちらりと「これは昨日のバレーボールも同じですが…」という言葉がありました。

バレーの場合は実際のところサッカーほどフィジカル面では強い外国勢に追いついていないのが現状です。
全日本男子は継続的なフィジカルトレーニングを行っていることが感じられますが、女子は20年前と比べてもその意識は退化している。
選手の平均身長は伸びていても、最高到達点は逆に下がっている。つまり選手の運動能力が低くなっていると考えてもよい。
差は開く一方です。

中西氏のこの発言にはいろいろ考えさせられて、自分の言葉に要約すると状況に応じた戦術への選手間の共通認識が足りない事が問題なのだろうな…と彼の発言を解釈。
北京オリンピックに関するエントリーを読み返していただければ、そんな事を連日考えているのをなんとなく察していただけるのではないでしょうか。
個人的な出来事でもこの期間中、タイミングを計って出した業務指示に即座に従わなかった10歳も年上の人をきつく叱った事があったのですが、これも同じ問題なのだろうと思ったりして、集団で事に当たる難しさや今の日本人の特性について考えをめぐらせていたりしていました。

目先の派手なコンビネーションを『戦法』として、戦略と戦術と戦闘技術の明確な定義付けをされていない柳本カントクですから、「自分たちのバレー」が機能しない状況で具体的な戦術指示ができるとも思えませんし、そういった状況を想定して対抗策を用意するということもまず考えられません。

ちなみに自分の定義ではコンビネーション攻撃というのは『戦術』ではなく集団で行う『戦闘技術』に分類されます。
個人の技術を身に付けたら、それを目的に沿って運用する段階の技術。
わかりやすく言うと、歩兵が危険な地域を前進する時に、一部の兵士の移動を射撃体勢を整えた別の兵士がバックアップするような事。
戦術ではなくて戦闘を行うために習得しなくてはいけない技術の一部でしょ。
会敵した時にどの位置に占位してどこに火力を集中するのか・・・というような判断を下す段階から『戦術』という用語が適用されます。
バレーの場合だとコンビネーションをどのように積み重ねて試合を組み立てていくかを考えていくトスワークからが『戦術』。

日本人の多くが軍事系知識を持つことに拒否反応が強いため、こうした用語が不適切に使われているケースが多く、一時その筋の世界を目指していた自分としては文章を読んでいて混乱させられる事も多々あります。
日本の集団スポーツの弱さの原因はいろいろありますけれども、軍事用語への不理解にも要因があると思っています。

バレーでは『戦略サーブ』という言葉が良く使われますが、戦略的な意味があったサーブというのはこれまで1度しか見た事がありません。
2007年4月、有明アリーナで行われたセミファイナルでのピンチサーバー吉田あいの伝説的サーブ。
これは前年の雪辱に向けて力が入りすぎていた久光製薬スプリングスの選手全員をリラックスさせ、久光ファンを大笑いさせつつ応援する機運を盛り上げた。
結果として久光はVプレミア・日韓Vマッチ・黒鷲旗で三冠を達成しました。
一般的に使われている『戦略サーブ』という用語は『戦術サーブ』と呼ぶのが正しい。

具体的な戦術指揮が期待できない柳本カントクですが、それでもこの日は両レフト(高橋は実質レフト)を替える動きを見せてくれました。
WGPの海外ラウンドで少し試した選手起用法ですが、選手に自信や確信を持たせる段階まで試したとは言えず直前の付け焼刃の印象は拭いきれない。
オリンピックの舞台でこうした動きを成功させるために4年間をフルに使って選手層の厚みを作り上げていくことも監督の重要な仕事ですので、TV局に迎合して大事な仕事を放棄し続けてきた柳本さんはあくまでも「カントク」。
『先生』と『センセイ』の違いと一緒。
ちなみに長期プランを立てて戦力の充実を計る事は『戦略』の分野です。

がむしゃらに勝手に育ってきた荒木絵里香と替りがいない中でじわじわと成長を続けてきた木村沙織くらいしかアテネ以降の戦力の強化部分がなかった日本に対して、中国はこれまでの大会を上手に使ってレフト・センター・セッターにオリンピック第一線で機能するレベルの20歳前後の選手をきちんと育ててきました。
ベテラン選手の故障など不測の事態がきっかけとなったりしていたようですが、そのような時にいつでもに取って代わる候補選手が何人か用意されているかどうかの差は大きい。
中国のアテネ組がパフォーマンスを最大限に発揮できなくても、こうして起用されてきた選手たちがきちんと活躍する。力の差は歴然です。
中国のアテネ組はピークを決勝に合わせているのかな?

もう後が無い第3セット。
個々の力の差は歴然。
もともと状況を打破する具体的な戦術指示は期待できない。
もし適切な戦術指示があったとしても、戦術理解力の育成やこうした状況で戦術遂行力を発揮するための訓練と経験も積まれていない。
残念ながらこれが世界のトップクラスと戦う時の現在の全日本女子の実力。

このような状況でどのように戦ったらよいのか。

全日本女子は日本のトップリーグからさまざまな能力を認められて選抜されている選手たちです。
控えセッター以外は竹槍でB29を落とすというような物理的にありえない戦いを強いられるわけではない。
機銃を降ろして軽量化した二式複戦や三式戦なら高高度でもなんとかB29に会敵して攻撃が仕掛けられる。
機銃を降ろしているので体当りですが。

本土防空戦についての書籍を読んでいるような方は少ないかもしれませんので、もうちょっとわかりやすい例を挙げましょうか。
戦闘機に25番を抱いて敵護衛空母に突入するかどうか。

戦術として正しいかどうかではない。やれば勝てるかどうかでもない。
負けていく日本人として正しいかどうか。
そのために必要なのは今後に繋げるための荒ぶる闘志。

アテネオリンピック準々決勝 中国戦。
大山加奈がなりふり構わない攻撃を見せてくれました。
2006世界選手権順位決定戦 中国戦。
小山修加がなりふり構わない攻撃を見せてくれました。

毎度毎度、世界トップクラスとの圧倒的な差を感じながらも、それでも次に期待を繋げてくれるのが選手たちの負け戦での闘志。
『エース』という言葉を使うと誤解を招くかもしれませんが、これがエーススピリット。
ポジションや役割に関係無く、これは選手の誰もが持っているもの。
ただこれが大きいか小さいかは生まれ育ってきた環境で大きく左右されます。
残念ながら自我が確立した大人になってからの成長はなかなか期待できない。

今回の北京オリンピック予選最終戦 中国戦。
今回は荒木絵里香が最後まで闘志をむき出しにして戦ってくれました。
そしてレフトに入った大村加奈子。
空気を読まずに闘志を見せ続ける荒木絵里香を決して一人ぼっちにはしなかった。
高橋みゆきが前衛に上がってセンター‐ライトにカナコ‐エリカと並んだ時に、「まだ逆転できる」と感じました。

二人の闘志を見せてもらえたので、また2年間は全日本女子バレーを応援できます。

バレーをするには肉体的には恵まれていない日本の場合、きちんとした長期計画の下できちんと『戦術』を意識した訓練が行われていった時に、ようやくメダルに手が届くかもしれないところまでたどり着けるのだと思います。
その時にメダルを握り締めることができるかどうかの勝負の分かれ目になるものは、仲間に伝わる闘志。
今の全日本女子のレベルでできることは、最悪の状況でも戦い続ける意思を持つ選手を見極めることです。

エーススピリットというのは共鳴するもの。
戦略や戦術の部分が充実してきてトップレベルのチームと殴り合いができるようになったその時にこういうハートを持った選手たちがコートの上に揃っていれば、作戦が外れようとも状況的に追い込まれていようとも、何かを引き起こしてなんとかできる。

共鳴が共鳴を生んで、チームとしてZONE状態に突入することができた時にきっと日本は世界の頂点に立つよ。
強行突破。
このブログのタイトルでもあります。

夜間戦闘体制解除に伴い生活サイクルを逆転する過程で記事の更新が遅くなりました。
TV中継を見るチャンスも逃し、録画にも失敗したので、柳本カントク最後の戦いとなるはずのブラジル戦も見逃しました。
自分にとっての全日本女子北京オリンピックは、またしても中国戦で終結。

北京オリンピック全日本女子バレー。
オリンピック初出場の荒木絵里香選手が納得のいく戦う姿勢を見せ続けてくれました。
これでバレーボールの三大大会を第一線で戦い続けたことにもなります。

今後カントクは交替となるでしょうが、新監督は誰になってもおそらく荒木絵里香を主将に据えるでしょう。
フィジカルという技術の受け皿となる部分でも全日本選手の中では卓越していてまだまだ余力を残していると思いますので、きっとプレイでもさらに成長を見せてくれると思います。
周囲への目配り・気配り・コミュニケーション能力などを求められるようになると思いますが、怪我に気をつけてこれから4年間頑張れ!

他の選手たちもおつかれさまでした。
Vプレミアリーグを楽しみにしていますので、まずはしっかり休養を。

カントクもおつかれさまでした。
今後はTVタレントとしてバラエティ番組に出まくって、忙しくてバレーに一切関われなくなるくらいになるくらいの活躍を期待しています。
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女子トランポリンの廣田遥、予選で敗退しちゃったのね。
前回アテネの時も見たいと思っていて見逃したし、今回も見逃してしまった。
2月に川崎で行われたNECのホームゲームで同じ川崎がベースということで招待演技を見せてくれた中田大輔選手のよしみで今回こそはトランポリンを見たいと思っていたのに。。。

ええ、嘘ですとも。見たかったのは廣田遥が可愛いから。
ルールも知らない競技への関心はこんなところから始まる。
今後は陸上女子短距離にも注目。
女子中長距離は駆け引きがわかりやすいのでもともと好き。選手もアホアホが揃っているし。

昨日は昼寝の合間に女子レスリングを見ていました。
レスリングはある程度ルールがわかる。
負けを知らない女王の1敗の重みってスゲーな。吉田さおりん。
決勝でフォール勝ちお見事でした。
まだ2連覇なのに解説の人に東京までの4連覇への期待をされていた。

ルールを知らないながら川を下るカヌー競技も見ていましたが、面白かった。
スキーのスラロームと一緒。自然とも闘う。

女子選手の顔がパンチが効いてようが、男子選手のスネ毛がボーボーだろうが、荻野の眉毛が繋がろうが見るのがバレーボール。
夜中起きてみていましたが、オリンピック初出場の相手にいい所無しでした。

個人としては良いプレイはありましたよ。
福澤は決定率・効果率共にもの凄くよかったんじゃないかな。
ゴリ清水もアホアホパワーを見せてくれた。

試合は第2セット終盤、それまでストレートばかり打っていたゴメスが急にインナーに決めたスパイクで決まっちゃったかな。
少なくとも自分はあの時点で試合を諦めた。
監督もあのあたりから『誰かなんとかして』采配にスイッチした模様。
めまぐるしい選手交替モードになる植田采配には批判もあると思いますが、呆然と立ち尽くすよりはるかにマシ。
誰かがなんとかする可能性が無いことはない。

かなり強く感じたのは、日本のセンタークイックに対するベネズエラのレシーブが良かった事。
日本は完全にタイミングが合っていたとは言えないもののクイックをそこそこ使えていました。
しかしこれがきれいな形ではないもののレシーブされる。
ノブコフのクイックが3連続で上げられるなんて場面もありました。
スパイクコースがかなり研究されていたのか、それとも思うコースに打たされていたのか。
おそらくその両方だと思います。
ベネズエラはオリンピック初出場だそうですが、このあたりはお見事でした。
オリンピック初勝利おめでとう。

…えーっと、ここまで書いたところで外出いたしました。
某所のオフ会で女子中国戦を観戦。
借りている会場を押さえている時間が短いのではないかとかなり女子バレーに詳しいはずの女性が自分に質問。
質問しながら気付いてくれました。「あ、やっぱり3-0?」「うん」。
試合が終わってからもかなりおしゃべりをする時間があったのでした。
こういう予想は裏切ってくれて構わないんだけどなぁ。

話を戻します。
ベネズエラはデータを入力・分析するだけではなくて、自チームの戦力・長所を考えながら反撃のポイントを考えて試合に臨んでいたのではないかな。というのがこの日の印象でした。
もちろん偶然うまく事が回っただけかもしれませんけれども。

自分が試合をあきらめたあのインナースパイク。
ゴメスはもともとストレートが苦手なアタッカーだったそうですね。
それならストレートは通しつつもクロス・インナーに打たせるための伏線を作って、コースを切り替える1発目のタイミングを見計らってしっかりとキルブロックする…というような策を立ててこそ生きたデータ活用と呼べるのではないでしょうか。
これは後知恵ですけれども。

大学生コンビが張り切っている中、選手の故障情報が漏れ伝わってきています。
膝は致命傷になる可能性が高いから無理しちゃダメ!とかいろいろ思うところもありますが、非公式情報にアタフタしても仕方が無い。

ただ、不甲斐無い負け方をした言い訳に怪我を使ってはダメです。それは正しい負け方とは言えない。
「怪我を圧して頑張った」という浪花節にしてしまっては、敗因の正しい分析ができなくなります。
負けるならしっかりと負けて、脳みそが茹でるぐらい敗因と対策を考えて次の準備に進む。
スポーツでも仕事でも、この段階が一番面白いんじゃない。
それに大会期間中に故障者が出るということはコンディショニングの失敗とも受け取れます。
試合中の積極的プレイでの負傷は名誉だけれども、蓄積疲労などで大会期間中に故障が出るのはいただけない。

これで完全に決勝トーナメントへの出場の可能性が完全に断たれ、男子の最後はアメリカ戦。
オリンピックでのメダルの可能性が高いチームのオリンピックモチベーションでの全力サーブを受ける限られた機会。
主力を休ませてくる可能性もありますが、アメリカの全力サーブを引き出して痛い思いをしながらもしっかりと戦って欲しい。
そのイメージを持って、次の4年間できちんと対策と準備ができるかどうかが大事なことだと思います。

アメリカは背番号8だったかな?他の選手と比べると小柄なレフトプレイヤーのプレイスタイルが好き。
小柄でも骨太。名前はちっとも覚えないけれども。
これ読んだ方は気にして観戦してみてください。
試合は現地時間22:00からの予定。
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陸上女子100メートルの福島千里、かわいいね。
あ、バレーバレー…

キューバ戦、ビデオで見ました。
はぁ…ケニアちゃん出ていない…
いやいや、キューバも結構好きなんですよ。
本気のキューバは1セットあたりミスが10本くらいあったって、圧倒的な攻撃力でどんな強い相手にも思うようなバレーをさせない。
入る得点はキューバの攻撃かキューバのミスのどちらか。
こうなってくると勝つか負けるかは別にしてキューバのペース。
世の中にはこんなバレーボールもあります。

キューバはミスが多いから付け入る隙が…って、これは大きな勘違い。
ミスをしようが相手に主導権を取らせないのがキューバのバレー。
オリンピックでは集中力と目的意識でそのミスすら激減します。
楽勝ペースだと変な力みも抜けるので、さらにミスが減ってきます。これが日本戦。

これまでしばらく膝が悪かったように見受けられていたカルデロンが不安な表情を見せずに気持ちよく跳んでいました。
サーブでギリギリと攻め込んでくるキューバを見られなかったのは残念でしたが、それでも充分日本のサーブレシーブは追い込まれていました。
力負け。

さて全日本女子。
「自分たちのバレー」だけを追っていては勝てませんがな。

キューバはミスが少なかったことでもわかるように、サーブで全力を出してきていない。
にも関わらずスタッツ以上にサーブレシーブが乱されていてセンター線が機能しない。
こういう時に多少乱れても打ってくれるからこその第2セットの杉山→多治見の交替だったと思うのですが、形でバレーをやる人って減点法でモノを考えるから「キャッチ悪い」とか「クイック捕まった」とかなるともうセンターが使えなくなる。

クイックを止められてもその1本を有効に組み立てを考えるってことはできないのでしょうか。
止められた状況を見て、相手ミドルブロッカーのブロックマーク方法を見て次の組み立てをする。
『1秒の壁』のような絶対的な速度ではなく、時間差の『差』の部分の速さに日頃意識があれば、相手に嫌な形での突破口は切り開けたと思うのですが。
サブセッター登場の絶好の機会だったのですが、この日この時のために去年まで本気で備えていた選手はただいま国体関東ブロック予選に備えて茨城にいるし、今年臨時召集した選手はサマーリーグでラインズマンをやって主審の判定を覆したりしていた。
大元を正すと監督のチーム作りに対する意識の問題だよなぁ。

状況を打破するのは「正確なサーブレシーブからの速いコンビバレー」ではなく「相手の意図を挫くアドリブの効いた1本」だったと思います。
サーブではそこそこ崩せていました。
サービスエースの本数はキューバを上回っていたはず。
しかし元々世界一の二段攻撃力を持つキューバ。少しぐらいサーブで崩したところで全く動じません。
キューバは想定の範囲内。二段でぶち込めばよし。
これに対してブロック3枚でかかるような場面はありませんでした。

相手の意図を挫くといえばまずブロックでしょう。
組織ブロックの意識がもともと希薄な全日本女子ですが、相手が気持ちよく打ってくる状況に対しててんでバラバラにブロックに付いている印象でした。
誰かを意図的に潰しにいっているというのも感じられない。
なかなか2枚ブロックすら揃わないのだから効果的なレシーブも出ません。
リベロの佐野ちゃんは体を張ったレシーブばかりではなく、ブロック陣形も含めたディフェンスのトータルコーディネートもするべきなのでは?
スパイクはかなり真下に打ちおろしてきていたのだから、きちんとコースを切ればワンタッチばかりかキルブロックもけっこう出たと思うのですが。

チームがバラバラに戦っている悪い時の全日本女子がここにきて出てきてしまいました。
この後は中国戦。そして最後はおそらくブラジル戦。
順位決定戦もあるはずですが、この2戦で「自分たちのバレー」が機能しない時の戦い方というのを考えてぶつかってほしいと思います。
とりあえずエリカ&さおりん、グルグルしてみるだけでだいぶ違うぞ。
この後の2戦、勝てとは言いませんがチームが結束して戦う姿を見せてほしいものです。
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この試合、楽しみに待っていたのですよ。オリンピックの野球を見ながら。
台湾の選手の名前を面白がっていたのですが、つい寝てしまった…

目を覚ましてチャンネルを変えたら第5セットが始まるところでした。
アウェイ感スゲーぞ。おい。

試合は負けたのですが、この会場でフルセットまでどのような戦いをしたのか見たくてうろうろしていたらBS1でもう一回放送することを知る。
今度も先に野球を放送していてまた寝てしまいましたが、なんとか起きました。
第2セットはカットされたけれども、だいたい雰囲気はわかりました。

オリンピックで完全アウェイのゲームなんて、なかなか体験できないものです。
今回は全日本男子、もの凄く良い経験をしました。
その中で逆転まであと一歩というところまで力を発揮できました。
勝てた気もしますが、男子に関しては勝利への欲を出さないのが今回のお約束。
そのかわりしっかりと正しく負けて来いと。
ブルガリア戦はちらっとしか見られませんでしたが、今のところしっかり正しく負けられているんじゃないかな?

おそらく今回ベンチにいたスタッフや選手たちは『アウェイ』の状況をある程度想定して試合に臨んだでしょう。
でもね、NHKのミキサーが懸命に歓声を抑えて実況の声とのバランスを取ってくれていることも放送を見ていて感じました。
たぶん想定外のプレッシャーを感じたことと思います。

その中で越川は終始良い働きをしていたし闘志もむき出しにしていた。
ゴッツはまだプレイ面ではもう一歩のところもあるけれど、この環境の中で吹っ切れた吼え方をしていたのでもうすぐ全開でしょう。
ノブコフは相変わらず気合入りまくり。偽ルパン→悪ルパン。

今回この場にいたスタッフと選手たちが『アウェイ』を想定する時、きっとこの試合の経験をベースに考えていくようになるはず。
その中で2セット連取されたところから、とても良い形で2セット取り返すことができたのも自信にして良い。
やっぱり勝てたと思ってしまうけれども、きちんと力を発揮できる場面があったのだもの。
今後の強化の方向性がブレなければ日本はもっともっと強くなれるよ。

アテネではバレーなんぞたいして観客が入っていなかったので、女子は心配だなぁ…
ワンジョさえ帯同させていれば、観客30人くらい巻き込んで「ニッポン!チャ・チャ・チャ」をやってくれると思うのですが。

荒木絵里香は本物だからたぶん大丈夫。
杉山祥子あたりも淡々としてそう。
うーん、竹下・高橋あたりが一番ヤバいかもしれない。

まぁ去年アゼルバイジャンのネット放送で見たイスラエルvsアゼル戦に比べたらサーブの時のブーイングも大したことなかったのだけれど…
あの国ではイスラエルのサーブに空襲警報のサイレンで妨害していたし。
でも大昔アルゼンチンの完全アウェイで全日本男子が試合をしているのを見た時に、「アールゼンティナ」大コールの合間からかすかに聞こえる「ニッポン!チャチャチャ」になんか目から汗が出てきたりした事を思い出しました。
北京にいる日本の応援をしてくれる人、頑張ってくれ!

・・・一人いた!
この人、殺される覚悟で日本の応援してる!

第2セットは全く見られなかったのですが、第3セットまでまともなセンター攻撃も全く見られなかったのですよ。
う〜さ〜み〜!
中国がセンター線をバカスカ使ってきただけに、点差以上にやられている感を感じてしまうのでした。
中国のB、すごくいいね。

ノブ→松本に替わってからようやくセンター攻撃が出はじめて、攻撃がだいぶ楽になりました。
第4セットはそのおかげで楽勝でした。

越川はスパイクもサーブも良かったし、いい表情でチーム全体を鼓舞していた。
スッと抜いて前に落とすサーブが効果的でした。あれ、全力が全力だから決まる。
えーっと今日は越川の第3セットの活躍に100点あげる。

山本も二段を長短交えて打ち切っていた。
山本は最後の大事な場面の事など考えなくていいから、目先の1点をもぎとり続けろ。
エースとスーパーエースは違うの。
試合の間ずっとレセプションも背負っているからこそ、エースは最後の1点が取れるの。
サーブはだいぶ攻めはじめているようなので、もう一歩。
エンドラインを狙ったアウトはOK。狙いは伝わっている。

マナベェ解説にちょっとだけ苦言。
セッター出身者としては珍しく「まずはサーブレシーブ」とは言わない点は良いのですが、「私が監督なら」という私見でかまわないのでそのローテ上の相手要注意選手を取り上げるついでにブロックについてもうちょっと触れてくれると良いなぁ。

明日は全日本女子。中国を破ったキューバとの戦い。
中国の予選1位通過のために、会場が日本を応援してくれるかもしれない。
何も考えていないかもしれないけれども。
夜間戦闘に出かけているので録画予約しました。
本当は準決勝と決勝くらいしか録るつもりなかったのでHDDの残量が心配。
オリンピックの中継は他競技も入ってくるので放送時間が長すぎです。
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オリンピックのメダルの数って、その国の潜在的戦闘能力を示していると思っております。
国によって得意分野に傾向があったりして、国民性なども出てくる。
日本人は団体競技ダメだね。
もともとあったムラ社会の文化と個性化の方向性とが共に悪いほうに影響が出がち。

1964年東京オリンピックで新たに加わった競技、柔道とバレーボール。
うん、柔道が正式競技として続いていることで助かっているよ。ニッポン。
いつの間にか画面表示されるのがポイントになっていて、「体を返したら1点だろ」とレスリングと混同してしまったりしながら見ていますが。
谷本ちゃんのオール一本勝ちは見逃しました。
残念でしたが、またジャンクSPORTSでケロケロした笑顔を楽しませてもらいましょ。

東京から始まったもう一方の競技、バレーボール。
深夜戦闘体制が続いていて、唯一楽勝が期待できたベネズエラ戦は見られませんでした。
昨日の男子ブルガリア戦は休憩中にちょっと見た。
うーん、やっぱりサーブだよなぁ…
サーブで殴られたらとにかくまずサーブで殴り返さないと。
ファーストサイドアウト率が下がるとどうしてもサーブで冒険しにくい状況になる。
そんな時こそ相手にも同じ状況を強いないと。
昭和の男の子は殴られて泣いて家に帰ると、父親に「負けたまま帰ってくるな」と殴られて、相手を3倍殴ってくるまで家に入れてもらえなかったものです。
俺だけか?

さて40年ぶりにオリンピック出場のポーランドとの対戦。
ポーランドはキューバ・中国・ブラジル・ロシアなんかと同じように好きなチームなんですよ。
試合中に劣勢だと監督があらゆる手を出しまくって、最後には選手がついていけなくなって負けてしまうようなところも含めて。
ん?全日本男子に似てる?
キューバ戦はまた見られませんので、ポーランド戦と中国戦はしっかりと見たいと思います。
なんか中国対キューバの試合が長引いているそうで。好カードじゃん。見たいぞ。

以上試合直前。


…さて、日本勝ちました。
これは上出来な勝利です。ポーランドが1勝ラインに留まる可能性が大きいので、日本はまず決勝トーナメントに進めることになるでしょう。
キューバは中国を0-2からフルセット逆転で破ったとのこと。
キューバ戦見たいなぁ。

試合のほうはジェケちゃんのいないポーランド。
まぁ、ロスネルがほとんど出ていて、しかもしっかりと働いていたのでまずまず満足。
ポドレッツは最近どうしちゃったのかな?
スコブロニスカは第4セットで立派に役割を果たしておりました。
第3セットで水虫薬みたいな名前のベテランセッターが出てきてからが本当のポーランドだよなぁ。
後ろから前からグリンカ。グリンカだけが止まりません!という状況になってこそ負け戦の立派なポーランドなのですが、今日はそこまで行きませんでした。

海外チームも楽しんでいますが、非国民ですか?

日本はまず、アメリカ戦と比べると竹下が第1セットからセンターの速攻をはるかに使っているのがよかった。
中盤からは杉山にも速攻が出る。

日本の速攻といえばパワフルエリカ。荒木絵里香。
今日は乱れたところで強引な縦のBも出ました。打ち損ねたけれどもこういうのを見せて警戒させておくことが大切。
立派な斬り込み隊長でムードメーカー。そして影のエース。
北京以降はキャプテン。たぶん。
日本女子バレー界が誇る立派なアスリートです。
ポジションをライトにコンバートしてコートに常駐するようになっとくれ。これは希望。

そしてエリカが頑張っている姿を見ると嬉しくてノリノリになるのが木村沙織。
エッちゃんをお友達と勘違いしている。
でもまぁこれもよし。
空気を読まない役割を演じるのが彼女の役目。
サーブも良かったので100点あげる。

この二人に引っ張られる形で他の選手たちが力を出し始めたのが面白くなってきたポイントでしょうか。
もう実際はエリカとさおりんのチームだよなぁ。

ここまで高橋みゆきらしさが出ていなかった高橋は、第1セット攻撃面ではいまいちだったものの好レシーブを何度か見せます。
攻撃面でもやや上昇傾向でしょうか。
この後決勝トーナメントに進んだと想定して世界選手権オランダ戦の状況に自分を持っていければ、集大成となるゲームができるのではないでしょうか。
今のままだと武富士バンブー戦だけで嫌らしいNECのエース。
それだとバンブーファンとしても迷惑なので、そろそろ全日本の試合で「高橋すげー」と笑わせてくれ。
勝負にいった1本のサーブミス。あれは仕掛けるべき場面だったのでOK。
サーブでもっと攻めれ!

栗原も落とした第4セットの終盤はお見事でした。
スコブロニスカとの終盤の打ち合いでは負けましたが、そこで勝ちきるほどの期待はしていないのでよくやりました。
あと第2セットのエリカと一緒にスコブロニスカを止めたのもお見事。
この直後、エリカが1枚でスコブロのバックアタックを止めてトドメを刺す伏線となりました。
あとはサーブでポイントをもぎ取りにいけないところが最大の不満要素。
サーブでは木村沙織以上に点をもぎ取れ。

第1セット、杉山にセンターオープンが上がったのがポーランド戦最大のお笑いポイントでした。
これは開幕アメリカ戦での高橋みゆきのライトからのバックアタックと同じくらい笑えた。
ポーランド戦では中盤以降珍しくブロード馬鹿から脱皮してクイックも打っていました。
杉山のLではなくCワイドくらいがビシビシ決まる展開だと、日本にとっていい感じ。
そのくらいになるととエリカのAがビシッと決まります。

佐野ちゃんはアンダーでの二段トス、なんとかならないかね。
久光ではもっとオーバーを使っていたでしょう。
グリンカが爆発しかけた場面での第4セットでの好ディグはえらいと思いましたが、余裕がある場面でのアンダートスはレフトアタッカーが可哀想でしょ。
あんたはバンブーのリベロか?
もうちょっとなんとかしないと久光では石井リベロを推すよ。

ここまではとりあえずスタメンの所感。

今日はヤナギモトカントク、二枚替えを使っていましたね。
加奈子はんが何かやらかす場面が見られなかったのがものたりなかったのですが、エビさんをピンチサーバー&レシーバーとしてしっかり使えるようになったのが良かったところ。
エビさんはサーブレシーブでしっかりと役目を果たしました。
杉山に替えて…というところに疑問は残りますが、狩野舞子ちゃんのお姉ちゃんを起用できたことも含めて、ヤナギモトカントクの采配もちょっとは良かったのではないでしょうか。
過去最高!60点あげる。
喜ぶな!バーカ。あちゃこ使えよ。

祝杯をあげてけっこうベロベロに酔ってしまったので今日はここまで。

ポーランドも残り2戦、頑張れ!
植田監督同様、ありとあらゆる手を出して選手が付いていけずに負けるマルコ・ボニッタ監督の指揮は個人的に好みどす。
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