国内リーグのファイナルラウンドがまだ終わっていないためあまり大々的な報道はされていませんが、全日本女子の一部メンバーはすでに召集されて活動を開始している模様です。

http://www.sanspo.com/sports/top/sp200803/sp2008032610.html

男子はセミファイナルの真最中。活動開始はもう少し遅くなるのでしょうか。
男子は3大会オリンピック出場を逃しているだけに、何としてもオリンピック出場経験を持つ眉毛繋がってるよ荻野(荻野正二)が現役のうちに出場権を獲得してほしいのですが、先行始動はあるのかな?

でも男子の場合は任務遂行能力のある選手が集まって、お互いの役割分担を相互把握していれば、きちんと世界と戦える戦闘能力は発揮するはず。
勝負を分けるのはその試合のコンディショニングとモチベーションと戦術。
これが合致すれば相手が実力差のあるロシアだろうがブラジルだろうが面白い試合を展開してくれるところまで07ワールドカップで証明してくれています。

コケる時は悲惨なのですが、世界ランキング10位も世界ランキング50位もほとんど差が無いことを理解していれば「全日本男子は弱くて面白くない」なんて事は言えないはず。
もちろん「強い」とは言えませんが、「面白い」とは断言できます。
科学的・理論的・合理的な取り組みが行われている中で、闘志の無い選手の胸倉を掴みかかるような昭和エッセンスが生き残っている。
殴ってもいいのに。
殴り返せない説得力があればそれは愛の鞭。
立場の強い相手を殴り返すのは昭和の男の子の反骨心。

男子国内戦はTVや生で数戦見た程度で詳細を追っかけていなかったので候補選手のリーグ戦の状況などは全く把握していませんが、滝に打たれて背筋まっすぐ植田監督(植田辰哉)は志向する戦術の方向性を明確にしていて選手選考もその戦術意図に合致していると感じられるので、始動が遅いことはあまり気にはなりません。

油断無く一戦必勝でぶつかって、なんとかオリンピック出場権を確保してほしい。
出場が悲願なだけに、出場権獲得の先はもうコケてしまっても仕方が無い。
その先はゴッツ(石島雄介)や越川(越川優)の世代がオリンピック出場を実感した上で課題を見出して、その先の4年間きちんと取り組んでいけば良いと思っています。
チームスタッフもオリンピックで戦うためのノウハウに16年間のブランクがあるので、まずそれを埋めることも考えていかないといけません。

全日本男子はオリンピックできちんと負けてこい。
で、背筋真っ直ぐ植田辰哉があと4年指揮を執って現代戦を戦うフォーマットを確立しよう。
ガイチには国内を面白くしてもらいたかったりするのだ。

途中まで書いて数日放置してしまいました。
えっと女子の話。

まだ08年度の候補選手も年間計画もJVAサイト上に公表されていませんが、昨年のチームをベースに召集が行われているようです。

OQTの条件を見ていると女子はオリンピック出場はほぼ決定的。
去年の全日本女子がチームとしてのまとまりすらなかったとはcasTYブログ時代に書いていましたが、それでもそこまで言える恵まれた条件で世界最終予選を戦うことができます。
去年のチームと選手の総括、もう一回アップする?
チームとして戦闘集団としての一体感の無さを最大の課題に挙げていました。

でね、戦略的見地で言うとオリンピックを戦う上で最も大切なのはワールドグランプリの使い方だな。

OQTはヤナギモトスタイルでいいよ。
ヤナギモト脳内ベストの6人固定で戦っていけば、普通なら出場権が取れる。

でね、スタメン6名にとって変わっても機能し、別の持ち味を発揮できる控え選手5人を絞り込むのがワールドグランプリ。

だけど馬鹿だよね。日本開催。
アジア選手権程度の認知しかされない状況を作ればいろいろなことができるのに。
地上波が担当するので、オリンピックのメダルを煽られつつ全日本女子の強さをアピールしなくてはいけない状況になってしまっている。

今年のVプレミアを見ていて『選手層の厚み』というのを痛感している方も多いでしょうけれども、今この瞬間、戦術的にコンディショニング的に交替してチームがチームとして機能する控え選手の存在というのがいかに重要か。

贔屓のチームである久光製薬なんかはカタログスペック上かなり有力な選手が集まっている状態で、開幕前から「バレー界の巨人軍だ」みたいな事を言われておりました。
80年代前半の弱いタイガース以降野球は見ていないので、この例えが正しいのかどうかはわかりませんが、とりあえず今年は(も?)選手層の厚みを作ることには失敗しています。
結果はファイナルで3位決定戦行き。
大村加奈子が森・山口のブロックをへし折るくらい気合で打ちまくらないと、シーガルズが多用するコミットブロックの前に5連敗という結果になるでしょう。

シーズン中から狩野舞子&仁木希の替わりに浅津ゆうこや筒井視穂子をライトで起用してみたり、橋本直子の替わりに渡辺真由美や三上彩にセットをまかせてみたり、パブロワが機嫌を損ねたら直ちに榛沢舞子や小山 修加を投入してみたり、レギュラーチームの中で控え選手が入ってどのように機能するのか経験を積ませる機会はけっこうあったはず。
控え選手ばかりでチームを構成しても、それはあくまで別のチームの中での経験。
その経験をレギュラーチームの中で生かそうと思っても、レギュラーチームは別の約束事の中で動いているので経験はすぐには生かしにくいのです。

結局チームの控えにはワンポイントブロッカーとピンチサーバーしかいない状況になってしまった。
そして大村加奈子はんの替わりに出場機会が多かった平井香菜子はんも、セミファイナルで先やん(先野久美子)が徹底マークされて機能していないにも関わらず替わりに投入しないというチグハグさ。

うーん、久光反省会になってしまった。

でも全日本女子も同じ事。
控え選手が代替として戦術的に機能できるようにしていく最後のチャンスがワールドグランプリ。
同じシステムで交替選手を入れる形で控え選手に経験値を積ませるには、控え選手同時起用が2名まで。
3人替わったらそれは別のチームになってしまいます。
そうしたことができるかどうかでオリンピック本戦での予選リーグ突破の可能性が大きく変わってくるとおもうのですが。

たぶんこうした大会運用ができないこともわかっています。
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まずはこちらから。
http://spora.jp/volley-777/archive/165/0

Cコートの東北vs深谷が行われている試合後半、Aコートに昔ながらの緑ユニが出てきました。
そう。八王子実践。
皇后杯の関東ブロック予選で身長の高いサウスポーセンターがいるということだけは把握していたので、遠目にその選手を確認。
その選手は今回センターではなくライトに入っていました。
秋は実際のプレイをほとんど見ていなかったので、この選手をちょっと気にして見ていました。

見ていてすぐにこの選手を狙って八王子実践を崩す戦術を思いつく。
動きが緩慢とか、挙動の上下動が大きいとか、フィジカル面での問題点があることはあるのだけれども、手っ取り早く潰せる大きな欠点を発見したのでした。

この選手、サーブをライト側の深い位置から打つのですが、サーブを打った後次の動作に移る前に動作が止まります。
自分の体内カウントで2秒。実際は1秒半くらい。
そして深い位置から自分のレシーブポジション(バックレフト)に移動するまでの動きも緩慢なのです。
自分の体内カウントで3秒。実際は2秒ちょっと。

サーブからレシーブの配置に着くまでに自分の体内カウントで5秒もかかる。
一度速い攻撃がライトに決まった瞬間、まだポジションに入っていなかった場面も見ました。
この事から速いリズムの攻撃をレフトに行うというのも手ですが、サーブレシーブをミスしたふりをしてダイレクトに守備位置に落としてやれば面白くない?

1本目は偶然と思うでしょうが、2本・3本と決まるにつれて「これは偶然じゃない」と八王子実践側が嫌なムードになるはず。
たまたま決まったと思える行為が意識的だとわかった時のほうが、普通に決めるよりも相手の精神的ダメージは大きい。
気づいた瞬間に相手コートの空気が一瞬で変わるのが感じられて面白いよ。
自分の経験で言うと、全く同じピンポイントを狙ったサーブが同じ場所に続けて落ちて連続で決まった時にかならず空気が激変していました。

そんな状況になれば菊間監督、いつものように問題の根本的な解決手段を指示せずに、結果を見て「お前のせいで負けるんだ」と個人攻撃を始めるかと。
これでますます勝手に八王子実践側のムードが悪くなっていくはず。
菊間監督お得意の「おい、○○、△△をぶっ飛ばせ」が出たら勝利目前だと思うのだけれども。

まぁ「自分たちのバレー」「正確なサーブレシーブ」に凝り固まっていると、こういうビックリ攻撃は無理か。
相手を負けた気にさせるのがバレーボールだと思っているのですが。

通常ならこうした選手がレギュラーに入っていたらBチームの選手は日頃からその穴を突きまくってレギュラーの座を引きずり下ろすものですが、高校女子選手の意識レベルだと無理か?
ちょっと見て仕掛けを考えられるような選手がスタメンに残っているのが問題。

中3の終わり頃、自分が2期上のチームの6人目のスタメンをサーブで引きずり下ろし続けて最後まで固定させなかった経験からすると、無理とは思えないのだけれども。
ちなみにこの代、6人目のプレイヤー問題を抱えながらも全国制覇した東洋高校の二軍は圧倒しました。
平均身長190センチ台の1軍が全員出てきて大逆転されましたけれども。
「嫌なサーブを打つ俺をスタメンにすれば問題解決じゃね?」って実はずっと思っていたのでした。
当時、高校ネットに対応する攻撃力はまだまだだったけれども、サーブとサーブレシーブならば自信が出てきた頃でした。
でもあの代の東洋には当時の実力では3回死ななきゃ勝てない。

監督が各選手の問題点を試合を想定して正確に見抜いていければいいのだけれど、なかなかそうもいかない。
選手数が多いチームは特にね。
それだけに控えの選手たちの意識というものもチーム育成には大事になってきます。

八王子実践と対戦するチームはこのレシーバー攻撃をちょっと試してみてほしいものです。
たぶん今ならかなり効果あるよ。
サーブレシーブをミスするフリが嫌ならば、速いテンポの攻撃でレフトを狙うとか、ポジションに入るために走っているところをコートコーナーにカウンターでプッシュフェイントしてみるとか。
連続動作へのインターバルが長い選手の存在は致命的です。
そこを攻め立てれば楽に得点ができます。
その選手のサーブのタイミングが得点のチャンス。
1セットに2〜3回は巡ってきます。

*この日記公開前に八王子実践は負けてしまったようですね。

東北と深谷の試合が終わったのでドリンクを買いに行列に並びに行ったので、結果は見ませんでした。
次に見たかったのは高松工芸のハイパーコンビバレー。
すみません。男子ばかりで。
高校バレーは男子のほうが面白い。

ドリンクを買って戻るとすぐに試合開始。
食事時は終わっていたのですが、それくらい売店の行列が長かったのでした。
真剣にコレ、なんとかしましょうよ。
練習も見たかったのでした。

で、この試合が面白かった。

高松工芸は自分にとっておなじみ。
「アンテナよりもボールを高く上げない」というスタイルを標榜するチーム。
高松とは全く関係ないのだけれども、極端な発想を盛り込んで作り上げたチームは見ていて面白いのです。

対戦相手の岸根は全く予備知識が無かったのだけれども、やはりコンビ中心のバレーをするスタイル。
後でチェックしたら神奈川県の学校。
ゲーム運びのリズムは似たような両チームだったのだけれども、繋ぎの正確性は岸根がやや上だったかな。
だけど勝負を仕掛ける大胆さは高松工芸が上。
これが互角の展開を生みました。

高松工芸の仕掛ける感は主にサーブに現れていました。
ミスしてもミスしても強気のジャンプサーブを打ち続ける奴。
代々木は天井が高いから天井サーブを打ってみる奴。
まずサーブで崩してやろうと、いろいろなサーブバリエーションが見られました。

で、この天井サーブ、普通ならばアンダーハンドから繰り出すところですが、打っていた選手はオーバーハンドから打ち出していました。
アンダーハンドからバックスピンをかけてネット際に落として、相手フロントレシーバーの距離感を狂わせつつ伸びてきたダイレクトボールを強打、もしくはチャンスボールゲット…なんてのが天井サーブの定番。
あとは無回転で打ち上げて、変化でどこに落ちるかわからないなんていうパターンも。通天閣打法ってのがこんなイメージだったかな。

しかしこの選手のサーブはオーバーハンドからで、無回転から正ドライブ気味の回転。
打ち上げ時にミートを意識していたけれども、どのような効果を狙っていたのかはちょっとわかりませんでした。

コントロールは良くなかったけれども相手レシーバーはコート感覚を狂わされてアウトボールも取っていました。
他のプレイが全て低く速いだけに、リズムが違うこのサーブのインパクトがあったなぁ。

明らかなサーブ効果は見ていた4本のうち1本だけでしたがミスは無し。
レシーブを崩した時はすでにお客さんもこの天井サーブに注目していて、かなり盛り上がりました。

相変わらず高松工芸の低いトスも醍醐味。
崩されてもセンターロングBと真裏に入ったレフト平行が連動して攻撃してくる。
途中、崩された場面でライトの低いバックトスに偏重するのが気になったけれども、やはり攻撃に幅とスピードがあるためか、岸根も完全にはマークしきれていませんでした。
このチーム、二段トスも低いのです。
誰のトスかは意識して見ていなかったけれども、低いけれどもきちんと失速させてトスになっている。うまい。

試合はミスの少ない岸根が勝ちましたが、高松工芸、面白かった。
やっぱり仕掛けるチームは見ていて楽しい。


この頃はBコートの試合が終わり、チーム応援団も2チーム分減ったので、多少澱んだ空気が入れ替わってきたのですが、すでに気分が悪くなってきていたので残りの試合を見ずに帰宅したのでした。

春高バレーは大会終了後、今年も全試合J SPORTSで放送があります。
おそらく今年も5月頃全試合再放送もしてくれるのではないでしょうか。
見られる方は適当に数試合見てみてはいかがでしょうか。
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バボちゃん。
過去何度使ったか、このタイトル。懲りずにまた使う。

今日は大会4日目。ベスト16から準々決勝に出る8への絞り込みです。

例年はコチキャラを見て春高機運を高めてから、1・2回戦でいろいろな学校を見ていましたが、今年は夜行急行に乗って福井に行ったり…
そういえばあの犬顔のボンネット特急は489系というそうな。
mixiで親切な人に教わった。横川−軽井沢間を走る強力な昭和特急だったとのこと。


今回はお疲れモードにVプレミアのセミファイナルも重なって、20・21日の観戦チャンスを見送りました。
でもこの人の事を放っておいちゃいけない気がして…

大阪国際滝井と熊本信愛女学院の試合を解説する美人解説者。
えっと、ご尊顔を拝し…うーん、慣れない言葉はうまく出てこない。
ようするに何かツッコむネタはないかと探すつもりで行ってみました。
バレーを見ていたのでネタは見つからず。

えーっと、久々に代々木体育館です。
昨年はアスベスト対策工事が行われて、春高は埼玉スーパーアリーナで行われました。
で、今年は工事ついでにきれいになったのかな?と思いきや…
何も変わっていませんでした。
あ、2年前新品のスニーカーに穴を空けた、階段の滑り止めが壊れた箇所は直っていました。

日曜日だったのでかなり人出も多く、ちょっと喉が渇いたら売店に10分以上並ぶ状況。
食事時なんて売店には近づくのが嫌になる大行列。
まるでバレー中は水を飲むなと言われているかのよう。

そんな感じで観戦環境は昨年の埼玉スーパーアリーナのほうが遥かに良かったのでした。
ケンタッキーやハンバーガー、その他小口の売店なども充実していてベンダーも置いてある。
気分転換に場内を回ったりするのも去年は楽しかったのでした。

14時頃には場内の空気が澱んで軽く酸欠状態。
熱気は上に上がってきて眠くなった!
Bコートの試合が終わってお客さんが出た頃に少し回復したけれども、少しくらい寒くてもきちんと状況を見て換気をしないと運動している選手が倒れるよ。
二酸化炭素は下に溜まるし。
コートのほうはある程度通気が良いのかな?

天気も良いし、有明でやって天井を開くとかすると気持ちいいんじゃないかな。
春高に出るような今時のエリートの子は外練なんかやっていないだろうから、少しくらいの風でボールの落下点を見誤るか。
具合が悪くなったので、全試合は見ずに帰宅してしまったのでした。

集客を考えると東京開催がベストなのでしょうが、個人的には交通の便も良い東京体育館のほうが良かったな。
日曜の原宿は人が多くてとても疲れました。
来年も代々木だったら、平日にドリンクと食料を買い込んで行こうか。あと土日に行くなら酸素。


会場に到着したのは11時前頃。
入場した手前Cコートには赤いユニフォーム。
そう。昨年優勝校の東亜学園。
スイッチが即座にONになる。
東亜を倒せば日本一。全国大会出場なんていうハレの舞台などはイメージできなかったけれども、東亜を倒して東京で一番になれば実質日本一じゃん。
試合中自分が1回死ねば倒せると思い込んでいた学校。
死ぬ場所を与えてくれるほどの力はチームにはなかったけれども。

試合はすでに第2セット終盤。
日本航空高校応援モードになりますが、あっさり…

Bコートでは女子の文京学院大高の緑ユニが。
そう。今はKUROBEにいるシカマックス(色摩知巳)の学校。つまり貞子が監督。
ちょっと贔屓目なので見やすい場所に移動するが席は無し。
対戦相手は氷上。
そう。最近大ファンであることに気付いてしまったルミ姐(足立留美)の母校。
つまり石掛美知代の母校。確かヨーカドー優勝時のキャプテン。
この試合はノリの良い文京応援団の上あたりで見る。
今年も大校旗が見られた。文京の勝ち。

その試合中、Aコートでは大阪国際滝井が勝利して、次の対戦を行う下北沢成徳と東九州龍谷が練習を始める。
興味はそちらへ…

相原監督の声で、ネット際とアタックラインをセンターラインと想定した2列目が同時に同じ動きを見せる。


その後はアタックラインをセンターラインと想定して、相原監督が敵のセッター役。

この動きを見てブロッカーが動き、さらに後列のレシーバーがそれぞれのレシーブポジションに連動する。

つまり東龍は組織的ブロックとブロック&レシーブの連携に意識を持ってチーム練習をしている。
そういえば2年前、タイムアウト中に相手攻撃パターンを見て「バンチじゃなくスプレッドで構えてみてもいいんじゃないか」と選手たちにアドバイスをしていたのも確かこの相原監督。
選手たちも即座に理解している姿を見て、高校女子でこうした指揮ぶりがとても新鮮だったのを思い出したりしたのでした。
その時は伊地知3姉妹の末娘がいたなぁ。3人揃って国体に出るという噂は本当か?
全日本女子も北京後はブロックをシステム化できるように選考する選手の体格をある程度揃えよう。

一方の下北沢成徳はバラバラにブロック練習。
スプレッドからミドルブロッカーが左右に動く練習をしている場面もあったけれども、そこまで。

ブロック戦術としてのひとつのパターンではあるけれども、基本的にこれは昭和のバレースタイル。
そしでもこれを徹底するならば、ミドルブロッカーは基準となるサイドブロッカーに当たりをかまさなきゃ。そうやって2枚のブロックをきっちり揃えて1枚の壁を作る。
そこまでやらないと不完全。

自分がアタッカーなら囲まれたようでも割れた間をぶち抜くか、割れたどちらかの腕を狙ってもう一方のブロッカーに空中でファーストタッチさせるか、割れ目に遅めの軟攻して吸い込み〜ドリブルorホールディングを誘うか。
まぁ最後の手は現行ルールでは通用しないけれども、今でも相手を崩す手段にはなりうる。
川合解説ならブロックが完成する前に打てと言うはず。
つまり相手に対応する手段をいくつも与えてしまうことになるということ。
まぁサーブの項目だけ見ても体系化が不完全な技術本を堂々と出してしまうアマアマな小川監督だとここまでかな。
せめて体の旋回部位と球質は別立てで技術解説しようよ。
小川監督の技術理論では自分の打っていたサーブはありえないことになってしまう。

えーっと、東龍vs成徳の試合は東龍が勝つだろうなと思いつつ見ていません。
だって男子のCコートで深谷vs東北という好カードが始まったから。
一昨年の決勝がこのカードだったっけ?深谷に八子大輔や渡辺俊介がいた年。
この二人は去年、国体予選や天皇杯予選などで見かけました。
国体本戦にはプログラムに名前が載っていたけれど二人とも来ていなかった。

上から俯瞰目で見ていたのでいつも思う東北の高さはあまり感じられなかったのですが、サイドでもきれいに2枚揃えるブロックとレシーブの連携がお見事でした。
キルブロックで圧倒する感じは全くなかったのだけれども、レシーブゾーンをきっちり限定してディグからのカウンターで得点を狙う感じ。
特別速いサイドへのトスは見せないけれども、それだけに時々繰り出される速攻のインパクトもある。
1セット目は深谷ペースだったけれども、2セット目以降は得点が追いつかれても東北ペースでした。
スタンダードなバレーは大きく崩れない。

あ、この両チーム、セッターファーストタッチの時はリベロがトスを上げるシステムになっていました。
東北だったかな?リベロがフロントゾーンでのジャンプトスをミスしたり、トスを上げようとしたセンターと交錯する場面があったりしたけれども、チームの意識の面ではすでリベロが第2セッターです。

深谷は繋ぎのトスから開放されたオポジットの選手がやたらとバックアタックを打っていたけれども、ちょっと弱気に感じました。
あの攻撃でブロックアウトが取れたり、ディフェンスを崩したりできればもっと面白くなったと思うのですが。

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やたらと疲労が溜まっていたようです。

春高バレーも始まっていて、毎年恒例になっているので今年も行きたいのだけれども、Vプレミアはセミファイナルだしなんだか疲れ気味だし、行かない可能性が大。
21日は久光vsデンソー戦が面白いことになりそうでライスコ観戦かな。
この2チームだと久光応援目線だけれども、デンソーが押し切りそうな予感。根拠無し。
まぁまだセミ初戦なので面白くて好ゲームならよし。
春高は日曜日に行こうかなぁ。マコ情報だと江上の娘が出ているらしい。

http://www.vleague.or.jp/data/result/2007/15635_1.pdf
http://www.vleague.or.jp/data/result/2007/15635_2.pdf

石原監督、「両レフトを押さえ切れなかったことが敗因である」とコメントを出していますが、決定的だったのは高橋翠だと思います。
第3セット、デュースの場面、2連続でも3連続でもトスが上がったのが高橋翠。
彼女はライトにいるチエちゃん(吉澤智恵)みたいなもの。
気合いで打ちまくられたら手に負えなくなる。

このセットは取ったものの、レギュラーラウンドの最終戦でサイド勝負の殴り合いの展開で負けたのはかなりショックが大きかったのでした。

でもせっかく上野発の夜行列車に乗ったので、画像などを交えつつふりかえるのだ。

石川啄木のアレ。

上野駅もきれいになってしまって、旅立ちの旅愁みたいなものが薄れてしまったなぁ。
同じホームから日立佐和のある勝田までのカッコいい平成特急がバンバン出ています。
夏あたりまたミカさんにお土産を持って練習見学に行こうか。
夏場のあの狭くて古い体育館、暑くて懐かしいにおいがしそうだな。

平成の深夜急行は昭和特急車輌を使っている。

何系というのか知らないけれども、ボンネットタイプの昭和特急は初めて乗った。
特急といえば183系だったもので。
運転台の窓ガラスのデザインが50年代のアメリカンな感じ。
早朝、金沢駅で乗り換えた時に撮った1枚。
「そうちょう」と入力すると「総長」と真っ先に変換された。

福井県営体育館。

朝マックをしたりしながら朝9時半に到着。
JR西日本の圏内だから朝マクド?
バンブーバスの到着を待ち受けることができました。

ここに行くまでのタクシーで、運転手さんといろいろ話す。
国体を機に昔は田畑しか無かった場所に運動施設を集めたそうな。
それから街が発展してきたとの事。
箱物建設が地方経済に良い影響を与えてきた昭和のお話。

体育館のデザインが60年代だなと思っていたら、調べてみたところ福井国体は昭和43年。
だいたい当たりでした。

バレーを見に来たって言ったら馬鹿にされるかと思ったけれど、少し前に行われた男子バスケでもけっこうお客さんが乗ってくれたと話してくれました。
でも「ばあちゃんが氷川きよしを追っかけるようなもの」と言ってたのがちょっと気になる。

名物はソースカツ丼と越前そば。
それから地元では冬に水羊羹を食べるというプチ情報も聞き出す。
寒い冬、部屋を暖めてこたつに入って水羊羹というのが定番なのだそうだ。

座席を確保。

いつものコートエンド。レフトのサイドライン延長線付近。
天井低いなぁ。
この日は記録席がすぐ前でした。
第1試合の東レvsNEC戦では富田寧々が前に座る。
その横一人挟んで大山加奈。
こうした控え選手も目の前のバレーをネタに笑っていて、東レチームの好調振りがよくわかります。

選手の写真も1枚だけ。

KIDSエスコートで渡すプレゼントを用意するシエリさん(和久山志恵里)。
実はバスが到着した時、寝起き全開のドロドロの表情でバスから降りてきたのだ。
だけどコートに出た時は寝癖も表情も直っていました。

第1試合が終わってドリンク補給から帰るとバンブーが円陣。
今年のエンド観戦、かなり高い確率でバンブーのスタートサイドだったのでラッキーでした。
逆サイドスタートでストレートで試合が決まったりするとけっこう寂しいものがあるのがエンド観戦。
掛け声と共に円陣が解かれたところで「バンブー!行くぞ!おらー!」と男子バレー風のガラの悪い声援。
尾崎コーチ、試合前は気付いて笑顔を見せなくていいから。

そしてアリーナエンド観戦お約束のボール拾い。この日は1球だけ。
確か対人の時にチエちゃんが取りに来た。
暖かくて柔らかいいつものオーラ。

チエちゃんのサーブレシーブは理に適っていてきれい。試合前の練習ではチエちゃんのレシーブ姿をカメラで追う。
ここまでは写真をチラチラ撮っていたのでした。

それから石原監督直々につるじ(鶴田桂子/原桂子)とアマさん(平井真栄)にBキャッチからのトスアップ練習をしているのを面白がって見ていました。
ダンディ石原はこういう時のセッターの機動ルートやステップにけっこううるさい。

試合開始。
目の前の記録席にはサト(金子美里)とアヤ(池浦文香)。
サトファンの観戦仲間はサトが近すぎてビビッて席を少し移動した。おまえは男子中学生か!
黙々と熱心に記録をつけている所が東レと違うところ。
サトがインカムを付けていて、時々安保コーチの質問に答えていました。
ハルさんは反対側エンドの二階席からスカウティング。山中綾乃と一緒。
この試合も応援モードだったので、開幕との比較をしようとレセプション写真を撮ることをテーマにしていたのもすっかり忘れて応援です。

ここでちょっとトヨタ車体の印象などを。
服部鮎弥はミホ(石田瑞穂)と一緒に世界ジュニアで銅メダルを獲った戦友。
世界ジュニアではバンブーのアユ(服部安佑香)が間違って登録されてる?と思ったりした。
都築レグ(都築有美子)はすでにベテランの雰囲気。
シーズン序盤から活躍を見せた今西郁瑠と合わせ、服部選手が最近スタメン起用されるようになってきて車体のサイドの戦力に厚みが出てきました。
おそらくこのレフト線の充実振りを意識して練習してきたことが冒頭のダンディ石原監督のコメントに繋がったのだろうけれども、車体の場合はレフトに多少打たれても要所を締めてくる高橋翠を封じなければやはりダメなのではないでしょうか。
これについては第3セット以降の展開で触れます。

それから車体はセンターがいいムードメーカーになっています。
12月に滋賀で見てちょっと惚れた及川英香が闘志を表に出していました。東レの西脇メイさん(西脇万里子)みたいなブロード馬鹿傾向にあるけれども、メイさんだったら目指してもいいんじゃない?
このメイさん、第1試合で気迫のブロックをたくさん見せていた。エリカ(荒木絵里香)張りのガッツポーズをしていてカッコよかったのでした。
対角の外人さん(ジョインズ・ジェニファー)もスパイクやブロックを決めるといい笑顔で喜んでいて、チームに溶け込んでいるのが感じられました。
贔屓のチームの外人さんがあんな感じなもので、見ていてかなりうらやましい。

この日車体で最も印象的だったのは哀愁の谷口監督ではなく梅尾千草。
公式HPでカーソルを画像に当てても笑わない人。
この日はずっとアップゾーンでしたが、一番声が出ていました。
第2セットでブロックのマークを叫んでいたりしたので、自分も負けていられないと船崎(船崎恵視)のトスを凝視しはじめたのでした。
いいなぁ。バレー馬鹿丸出しの控え選手。

唐突に試合に話が戻ります。
3セット目、バンブーが自分のいるサイドに来たところでバンブーのバレー馬鹿丸出しの控え選手をチェックしてみる。
…一番声を出しているのは2セット目からチエちゃんにスターティングを譲ったルミ姐さん(足立留美)。
これはイカン。援護しなくては。
梅尾千草への対抗心から「前2枚!」だとか「センター来るよ」だとかとりあえずわかる事を叫び始める。

だいたいトス回しを読めるようになったのが第3セット終盤。
まぁわかりやすい展開になったのですが。
つまりサイドの殴り合い。
バンブーがサイドの殴り合いで負けるのは嫌。
デュースになってからは高橋翠にトスが集中。セッターにきれいに返ったら翠。ブロックリバウンドも翠。
「サイドオンリー!」「翠止めろ!」「5番マーク!」「翠、ライト回った!」などと叫んでいたのですが、翠対応は基本イェレナのストレートコース1枚。
高橋翠はよくジャンプしてクロス急角度で何本も決めていました。
このセットはレフト線を押さえきることで競り合ってなんとかバンブーが獲りました。

コートチェンジの時にトミさん(田向友美)が一人遅れてテケテケ走っていたので「トミさん!フルやるぞ!戻って来いよ!」と叫ぶ。
記録を終えて最後にアヤが立ち上がったので、「アヤもだぞ。フルやるから戻って来い!」と声をかける。
そしたらアヤ、真っ直ぐ自分の方を向いてニッコリ笑顔で「はい」って。
うーん。素直で可愛いじゃないか。

第4セットは梅尾千草と直接対決です。
車体のトスワークは完全にサイド中心。たまにセンターを絡めそうな時はなんとなく雰囲気でわかったので「及川ブロード来るよ!」と予告。
「サイドオンリー」「翠前上がった!」「5番!5番!」と叫んでいたのですが、相変わらず翠のマークはイェレナ1枚でミドルブロッカーも遅れがちでした。
そしてライトレシーバーが後ろに守りすぎ。
逆にレグと服部のレフトからの攻撃はブロックリバウンドを取ったりディグができていたと思います。
終盤で車体が突然センターを使った場面は読みきったのですが、それを押さえた後「もうセンター無い!」と叫んだのは外れ。続けて外人さん(JJ)を使われたのでした。
最後も確か高橋翠。
船崎のライトへのトスも安定しているし、翠はライトにいるチエちゃんみたいなものなんだよな。絶対にフリーにしてはいけない。
打数が伸びてきた第3セットから翠対応にシフトできなかったのが敗因かな?
先日のパイオニア戦も同じような感じだったのかもしれない。


これでVプレミアリーグレギュラーラウンドが終了。
その喪失感とサイド勝負で負けた敗北感に打ちひしがれていた時に、突然ルミコール。
「なんだよ!アレ」と怒りの感情が起こったのですが、観戦仲間が300試合出場おめでとうコールだと教えてくれました。
そうだよな。ヨーカドーちびっ子レフトの遺伝子をあと3人くらいに伝承してもらわないとルミ姐は辞めちゃダメ。
どうやら自分はけっこう足立留美ファンのようです。

この日は第2試合だったので、帰るバンブーバスをお見送り。
選手の私服姿を眺めつつ、負け試合なので声はかけません。何か変な切り返しをしちゃいそうっていうのもあるのです。
話しかけてきた永田部長にはついちょっと余計な事を言っちゃった。
部長、嫌味を言ってしまってごめんなさい。

チエちゃんのお母さんが来ていたのを確認。
何故か「カエルの子はカエル」という言葉を思い出したけれども、頑張って黙っていました。
それから所沢でお勤めが終わった小坂元コーチも女性連れで観戦に来ていた。
噴水の所で落ち込んでいたのだけれど、小坂さんにお辞儀されたので精一杯の返礼。
バスの後部座席からレオさん(今村直美)も気付いて笑顔で挨拶してくれたのでちょっとだけ元気が出る。
バスに乗っていても窓ガラス越しに一目でわかるまぶしい黄色を着たつるじ(鶴田桂子/原桂子)を見て目が覚め、なんとか特別贔屓の選手を笑顔で見送れたのでした。
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まぁ、ミヒャエル・ビットマンなんて名前を出してもほとんどの人が知るはずも無いのです。

ミリタリー系に興味のあるというだけでマニア扱いされるし、変人扱いする人もいる。
戦記などを読んでいると、そこにはスポーツに共通するさまざまな戦訓が読み取れたりするのですが。
今は『戦闘機パイロットの空戦哲学』なんて本を読んでいるところです。
プロフェッショナルの行動哲学っていうのは何を読んでも面白い。
一応こっち系入門のお勧め本は故・春風亭柳昇師匠の『与太郎戦記』としておきます。

話を戻します。
1944年ノルマンディ上陸作戦後、カーン攻防戦の前哨戦で圧倒的な戦力で迫り来る連合軍。
ヴィレル・ボカージュで休止したイギリス戦車部隊を偵察したビットマンは、戦車長をしているヴァルをロシア戦線で戦っていた時のように砲手を担当するように任命します。
「やつら、もう勝ったと思っているな。では教育してやるか」
こう言って、たった1台のタイガーⅠ型戦車で殴りこみをかけたのでした。

錬度の高いエースが劣勢の戦場に飛び込む台詞として、カッコいいでしょ。
単独で大きな戦果を上げたところで指揮する部隊と合流。さらに戦果拡大。
この人、自分が指揮するたった1台の戦車でイギリス戦車師団の進撃を止めるきっかけを作ってしまいました。
そして連合軍のカーン攻略スケジュールは大きく遅れることになります。
ちなみにビットマンはこのヴィレル・ボカージュの戦いの戦功で柏葉剣付騎士鉄十字章を授与されます。
2ヶ月後に戦死。

この故事を知っていれば「教育してやる」というフレーズが持つニュアンスも理解できるかと思いますが、戦記・戦史を読んでいる人がとても少ないので、知らなくてもまぁ仕方が無い。
でもこのフレーズは架空戦記などでも引用されて頻繁に出てくるし、そうしたことから全く知らない分野だけれどもアニメなどにも転用されているのではないかな…だから知っている人もいるかな…なんて思いつつ小ネタとして使ったのでした。
ネタがネタとしてわかるように(笑)を付けたりするのが嫌なのですが、エントリーの本旨ではなくネタにばかり噛み付いてくる人がいるのでちょっと補足してみました。
ネタには愛あるツッコミでしょ。
ちなみに前回エントリーの主題は「GAORA、藤田解説がとても良かったよ!」でした。
書かなきゃ伝わらないかもしれないので一応書いておく。とても恥ずかしい事ですが。

ひょっとして『眉無し』も個人攻撃として受け止めているんかいな?
勝手にキャッチフレーズを付けることを禁止されてはワンマンで記憶系統が破壊されている自分は人の名前を思い出すのにちょっと困る。

http://www.vleague.or.jp/data/result/2007/15626_1.pdf
http://www.vleague.or.jp/data/result/2007/15626_2.pdf

GAORAでTV観戦。
藤田幸光解説がとても良かった件は前回エントリーに書きました。
もうちょっと補足すると、つるじ(鶴田桂子/原桂子)が、そのセットその場面でセッターが誰を中心にトス回ししているかを気付く度に触れているところなども良かった。
アナリストとしてブロックマークの観点からこうした部分に目が行くのでしょうが、解説が話してくれることでつるじがいろいろ考えながら組み立てをしていることもよくわかります。

試合のほうはシーガルズが4強入りを意識しすぎて硬かったのかな?
表情に出ないのでよくわかりませんが。

野村まりが第1セットスタメン起用です。セッター対角。
これは攻撃がサイド主体のチームを潰しに来る時のシーガルズの定番戦術。
センター線の攻撃に絡んで来るのは元々センタープレイヤーだから当然。
そのままブロックチェンジしてミドルブロッカーとして動いていたり、そのままセンターから攻撃を見せたりもします。

この日はイェレナ(イェレナ・ニコリッチ)をマーク。
第1セット序盤からイェレナが走っていたのですが、きれいに1本ブロックを決められてしまいました。
仕事人だよなぁ。
第2セットは休んで第3セットにもう一度途中出場しましたが、この時はセンターにスイッチするところがよく見られました。

でもイェレナが仕留められた場面でつるじがミズホと呼びたいミホ(石田瑞穂)中心に組み立てを替えられるようになったのが最近のバンブーの強みです。

もうね、ライトからなら前衛も後衛も関係無く打つ。
去年、チャンスボールを返すだけだと思ったボールに飛びついて強打を打ち切ったミホのアドリブが効く感じにスゲーと思ったものでしたが、今年はセッターの組み立ての一翼を担うまでになりました。

チエちゃん(吉澤智恵)がフル回転できない状況だったり、フル回転させると面白いのだけれども少しだけ可哀相な気もするルミ姐(足立留美)という、実は手薄なサイドアタッカー陣の中で、今年はよくここまで成長してくれました。
サーブもブロックもけっこう結果を出してくれているけれどもまだ出来ることがある。
二段トスなんかは丁寧で正確で打ちやすそうだし、この辺はカナcap(内藤香菜子)仕込みか?
加えてディフェンス面のしつこさが出てくれば恐ろしい選手になるよ。

実はミホの成長ぶりを楽しみながらも、神田千絵のスパイクを見ながらバンブーのサイドアタッカー陣の薄さを感じたゲームでした。
シーガルズは森和代&山口舞のセンター線のチームなのは確かだけれども、この日出場した神田&若浦貴子の他にいっぱい打て村田奈都美や米村信子が控えている。

米村のプレイは注目して見たことが無いのだけども、村田は外国人エース並みに打ちまくる。黙々と打ちまくる。
若浦はややランドハウス気味のオーバーハンドドライブサーブを打つ。
オーバーハンドドライブは自分も打っていたサーブなのですが、ジャンプサーブほどの威力は無くてもピンポイントを狙える精度とスピードでその気になれば高い効果を狙えます。
まだそこまで猛威はふるっていないけれども、これは他の選手が全くやっていないオリジナルな武器になりうる。

そしてこの日の中継で面白く見ていたのが神田のスパイクミート。
ヒットポイントがゼロポジションより手前なのですが、手の平で巻き込むようにしつつゼロポジション付近で射出。
まぁこれがホールディングじゃないかと相手チームからやたらクレームが付くのだけれども、あれくらいで抗議していたら江上由美のタッチ攻撃は永久に取れない。
ルール変更されているから昔のタッチ攻撃は今は無理だけどね。
自分も真似してニアネットでブロックに囲まれた時にタッチをよく使っていました。その時レシーブの穴を狙いすぎるとホールディングを取られる。
神田千絵は手の平で無理矢理サイドにスライドさせたりしていないからOKです。

リーグ序盤はあまり出ていなかった個性あるレフトプレイヤーが2名もスタメン起用されているのに対し、バンブーレフトは怪我人を入れて3人。
ミホを勘定から外しているけれども苦しいよなぁ。

この日はルミ姐がスタメンでしたが、チエちゃんが久々に前衛で本格起用されたゲームとなりました。
ルミ姐も序盤から好ディグを見せたりしていて良い雰囲気でしたし、サーブでもギリギリを狙いすぎてミスは多かったけれども狙いがはっきりしていたので悪くなかった。
TV中継を見ていると、チエちゃんの打数が1月当たりから減っていったのは手の怪我の影響のようです。
足のほうは疲労だけだったようで、しばらく休んでいたおかげかきちんとジャンプできているのでスパイクの幅広い射角も戻ってきました。
射角コントロールは日本一じゃない?別に2番でも3番でもいいけど、とっても魅力的。

手の怪我のほうは去年の10月からだから長いよなぁ。
黒鷲旗までは我慢して頑張ってもらって、その後ブロックやスパイク練習を控えてきっちりと治さないといけない。
そうしないと自分の同期のキャプテンみたいになっちゃいます。
彼は手を固めて無理していたのだけれども、引退してしばらくしてようやく治りかけた所、自分のスパイクをブロックしようとしてまた壊しちゃった。
確かきれいにブロックを喰らったので、ムキになって正面突破を狙ったのでした。
チエちゃんはこの夏、怪我をしっかり治そう。

第2セットこそ相変わらずの得点差でセットを取られたのですが、これは山口舞が急に打数を伸ばしてきた事に対応しきれなかったのが理由でしょうか。
しかしこの日は森&山口の両センターの決定率を本当に低く抑えることに成功して危なげなくバンブーは勝利できました。
ん、いや、ブロック被弾が相変わらず多いな。
シーガルズはブロック戦術がしっかりしているのである程度喰らうのは仕方がないのですが、森選手にやられすぎました。
あ、そうそう。岡野弘子選手がきれいにブロックを決めて誉められつつも「もうちょっと喜んで欲しい」と言われていましたね。

中継を見ていてカナcapが止められていた印象があったのですが、これは相手が森選手かな?
まぁつるじがセンターセミをけっこう使うので多少ブロックされるのは仕方がない。
ローテ表を見るとイェレナとユキ(石川友紀)か。
イェレナはともかくユキはブロック被弾の印象が残っていないのだけれども。


レギュラーラウンドはこれで残りあと1戦。
シーガルズはこの敗戦で4強入り争いで大きく後退します。
日立佐和は1勝もできないまま。
この富山では翌日劇的で感動の2試合とお笑い1試合が見られるのですが、自分はバンブーを追って上野からの夜行列車で福井に旅立ちます。
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