いよいよ男子世界選手権の開幕ですが、昨日の続き。

一応B帳票のリンクを張っておくかな。



9月11日 対JTマーヴェラス戦

9月11日 対東レアローズ戦

9月12日 対パイオニアレッドウィングス戦



オーダーも入れておくと話がしやすい。



基本オーダー

13石田小枝  6都澤みどり  8佐藤瞳

2戸崎琴美  14横山雅美  12遠井萌仁

Li:11中村かおり




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相変わらずウィークポイントはミドルブロッカー

帳票を見るとJT戦での戸崎琴美はブロック8本と大活躍。

しかしスタッツを見て戸崎すごい!なんて言っていてはいけない。

JT戦ではセンターへの出会い頭なブロックが多発して笑っていたけれども。

おそらく最大の被害者はマッチアップの加藤千尋。



リヴァーレは3枚ブロックを意識して多用するような試合をしていたけれども、戸崎絡みでひどい場面を何度も見た。

相手レフトにトスが上がる。

戸崎の動きが遅く、なんとレフトの石田小枝(こえだちゃん)が詰まってしまって、戸崎を押しながら3枚ブロックに跳ぶ。

たまたま1回ならまだしも、同じ試合で何回かあるようでは、ブロックディフェンスの要のミドルブロッカーとして大問題です。

ミドルブロッカーってのは3枚ブロックの3枚目をブロックする役割じゃないんだって…

前2枚を担当しているのなら、せめてセカンドテンポのトスには2枚きっちり揃えてもらいたいものです。



佐藤瞳はフルでプレイを見たのは初めて。



攻撃での打開役でワンポイント起用された場面を見たことがあった気がする。

戸崎が戸崎なのでいきなり前3枚担当となって、頑張っているなとは感じたのですが、経験不足もあるでしょう。



彼女の印象としては立ち姿・歩く姿が美しくないって感じなのですよね。

長身の女性にありがちな乙女メンタリティなのかもしれませんが、『内股がかわいい』という刷り込みからか日頃の動作から体の使い方が不自然になっている。

基本的な体の動かし方をしないと着地の時に怪我をしそうだし、そういうところから整えていったほうが良いのではないか。



んー、とりあえず今シーズンもリヴァーレセンター陣にあまり高い期待はできない。





セッターは横山メインでいいんじゃない

初日の第一セット、内田がトスを上げていたのだけれども…

今のリヴァーレのセンター陣には内田役子はもったいなさすぎる。



内田には日頃の練習でセンター陣を徹底的に絞る役目を担当してもらいつつ、試合ではベンチから中村かおりにコーチング。

そして横山雅美が判定で揉めた後にキレて、ツーをぶち込もうとしたらコミットでキルブロックを喰らうような場面で、クールダウンのために途中交替。

仕事は多いけど、こんな感じでどうでしょう。



あ、今書いた横山のケース。どの試合か忘れたけれども春日井で実際にあったのよ。

ミスジャッジは実際あるけど、イライラするなって。面白かったけど。

横山雅美のセンター攻撃発生率の傾向はリヴァーレの攻撃陣の実情向き。





見所はやはりウィングスパイカー陣

いやいや。都澤みどり加入はよかった。

社内のクラブチームでバレーは続けていただろうけれども、ここまですぐにポテンシャルを見せるとは思わなかった。

狙ってネットにボールを当てる9人制ならではのプレイを見せてくれたりして面白い。

JT戦の3〜4セット目あたりではバレーの神様が都澤に降りてきていた。

出しっぱなしだと疲れるので、後衛に下がった時には吉田あいの出番です。



夜の日本バレーボール楽会で否定はされたけれども、都澤レフト起用も面白いと思うんだ。

全体のスタッツの流れを見ると、連戦だときつい部分も感じられるし。

足立留美的な役回りで、途中投入で2セットくらいまでならあの手この手でどうにも止まらない感じでどうだ。



石田小枝(こえだちゃん)は3戦通じていい仕事したねぇ。

コートでも声もアクションも大きくて元気者で、きっとファンになった人も多いはず。

私的にはブロックの着地後などに、リズムを取るように手を叩いて声を上げる姿がツボでした。

コトを押しながらの3枚ブロック着地後でも「おらおら!二段持って来い!」って感じ。



ちょいと心配なのはサーブレシーブ。

今回はリサーチが足りなかったようで、定番のモエ狙いだったのだけれども、試合前練習をしっかり見ていたらこえだちゃんが狙われていたかもしれない。

ボールを運ぶ動きを上半身に頼りすぎているのが気になった。

リーグまでにしっかり練習して、サーブの集中砲火にも耐えられるようにしておこうぜ。



そしてモエ。遠井萌仁。

やればできるじゃないか!と、叱っておく。

今回はスズがアナリストに専念していたので、自分が崩れても交替は無いっていう緊張感がよかったのかな?

サーブで狙われ続けても、レシーブも安定していたし、初日はえらい打数を打っていた。

スズがリーグで選手登録されるのかどうか知らないけれども、やればできるのだからやれ。



2日目は攻撃のほうはパイオニアブロック陣に潰されて、3セット目からは都澤に替わってオポジット投入。

この多様性も武器だぞ。モエ。



で、後衛に下がって早々、普通の感覚でバックライトに入っていたら、横山はバックセンターにトスを上げた。

バックセンターにいたのは川原愛璃。パスで相手コートに返す。



ラリー後すぐに選手同士で声をかけあって調整に入ったのだけれども、菅原監督がここでタイムをすぐに取ったところなどは「やるなぁ」と思った。

菅原監督はモエの顔を見て一声かけたら、後は選手同士で話し合わせる。

このローテーション、モエはバックセンターに位置することになった。



実はリーグではこのパイオニア戦第3セットのオーダーがベースになるんじゃないかなぁ。

江畑幸子が川原の位置でスタメン。

都澤がレフト&ライトのバックアップ。

エバも数ローテレセプション参加しようぜ。たぶんすぐに上手くなる。

きっとサラが守備範囲を調整してバックアップしてくれるよ。



川原愛璃は少し出番があったけれど、今ひとつアピールを感じられなかった。

シーズン通してアップゾーンでアピールしていこうぜ。

まずはタイムアウト中にぴょんぴょん跳ねるところから。



ああ、ここに高崎紗緒梨も加わるんだった。

どうするんだろう。

高崎妹、センターできないかなぁ。でもコチキャラに出てた頃もレフトだったしなぁ…

江畑-高崎でフロントオーダーのレフト対角とかやるか。

FC東京のポジティブなフロントオーダースタイルで。



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だんだん漢字が面倒になってきて、後半コートネームになってきてしまった。

ま、いいか。

さて、世界選手権開幕だ。
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毎年毎年、どうしてこうも退部者が出るかな。

なんてことを思いつつ、まぁ夏場は選手が足りなければマネージャーが出場するだろうと、それはそれで楽しみだったりしたリヴァーレ。

そんなこんなで守備力が売りだったチームだったけれども、次第に「このチームは守備力がスゲー」とは言いにくくなってきたのですが。



しかし藤崎朱理のラグビー転向は頑張って欲しいけれどもチームにとっては大打撃だし、加えて城美鈴がアナリスト?

まぁ生きのイイ小型サイドアタッカーは次々と出てくる、Vチャレンジリーグ向けの日本最大のエース生産工場だったりするのであまり心配はしていない。

石田小枝(こえだちゃん)もいるし、サイドはまたいい選手が出てくる。



手薄なセンター陣がかなり問題。

なんとか計算できる張芳赫もNECレッドロケッツに。

そしてさらに山本友里恵も上尾メディックスに。



セッター松浦麻琴も赤ロケか。けっこう仕掛けるタイプで面白かったのだけれどもなぁ。

江畑幸子が全日本でキャリアから考えると充分なほどの活躍中とはいえ、今度のシーズンはどうなるんだ?

ミカマネももういないし、夏場の大会だけ考えても戦力はヤバイぞ。



あ、セッターだけは贅沢な補強。

内田役子に横山雅美。

うふふ。全日本に直結する日立リヴァーレ。



それから都澤みどりが復帰。

プレイを見るのは数年前の皇后杯関東ブロック予選に日立のクラブチームで勝ち上がってきた時以来になるかな。

大沼綾子と一緒に高校生と戦っている試合を見た。



ということで、まだタイムアウト中に跳ねているところしか見たことがなかった石田小枝(こえだちゃん)を楽しみにしつつ春日井行き。

2日目は男子の試合を見る予定だったのだけれども、結果的に日立リヴァーレの試合は3試合とも見てきました。

東レ戦だけは少し遠目で。その時は男子コート側にいた。



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久しぶりのリヴァーレ。

まず驚いたのはリベロ中村かおりの体格の変化でした。上半身の厚みが増してかなりがっしりした体格になっていたこと。



体の厚みというのはレセプション時のボールコントロールに良い影響があると、根拠は薄いながらも考えている。

まずパワーサーブに負けないし、重心の移動によるボールコントロールの時に、厚みのある選手のほうが微調整を繊細にできる。

また、基本的なパス力の点でも体格のしっかりしていない選手の場合はボールコントロールが心もとない。



サラぁ。がっしりしてきてなかなかいいんじゃないの。と、期待が膨らむ。

もう八重歯が可愛いだけじゃない。

アスリートらしくてカッコイイ。



見た目の変化といえばあと二人。

一人は贔屓目の遠井萌仁。

22歳デビュー。金髪。

今年のキャッチコピーは『ハンパしちゃってゴメン・遠井モエ』。



そして期待の石田小枝(こえだちゃん)。

マッシュルームなヘアスタイルに足のサポーターの感じがすっかり小っちゃいキム・ヨンギョン。

ヨンギョンを見た時に「こえだぁ、大きくなったなぁ」と声をかけてももちろん構いません。



城美鈴はアナリスト『兼任』で選手も続行するんじゃないの?という期待もあって、動きも見ていたのですが、とりあえず今回はアナリストに集中。

で、その横にどこかで見た顔。大爆笑顔。

高崎紗緒梨じゃねーか。リヴァーレのチームウェアを着ている。

公式戦に帯同している以上、単にチームの発表が遅れているか、チームが発表を忘れているかなのだろうけれども、こういう事は悪いニュースじゃないのだから、きちんと発表しようよ。



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リヴァーレはこの時期引き抜かれている選手が全日本に行っている江畑だけだったので、主力が根こそぎ持っていかれているJTや東レ相手に良い勝負ができました。

Vプレミアで戦ってきた中心選手がしっかり残っているパイオニアにはストレート負け。

まぁ勝った・負けたはサマーリーグなので二の次として。



基本オーダー

13石田小枝  6都澤みどり  8佐藤瞳

2戸崎琴美  14横山雅美  12遠井萌仁

Li:11中村かおり




第1試合のJT戦第1セットはセッターが14→10内田役子。

二日目のパイオニア戦第3セットは都澤を休ませてモエをオポジットに。こえだ対角には7川原愛璃を起用。

江畑幸子がもどって来た時に、チームにどのように融合させるのだろう…なんてことは、みんながけっこう関心を持っているところです。



でもまぁ、その辺は次回。

今回は中村かおりについて。



いやいや。アスリートっぽい体格になったのも良かったのだけれども、リベロとして期待したい行動が取れていた事が嬉しい。



●リベロはコートに入ったり出たりを頻繁にする

リヴァーレはスタンダードにミドルブロッカーが後衛に来ると、サーブを打った後はリベロと交替するスタイル。



1試合目第1セットでセッター内田役子がベンチに下がった後、アップゾーンに行かずにベンチの一番隅(エンド寄り)に座っていたのですよね。

どこか怪我でもしたのかと気にして見ていたら、リベロの中村かおりがベンチに下がるたびに内田の所に来て何かを話している。



そうか。コートの外から見た客観的情報を毎度コート内にフィードバックしているのか。



この内田が座っていたポジション。相手サーブの伸びや落下傾向をチェックするには良い位置だし、エンドラインのインアウトのジャッジをするにも良い位置なので、ひょっとしたらそうした声も飛ばしていたのかもしれない。

うん。こうやってチーム全体で戦う形っていうのはいいね。

判断力のあるベテランが出場しなくてもベンチにいる意味がとてもある。



リヴァーレは相変わらずミドルブロッカーが弱いので、ブロックディフェンスの組織化なんてことは遠い先の話ですが、比較的ブロックディフェンスもチェックしやすい位置だし、アナリスト情報を元にブロックディフェンスにも指示を出していけるようになると強い。



リベロは「スーパーディグ」を求められているポジションではない。

「スーパーディグ」が発生しなくても機能するブロック&フロアディフェンスをトータルにコントロールする役割であってほしい。

リベロは「ナイスレシーブ」を求められているポジションではない。

レシーブ成功率はそこそこでも、チーム全体のレセプションをトータルにコントロールする役割であってほしい。



そこで必要になってくるのはコミュニケーション能力。

中村かおりはコートの中でけっこうおしゃべり。

そしてちらりと見える八重歯が可愛いと、コートの中のチームメイトも言う事を聞いてくれるのは成田郁久美と一緒。

ディフェンス全体をマネージメントできるリベロを目指してくれ。



2試合目の東レ戦ではこの内田役子がやっていたポジションを誰がやっていたかチェックしていませんでしたが、2日目のパイオニア戦では1樽谷真由美がやっていました。

けっこうこのポジション、勝敗に影響するかなり重要な役割なんじゃねーか?





10000字超えたので、残りは追記に。
●リベロはオーバーパスを使ってもいい

バレーボールを初めた時に、いきなりブロックやスパイクから教わった人って、おそらく世界中を探してもあまりいないと思います。

まぁ通常はパスから。

体育のバレーなんかは即製チームなので、サーブとアンダーパスだけを教えることはあるけれども、競技バレーをしたことがある人なら、大多数はオーバーパスからスタートしたと思います。



しかし今時の日本の女子リベロ、頑なにアンダーを使い続ける選手が多い。

まぁ今年のワールドグランプリで、あの佐野優子ですらオーバートスへの意欲を見せたので、今後は少し変わってくるかな?

少なくともこのコメント欄でのやりとりのような面倒なことは減るはず。



中村かおりがチャンスボール処理で自然にオーバーを使っているのを見て「おっ」と思ったのですよね。



チャンスボール処理に関しては、相手がオーバーパスでのコントロールを難しくしようと、ものすごく高いボールで返球する場合もあって、「オーバーで取らなくてはいけない」なんていう風には考えていません。

こういう場合は落下加速度が付くので、しっかりとエネルギーを体で吸収しようとするとホールディングを取られやすかった。

ダブルコンタクトの危険性もある。

ファーストタッチのこれらのルールは緩和されているけれども、正確なコントロールのためにはアンダーのほうが都合が良いこともある。



また、味方の攻撃のリズムを整えるために、充分な間合いを作ってアンダーで低い位置からセッターにボールを運ぶ…という考え方もある。

こうした『間合い』が好きになったリベロが以前は和久山志恵理(武富士)。最近は永野健(パナソニック)。



しかしオーバーを使うのが適切なボールは、できる限りオーバーでボールを処理したい。

中村かおりはこれが自然にできていたので、逆に「おっ」と思ったのでした。

それだけチャンスボールの処理をアンダーでしかやらないリベロが多いということ。



こういうプレイヤーなら、必要に応じてオーバーを使える。

ほら、少し距離のあるバックゾーンからの二段トスも、正確にレフトにオーバーで送り届けた。

体の厚みが増したのも、オーバーパスのコントロールに良い影響を与えているかな?



ということで、シニアレベルに求められるリベロの能力を、かなりバランスよく持ったリベロとして、今後は中村かおりを基準に考えていこうかと思っています。

ディフェンスのトータルコントロールとしての能力で最も強力なのは成田郁久美(パイオニア/今はリベロをやっていないけれども)。

フロントゾーンでのジャンプトスを普通にやってのける、第二セッターとしてのオーバーパス能力を見せつける井上琴絵(JT)。

声の出し方は櫻井由香(デンソー/二段トスも美しく、トータルで優れているけれども)。

リベロをやっている女子の学生プレイヤーは、中村かおりを含む、以上の4人の仕事の仕方を中心にVリーグを見ていくと、今後求められるリベロの具体像が見えてくるはずです。


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今回のサマーリーグは茨城県の男女チームを中心に観戦しようと考えて春日井に乗り込んだのですよ。



つくばユナイテッドといえば元々チームカラーがザクっぽいなという関心があったのですが、最初の興味といえばその程度。

地域学校連合体でのクラブチーム運営方法だとかの取り組みにも少し興味はあったけれども、詳しく語るには専門範囲外。

でもまぁ、運営スタイルを含め、見てみたかったのですよ。



加藤陽一が加わり、昨年のサマー決勝リーグに進出してきて、これはチャンスと思っていました。

女子コートでアクアの試合を見ていたら、つくばユナイテッドは男子コートでフルセットをやっている。

男子コート側での観戦を開始したら、この年のつくばユナイテッドは1勝2敗ながら、それはそれは面白いバレーボールを展開してくれました。



ツボに入った選手は和井田剛史。

選手メンタリティ的に親近感を覚える。



ザクZIPPOライター



今年のつくばユナイテッドの最大の興味は「加藤陽一がセッターをやっている」という噂。



去年のサマー決勝では、へろへろになりながらコートエンドの壁際まで走りこんで、レフトに正確で素晴らしい二段トスを送り込んだ。

その二段トスにシビれた!

参考:NECレッドロケッツ篇 <愛のある二段トス> サマーリーグ決勝リーグに行ってきました。その7



レフトを張っていると、自分自身でも数多くの二段トスを打つことになるので、必然的に二段トスを上げるほうにも意識が高まるものです。

ボールの頂点を越えてからの垂直落下率などにこだわるのは、意識の低いチームメイトが上げる流れるテキトウな二段トスを数多く打っているから。

エースを張る奴ほど「てめーら、俺の二段トスをお手本にしろ」と見せ付けるような気で二段トスを上げる。



素晴らしい二段トスを見た加藤陽一がセッター。

なりたてなのでいきなりセッターらしい動きはともかく、二段のボールコントロール技術をベースに、「さすがレフトプレイヤー。トス質はいいなぁ」と思わせてくれることを期待したのですよ。

結果は…んー。



印象としてはまだセッターになっていないなぁ…というもの。

トスワークとかまではいきなり期待していなかったけれども、「お、これはレフトっぽいトス!」と感じられなかったのは残念。

セッターとしての動きになっていなかったあたりでしっかりしたセットアップができないのかな。



どういうわけかコート内が乱れると、加藤がラストボールの位置にいてアタッカーと交錯しそうになっていたりする。

ラストボールの位置にポジショニングしているというのは、エース的素養。

ホンモノのセッターならボールのセカンドタッチが「全部オレ」のはずだから。

「そこにいるなら二段打っちまえばいいのに」なんてことを何度か思ったりしていた。



結局私はいたたまれなくなって1試合、それもFC東京戦しか見ていられず、FC東京のオーダーが気になった上に、女子コートのほうに関心が向いてしまって男子コートを後にしました。

そうそう。FC東京の件、Stay Foolishで詳細を書いてくれていますね。

参考:FC東京のオポジット守備型フロントオーダー

そうかぁ、前田がレシーブに入るとフロントオーダーでのレセプションにおけるデメリットが別ローテにも拡大するのか。

今後の観戦の参考にしよう。S5だけじゃなくS6もってことね。



でも、つくばユナイテッドをサマー予選を見た人によると、加藤のセットアップはこれでもかなり見ていられるようになったということらしいです。

パイオニアの冨永も時期が来た時に一気に良くなったし、少し気長に待つか。





それにしても監督・主将をやりながら、セッターにも挑戦っていうのはなかなか大変なものがあるよなぁ。

つくばユナイテッド=加藤陽一色でやっていこうっていう意思表示だろうけれども、全部背負ってというのは美徳じゃないし、できれば避けたい。





監督のほうは佐藤由法が代役を務めていて、都澤さんがいない場合はこういう形でいいのかな…とも思えた。

去年も都澤さんはいても『監督』ポジションでは口を出していなかったと思うし、佐藤が『ヘッドコーチ』ならぬ『チーフコーチ』ってことでやっていけば充分加藤のフォローになるのかな。

私的には昨年のふざけたモッパー姿が見られなくて残念だけれども、モッパー後継者の育成にも期待。



主将としての役割を誰か分担してあげられたらいいのにってなことは試合を見ていて感じた。

若手(?)選手が声を出して盛り上げようとしているところで、ベテラン陣がけっこう厳しい表情で話をしている。

個々がやるべきことを認識しているっていうのはわかるのだけれども、チームとしての一体感が足りない。

今セッターとしてスタートを切った加藤に、チーム戦術的な部分はともかく、チーム全体のムードとか統一感を持たせるような仕事までやることは難しいよなぁ。

このあたりの分担を自ら買って出るような選手が出てくるとよいのだけれども。



ああ、前年主将の和井田がやれば…っていうのは違うと思うよ。

和井田には『突破者』の役割を期待。



一気に加藤色になったつくばユナイテッドですが、全部加藤に背負い込ませずに、全員が役割分担をできるようになるとチームとして円滑に動き出すと思うんだ。

次に見られるかもしれないチャンスは天皇杯の関東ブロック予選でしょうか。



あ、そうそう。

9番安井勇誠と25番のマサっていう選手(公式パンフレット後に加入選手で高橋というらしい)。

ポジション入れ替えないのかな?

利き腕を考えたら、普通はマサがオポジットでしょ。

このへんも変化をチェックしたい。



チームのジャンプサーバー比率が減ってしまったのも残念だよなぁ。ミカサのボールの影響かな?



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さて、パイオニアの話。というか冨永こよみの話が中心。



冨永こよみといえば、昨年全日本に最後まで帯同しながら、どうしてセッターとしての出場機会が得られなかったのか疑問だったのですよ。

でね、昨年のVリーグ深谷大会でパイオニアの試合を見て理由はわかった

コートの中での動きがまだセッターになっていない。トス以前の問題。

この頃はまだまだラリーごとに成田郁久美が冨永の所に行って、毎回反省会をするような状況でした。



次にパイオニアの試合を見たのは川越大会。

この試合の様子はトゥギャッターにまとめてある。とりあえず成田塾からは解放されていた。





限定、シャア専用だって。





しかしバックトスがニアネットになる傾向は相変わらず。



そして最後に見たのはチャレンジマッチ。

試合レポート1試合レポート2

この時は試合内容がサーブの殴り合いだったなぁ。



その後全日本に召集されたものの、日本で見ることができる試合では冨永こよみの起用は無く、全日本の合宿メンバーに残っていたかどうかもよくわかりませんでした。



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しかしサマー決勝で冨永こよみのトスを遠くから見てびっくりしたのですよね。

男子コートから女子コートに移動して、まずはコートエンドからパイオニア中心に試合を見ることになった。

前回エントリーで書いた通り、冨永はとても垂直落下率の高いトスを上げている。

いや、アタッカーの最高打点に送り届けている・最短距離で運んでいる…という表現のほうが的確かもしれない。



冨永こよみだけではなく、最近はトスの安定感を欠いているように感じていた板橋恵も同様のトスを上げている。

うーん。こりゃ宮下監督、やるなぁ。



しかしこの短期間でのプレイの変化っぷりは、今までの女子バレーを見てきた中ではありえないレベル。

つまり指導者への盲目的(白痴的)信頼と長時間の反復練習で作られたステップアップではない。

ファーストテンポの理解という知的作業を経由したステップアップということを感じた。

スポーツは『知・心・技・体』。理論が自分の中で確立されることで、技術は徐々にではなく一気に次の次元に進む。

パイオニアセッター陣にそれを感じたのだ。



興奮してその夜の日本バレーボール楽会in名古屋でそのことを話題にしたところ、T.w氏からあるファンが " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアを選手にプレゼントしたという話を聞かされた。

おーやるなぁ。誰?お前か!

観戦仲間だった。



自分の好きな選手の技術的なダメ出しをされてアンチ俺になって陰で悪口を言っているような連中も、好きな選手に " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアをプレゼントしたりしたほうが前向きなのにね。

ちなみにアンチ俺のブログの内容についての具体的な反論は一度も見たことがない。

私はダメな考え方とかダメな技術とかダメなメンタリティとかを指摘しているだけなのだから、きちんとしたプレイを見せればけっこう素早くその選手を評価している。今回の冨永こよみのようにね。

何が正しい方向性なのかを理解しようとしない限り、記事内容への反論は無理なのだろうけれども。



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冨永こよみのステップアップはセンターの香野晶子の敢闘賞受賞という結果をもたらしました。

香野は数字そのものは良かったわけではないけれども、センター線を生かせているように見えていたことの証明。

冨永を見ていて「これだけできれば、今はトスを上げていて面白くて仕方がないだろうな」なんてことを感じたのでした。

今回のサマーリーグのようなトスをリーグでも安定して上げ続けることができたら、来シーズンの全日本正セッターにしても面白くなるかもしれない。





パイオニアの他の選手についてもう少し。

以前から贔屓目の今野加奈子はスパイクフォームをわかりやすい形のサーキュラーに変えてきました。

もうすっかり佐々木みきっぽさは消えた。

これでサーキュラーというフォームを誰にでも簡単に理解するための技術入門的な選手は、パイオニアレッドウィングス今野加奈子と上尾メディックス皆本明日香の二人になった。



ちなみにこの二人だけがサーキュラーというわけではない。「わかりやすい」っていうだけ。

詳しくは " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアのスパイクフォームの話を読むべし。

ちなみに例に挙げている試合中の分解写真は、月バレ編集部が内容を理解できずに盛り込んだ写真なので参考にしないこと。

改訂版が必要なのよ。


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前々回のエントリーで冨永こよみのトスを見てびっくりした話に触れたのですが、今回はその1で書いた

相方が、『理屈はわからなくても目で見てはっきりわかる<速くて早くて高いトス≒ファーストテンポ>の見分け方』を発見した。

これについて書いていくことになります。



以前から『良いトスは放物線を描かない』ということを折に触れ主張してきておりました。



Vプレミアリーグ決勝から発展したついったーでの話がこれ。





『ボールの垂直落下率』とは、頂点を越えた後のボールは垂直落下率が高くなればなるほどアタッカーが打ちやすい(ブロックに対処しやすい/あれこれやりやすい)という考え方の最近の私の表記方法です。



その後5月に " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアが発売されて、ついったーでは技術話もますます盛んに行われるようになりました。

エースを張ってきた経験のあるみなさんとついったーで「良いトス」について語る機会も増え、やはり接戦や負け試合で全てのトスが集まってくる修羅場の経験を持つ人は今のところ全員同様の意見を持っていることに意を強くしてきました。



逆に戦況の悪い試合を全てを背負った経験も無く、悪い状態から上がってくるトスや二段トスの中から「少しでも良いトス」を選んで①とりあえず返す②相手を崩しにいく③決めに行くの判断を常に迫られる経験というのを全く持たない人から見ると、「日本人は高さが無いから速さ」という思考停止の考え方が心地良いようで、このコメント欄のコメントのようなことを言ってくる。



私は身長175センチありませんが、バレーボールをしていて「高さの前に敗れた」ことはありません。

オープンを自由自在に打てることは最後の局面でエースに求められる基本条件なので練習は熱心にやっていましたが、速さも追求していました。



一期上の先輩セッターが超高速バレーの信奉者で、試合開始直後はだいたい本人のツーから入る。

試合開始早々、2回連続でツーなんてことも平気でやる。

続いてぶん殴り系の速攻や、頂点が存在せずそのまま壁に向かうような平行を上げる。



しかしそれは「高さが無いから」ではなくて、「対処できない速さを見せ付けることで動きの遅い大型チームをぎゃふんと言わせるため」です。

試合開始早々ってのが一番『自分たちのバレー』をやりやすいでしょ。

ファーストインパクトで試合のペースを掴んだら楽ちん。

我々の代になった次の年も、私の連続サービスエース狙いから試合をスタートしていました。



とにかくこの先輩、この当時全日本女子でセッターをやっていた中田久美よりも乱暴なトスを空中で待ち受けて打つために、多少タイミングが狂っても空中のどこかでトスとの接点を持つように助走ルートを変えつつ、助走スピードを上げる努力を続けたりもしてきました。

ああ、当然、今時の日本の女子選手に多く見られるような、助走の歩数を減らして間に合わせるなんていう間違った小手先のアプローチはしません。

高さとパワーを生み出すのが助走。これが無きゃ空中で何もできないじゃん。

アンテナ側ネット際より侵入する迂回ルートを成立させるために、ファーストステップと予備助走を2歩付け加えて成立するようにしていく。つまり3歩プラス。

球速が無茶苦茶速くて頂点も存在しないけれども、当時の中田久美と違ってトスの軌道は一定なので、空中で交差する一点で叩き込めれば全てマイナステンポの攻撃になる。



他人の嫌がる事を進んでやるのがバレーボール。

「これしか方法が無い」と自分から勝手に追い込まれた状態で思考停止しながらバレーボールをやっていて面白いか?

バレーボールほど発想次第で自由で面白くなるスポーツは他に無いぞ。



『ボールの垂直落下率』については全日本女子でもようやく竹下佳江が少し感じ取ったようで、この方向のサードテンポのトスが江畑や迫田の活躍に繋がりました。

そして木村沙織が大活躍だった要因もここにある。

木村沙織が進化したと見るよりも、竹下佳江がまともなトスを上げたと見ている。



逆に全日本男子ではこのあたりの理解が進まなかったようで、リベロの永野がリーグとは違うひどいトスを上げていたりした。

スポーツは『知・心・技・体』なんだよ。論理性の帰結。

全日本女子の真鍋監督が最近言い出した、『アタッカーが打てなくてもいいから速い二段トス』なんていうのも、永遠に結果が出ないことは賢いバレーボールファンならみんなわかっていること。



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石垣 尚男

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当初のサマー決勝での観戦予定ではパイオニアの試合を見るつもりはなかったのですよね。

しかし初日に男子コートからパイオニアのスパイク練習を見ていて冨永こよみが素晴らしいトスを上げているのを見かけて、女子コート側に移動した。

そして二日目も日立リヴァーレとパイオニアレッドウィングスの試合をコートサイド側から見ることに。



試合前のパイオニアのスパイク練習をじっと見ていた相方は、突然大声を上げました。

ボールが止まる!



どういうことかと私も『ボールが止まる』という目線でパイオニアセッターの冨永こよみが上げるトスを見つめる。

なるほど。レフトに上げる平行気味の早いトスが、ボールの頂点で一瞬止まる。

つまり私の表現だとボールのアンテナ方向への運動エネルギーが失われて、失速して一気に垂直落下に移る瞬間、確かにボールが止まって見える



相方も " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアは読み込んでいたけれども、「バレーどころかスポーツの経験も無いし、私には理解は無理」と言い放っていた『テンポ』の話。

しかし読みながら培っていた知的作業の経緯を経て、『良いトスはボールが止まって見える』という言葉を発見した。



ひとつの事が見えてくると一気にいろいろなものが見えてくるもので、「どうして」とさまざまな事例に疑問が湧きあがってきてはすぐに腑に落ちていく。

うるさいことうるさいこと。

でも思考の経緯によって突然何かが見えてくる快感っていうのはたまらないものですよね。

とても心地よかったようで、本人はこっそりブログを開始してまた見たもの感じたものを思考することをはじめました。

相方は一人でじっくりやりたいらしく、本人の希望でリンクは貼らないけれども。



『ボールが止まって見える』という表現の発見に私も興奮してついっとしたところ、こんな実証的データの返信がありました。

ええ、こんな返信をしてくれるのは、suis annex weBLOGのT.w氏。

こんな内容でした。

実際に、ボールが落ち始める直前直後、高さがわずか±5cm変わる間に0.2秒もかかります。RT @kaz10000: 行き足が止まって落下に移る瞬間、ボールが止まって見える。 #vabotter #volleyballJP



この止まった瞬間にスパイクを叩き込むのがファーストテンポ

落ち際の止まっているように見えている間にスパイクを叩き込むのがセカンドテンポ。

そして止まる前にスパイクを叩き込むのがマイナステンポ。



そしてこのいずれもアタッカーがスパイクを打つ打点は最高打点でフルスイング。

つまりアタッカーはトスが来るのを空中で間合いを作ってすでに待ち受けているようにも見えるはずです。



そして最高打点でしっかりと叩き込まれるからこそ、それを阻止しようとするブロックをきちんと完成させるためにはより素早い判断と迅速な移動ときちんとしたジャンプが求められる。

これこそが他人の嫌がることを進んですること。

バンチからのリードブロックでは『はやいサイド攻撃』に対処するには間に合わなくなって、スプレッドやデディケートにシフト変更したり、コミットさせたりすることに繋がる。

そうすると相手のブロックシステムに空白が生まれるので、他の攻撃が決まりだす。

しめしめ。



しめしめこそバレーボーラーのスピリッツ。自分から仕掛けて相手を嫌がらせる。



相方はバレーボール競技経験どころかスポーツ経験も無いながら、この言葉を生み出した。

ってぇことは、バレー経験が無い全ての人も、良いトスを見分けられるようになれるということ。

さぁ、今すぐ、お手持ちのバレーボールの試合の録画を見て、良いトスの見分け方を習得してみてください。



日本中のバレーファンが全日本の馬鹿な取り組みに『NO』を言えるようになれば、無駄な遠回りはしなくて済んで、強化がもっと短い時間でできるようになるはずです。


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