この大会への興味はハゲコフと新しい全日本の他に、Vプレミアリーグと同じ会場で開催される大会での運営の差というものにもありました。
所沢市民体育館と聞いて、確認せずに当然のようにバレーシューズを持っていったのですが、必要がなかった。
これは大きな違い。
靴ってのは案外かさばるものです。
スリッパならそれほど荷物にはなりません。
でもバレーを見に行くのです。上履きが必要ならバレーシューズを履きたい。
必要が無いなら荷物は少しでも減らしたい。
なにせ埼玉の体育館のアリーナ席、私物を置いておくスペースなんか考えられていませんからね。
Vプレミアリーグ程度の動員数でも開場の時に入り口付近は靴を履き替えるお客さんで大混雑します。
同じ土曜日、3月7日のVプレミアリーグ所沢大会の観客数が1200人。
ワールドリーグは倍以上の4000人の観客が集まりました。
それでも開場にはまだ若干の空席がありました。
逆に返すとVプレミアリーグは今以上の観客が集まってしまうと運営スタイルからキャパオーバーになってしまうので、一般の観客を今以上増やしたくないのかな?なんて想像も働きます。
所沢に行ってきました その2 運営あれこれで触れた、1階席へのアクセスもVプレミアの時とは異なっていました。
Vプレミアの時は1階コートサイド席用の階段を両サイド1本ずつしか開放していなかったのに対し、今回は両エンド側にある階段も開放していました。
この階段も幅が狭く、上りの人と下りの人が交差するには充分な幅がないのですが、それでも動線が片サイドに3本あるため、移動しようとする人の行列ができるようなことはありませんでした。
ちなみにVプレミアの時よりも1階席の客の入りに大きな差があった。
やはりVプレミアは今以上観客が増えると都合が悪い。と考えているような運営だと感じる。
あるいは企業応援団だけを見た運営。
全日本の試合ともなれば1階エントランスを使うかな?とも思っていたのですが、これはVプレミアと同じく2階エントランスだけでした。
これくらいの集客数なら入場は1箇所にしたほうが運営上都合が良いようですね。
靴の履き替えも無いので入場はVプレミアよりもスムーズでした。
人の動線に対する配慮は喫煙所へのルートにも感じられます。
所沢は元々あった室内の喫煙所が廃止されたので、2階エントランス脇が喫煙所となっています。
Vプレミアでは靴を履き替えて一回表に出てからタバコを吸う形だったのですが、今回は「再入場できません」とイベント運営スタッフらしき黄色のジャンパーの人が入場前からしっかりと告知していたので、どこか館内に別の喫煙所を設置したのだと思っていました。
喫煙所を探してうろうろしている時に、ウォーキートーキーを持って動いている運営スタッフをつかまえました。
「すみません、今回喫煙所どこっスか?」
「喫煙所でしたら、入り口の脇になります」
「今回、再入場不可っスよねぇ」
「はい。なので入り口とは別の喫煙所用の動線を用意してあります」
「了解!あざース!」
とても明快。
まぁ普通の人はなかなか『動線』という単語を耳で聞いてもピンと来ないかもしれませんが、大勢の人を仕切る仕事の経験も長い自分にはわかりやすい単語。
スムーズに仕事を進めるにはまずきちんとした動線を作ることが大切。これは人の動きも作業手順も。
あ、ウォーキートーキーはトランシーバーの事ね。これも使い慣れている。
慣れていない人が使うと、送信ボタンを押すと同時にしゃべるんで、話の頭が切れるんだ。
それから誰を呼び出しているかわからなかったり、話が簡潔じゃなくてバッテリーの消耗が異常に早かったり。
でもまぁ、その前に少しケチがついたんですよね。
最初に階段のところでアリーナチケットを確認する係のどこかの高校女子バレー部員に「今回、喫煙所どこ?」と聞いたのでした。
うーん、プロのイベントスタッフが入っても、運営の指示が埼玉県協会を経由して協会召集のバレー部員へと伝達されていく段階でおかしくなっていく。
場内案内のスタッフがトイレ・喫煙・飲料売買の場所を把握しているのは当然の事でしょう。
社会経験のある大人ならその役割をするにあたって当然お客さんから質問が出るであろうこうした事をあらかじめ質問したり勝手にチェックしたりするのも当然の事。
自分がこの役割ならば、置いてある飲料のベンダーの会社と販売価格帯、それからお勧めのドリンクまで答えられるようにしておきます。
けれども使っているのは社会経験の無い学生です。
協会がスタッフとして学生を動員するなら、こうした事も一から教えておいてあげなくてはいけません。
話を戻します。
今回の所沢の喫煙所はVプレミアリーグではとどろきアリーナで行っているような喫煙所への専用ルートを作って喫煙所をフェンスで囲うものでした。
試合がストレートで終わったので、喫煙所を利用したのは試合前と試合後の2回だけでしたが、Vプレミアの時のようにチケットを見せたり靴を履き替える必要もないのでとても楽でした。
運営での最大の違いはコートがオレンジコートだということでしょう。
ほら。同じ体育館でもずいぶん印象が違う。
オレンジコートが『特別な舞台』感を盛り上げて、自らの価値を高めていくものだと思うのですよね。
そうすることで取材対象としてメディアにも取り上げられる機会が増えていく。
露出機会も増えれば宣伝広告の対象としても価値を認められるようになってくる。
何より選手自身に『特別な舞台』でゲームをしているという喜びが生まれる。
ほら、井野ちゃんがいたカンヌなんて
練習コートもオレンジコート。
やはり選手にもオレンジコートには特別な想い入れがあるんだよ。
井野ちゃんのキャラ、NECの体質に納まりきるかな?
最後に
今回は土曜日が仕事になる可能性もあったので当日券購入で行きました。
所沢は遠いので早めに家を出たのですが、まぁ比較的通い慣れた道。
途中でコンビニに立ち寄ったりしても当日券発売開始の1時間前に到着しました。
当日券発売所は黄色のジャンパーの人のトラメガでの案内とわかりやすい看板もあったのですぐにわかったのですが、列ができていなかったのでどこに並んだらいいかよくわかりませんでした。
時間があるので最前列に座り込んで、ポットで持ってきていたコーヒーを飲みながら待つ。
TBSの取材が来たら「木曜日の夜から並んでました」と言って大会盛り上がり感に一役買おうと思っていたのですが、取材は無し。
開幕戦だし、そういう取材は大事でしょう。TBS。
でも当日券発売開始時間になっても並んでいたのはたった3人でした。
うーん、Vチャレンジカップ(入れ替え戦)のほうがものすごい行列だったな。