2010年バレーボール重大ニュース
・全日本女子 世界選手権3位
・ " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディア発売
・全日本男子 アジア競技大会優勝
・春の高校バレー新春開催に変更
・フジテレビ WGP中継で選手のキャッチフレーズとプロモーションビデオを廃止
・TBS 世界選手権中継でタレントの歌の時間を廃止
今年はバレーボール中継がタレントの売り出しに利用されず、スポーツ中継として扱われるようになった『スポーツ回帰元年』と位置付けられることになるかもしれません。
選手をスターとして売り出して、手っ取り早く小銭を稼ごうという風習は一気に払拭することは難しいけれども、バレーボールをスポーツとして世間から認知してもらうための方向にはようやく動き出したかと思います。
今までの路線では、世間一般の興味を引けなくなったというところが一番大きいとは思いますが、TWITTERというツールの普及で、バレーボールを愛して発言することに臆しないバレーボールブロガーやバレーボールファンが結集した意味も少なからずあったと考えています。
バレーボールをスポーツ競技として見て、技術的視点や戦術的視点でいろいろ発言するバレーファンがついったーに集まってきたことで、ようやくスポーツ中継としてのバレー中継を求めている層がいるらしいということも伝わってきたという部分もあるでしょう。
技術話をしているとすぐに選手叩きだと決め付ける人が出てくるあたりが、まだまだ痛いタレントエンターテイメントなのですけれどもね。
まず目指したいところは、TVの録画予約機能のジャンル分けで、どのメーカーのテレビでもバレーボールが「スポーツその他球技」ではなく「バレーボール」と独立するあたりでしょうか。
残念ながらパナソニックのテレビでも独立していないのが現状です。
全日本・Vリーグ・大学・高校と、一年中大会が行われていて、再放送なども流されているので、今の時点でも独立してもおかしくはないと思っています。
バスケットやラグビーなどと入り乱れていて、予約する番組を探すのが大変だったりするのですよね。
2010年バレーボール流行語大賞
ファーストテンポ
" target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアの発売で一気に広まったこの用語。
しかし言葉が独り歩きしていて、一般に理解されているとはまだまだ言い難い状況は続いています。
Volley pedia バレーボール百科事典 CHAPTER 1 “スピード”ではなく“テンポ”(攻撃における“テンポ”の概念)(p018)を強行突破的に強引に理解する
Volley pedia バレーボール百科事典 CHAPTER 1 “スピード”ではなく“テンポ”(攻撃における“テンポ”の概念)(p018)を強行突破的に理解してさらに見えてくるもの
バレーペディアと合わせて、上記エントリーをお読みいただくと、テンポの概念が頭に入ってくるでしょう。
その他のノミネート
・新タ悦男アナウンサー
日本のバレーボール中継におけるマッチポンプ。
バレーペディア発売により覚醒をして、やや暴走気味のバレーボール実況アナウンサー。
現代バレーを不勉強な解説者は彼のフリに全く対応できないという、実況解説逆転現象を引き起こした。
世界選手権男子決勝の解説を担当した柳本晶一は「小声で全肯定」作戦で中継時間を乗り切ろうとした。
現在まともに対応できることが確認されている解説者は加藤陽一・米山一朋の2名のみである。
・シンクロ(同時多発・位置差攻撃)
リードブロックに対抗するのに最も効果的と考えられる攻撃戦術。
上記新タアナウンサーが「さぁ、4人が一斉に動き出します」と言ったところから始まる攻撃がシンクロ。
シンクロによるファーストテンポの攻撃こそが理想的な『はやくて高い攻撃』である。
しかしブロック戦術もまだ理解が浸透していない現在、シンクロの必然性もまだ理解はされていない。
・バレペデ(バレーペディア)
5月に発売されたバレーボール百科事典。MOOK本。
用語集の体裁を取っているが、実は日本に蔓延るさまざまなバレーボールの固定観念を打ち破る書籍である。
ただし、発売直後から数多くの誤植や表記間違いなども発見され、改訂版の発売が待ち望まれている。
・Aパス
全日本女子が「Aパスからの攻撃成功率は世界の強豪に負けていない」と拘った。
単純に言えば、今まで「Aカット」「Aキャッチ」と呼んでいたものを、バレーペディアの表記に置き換えたもの。
フジテレビがワールドグランプリにおいてこの用語を浸透させることに一役買う。
しかし「B・Cパスからの攻撃効果を上げることを考えるほうが楽じゃね?」「二段トスの強化が必要だ」など言われる。
秋の世界選手権では、ハイセットからしっかりと打ち切れるサイドアタッカー陣の活躍で、全日本女子は銅メダルに輝いた。
・エバター
チャレンジリーグに所属する日立リヴァーレから全日本入りした女子選手。
一般にはエバと呼ばれる。
ポジションはウィングスパイカー。
・アゲバイン
女子がエバターなら、男子はチャレンジリーグからアゲバインを全日本に送り込んだ。
彼が途中出場するとTWITTERの実況タイムラインで「上場IN」と人々が一斉に書き込んだことが語源。
『宇宙刑事アゲバイン』という映画が製作中かどうかまでは知らない。
・柳田くん
東京都の東洋高校のエース。
通常、選手の名前を表記する場合は呼び捨てが主流だが、彼の場合だけはなぜか「くん」付けされる。
・テンポ
現代バレーに精通していると思われたいと、実況アナウンサー・解説者・選手の間で流行した。
ただ、理解していないことは一部ファンにはすぐにバレてしまう。
簡単だからバレーペディアといくつかのブログを読めばいいのに。
・植田坂
北海道にある観光名所。
夏になると上半身裸の男の集団が競って坂道を登り走る祭りが行われる。
2010年は試合があることも忘れて男たちは走り続けたらしい。
・速くて低いアンダーの二段トス(これが日本のオリジナル)
TBS土井アナウンサーが世界選手権で連呼した。
「ブロックが割れる」と豪語していたが、評判倒れだった。
佐野選手が上げたアンダーのトスは100本以上。
そのうち2枚ブロックが完成しなかったのは2本だけだったことは " target="_blank">映像で確認できる。
世界選手権で佐野選手が上げた数少ないオーバーでの二段トスの中に、ナイストスも確認されている。
参考:過去の大賞
2009年 『バンチリードブロック』川合俊一
2008年 無策(『♪与作』の替え歌)
2007年 『一秒の壁』柳本晶一
2006年 『アンダーツー(−2)』柳本晶一
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
・全日本女子 世界選手権3位
・ " target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディア発売
・全日本男子 アジア競技大会優勝
・春の高校バレー新春開催に変更
・フジテレビ WGP中継で選手のキャッチフレーズとプロモーションビデオを廃止
・TBS 世界選手権中継でタレントの歌の時間を廃止
今年はバレーボール中継がタレントの売り出しに利用されず、スポーツ中継として扱われるようになった『スポーツ回帰元年』と位置付けられることになるかもしれません。
選手をスターとして売り出して、手っ取り早く小銭を稼ごうという風習は一気に払拭することは難しいけれども、バレーボールをスポーツとして世間から認知してもらうための方向にはようやく動き出したかと思います。
今までの路線では、世間一般の興味を引けなくなったというところが一番大きいとは思いますが、TWITTERというツールの普及で、バレーボールを愛して発言することに臆しないバレーボールブロガーやバレーボールファンが結集した意味も少なからずあったと考えています。
バレーボールをスポーツ競技として見て、技術的視点や戦術的視点でいろいろ発言するバレーファンがついったーに集まってきたことで、ようやくスポーツ中継としてのバレー中継を求めている層がいるらしいということも伝わってきたという部分もあるでしょう。
技術話をしているとすぐに選手叩きだと決め付ける人が出てくるあたりが、まだまだ痛いタレントエンターテイメントなのですけれどもね。
まず目指したいところは、TVの録画予約機能のジャンル分けで、どのメーカーのテレビでもバレーボールが「スポーツその他球技」ではなく「バレーボール」と独立するあたりでしょうか。
残念ながらパナソニックのテレビでも独立していないのが現状です。
全日本・Vリーグ・大学・高校と、一年中大会が行われていて、再放送なども流されているので、今の時点でも独立してもおかしくはないと思っています。
バスケットやラグビーなどと入り乱れていて、予約する番組を探すのが大変だったりするのですよね。
2010年バレーボール流行語大賞
ファーストテンポ
" target="_blank">バレーボール百科事典バレーペディアの発売で一気に広まったこの用語。
しかし言葉が独り歩きしていて、一般に理解されているとはまだまだ言い難い状況は続いています。
Volley pedia バレーボール百科事典 CHAPTER 1 “スピード”ではなく“テンポ”(攻撃における“テンポ”の概念)(p018)を強行突破的に強引に理解する
Volley pedia バレーボール百科事典 CHAPTER 1 “スピード”ではなく“テンポ”(攻撃における“テンポ”の概念)(p018)を強行突破的に理解してさらに見えてくるもの
バレーペディアと合わせて、上記エントリーをお読みいただくと、テンポの概念が頭に入ってくるでしょう。
その他のノミネート
・新タ悦男アナウンサー
日本のバレーボール中継におけるマッチポンプ。
バレーペディア発売により覚醒をして、やや暴走気味のバレーボール実況アナウンサー。
現代バレーを不勉強な解説者は彼のフリに全く対応できないという、実況解説逆転現象を引き起こした。
世界選手権男子決勝の解説を担当した柳本晶一は「小声で全肯定」作戦で中継時間を乗り切ろうとした。
現在まともに対応できることが確認されている解説者は加藤陽一・米山一朋の2名のみである。
・シンクロ(同時多発・位置差攻撃)
リードブロックに対抗するのに最も効果的と考えられる攻撃戦術。
上記新タアナウンサーが「さぁ、4人が一斉に動き出します」と言ったところから始まる攻撃がシンクロ。
シンクロによるファーストテンポの攻撃こそが理想的な『はやくて高い攻撃』である。
しかしブロック戦術もまだ理解が浸透していない現在、シンクロの必然性もまだ理解はされていない。
・バレペデ(バレーペディア)
5月に発売されたバレーボール百科事典。MOOK本。
用語集の体裁を取っているが、実は日本に蔓延るさまざまなバレーボールの固定観念を打ち破る書籍である。
ただし、発売直後から数多くの誤植や表記間違いなども発見され、改訂版の発売が待ち望まれている。
・Aパス
全日本女子が「Aパスからの攻撃成功率は世界の強豪に負けていない」と拘った。
単純に言えば、今まで「Aカット」「Aキャッチ」と呼んでいたものを、バレーペディアの表記に置き換えたもの。
フジテレビがワールドグランプリにおいてこの用語を浸透させることに一役買う。
しかし「B・Cパスからの攻撃効果を上げることを考えるほうが楽じゃね?」「二段トスの強化が必要だ」など言われる。
秋の世界選手権では、ハイセットからしっかりと打ち切れるサイドアタッカー陣の活躍で、全日本女子は銅メダルに輝いた。
・エバター
チャレンジリーグに所属する日立リヴァーレから全日本入りした女子選手。
一般にはエバと呼ばれる。
ポジションはウィングスパイカー。
・アゲバイン
女子がエバターなら、男子はチャレンジリーグからアゲバインを全日本に送り込んだ。
彼が途中出場するとTWITTERの実況タイムラインで「上場IN」と人々が一斉に書き込んだことが語源。
『宇宙刑事アゲバイン』という映画が製作中かどうかまでは知らない。
・柳田くん
東京都の東洋高校のエース。
通常、選手の名前を表記する場合は呼び捨てが主流だが、彼の場合だけはなぜか「くん」付けされる。
・テンポ
現代バレーに精通していると思われたいと、実況アナウンサー・解説者・選手の間で流行した。
ただ、理解していないことは一部ファンにはすぐにバレてしまう。
簡単だからバレーペディアといくつかのブログを読めばいいのに。
・植田坂
北海道にある観光名所。
夏になると上半身裸の男の集団が競って坂道を登り走る祭りが行われる。
2010年は試合があることも忘れて男たちは走り続けたらしい。
・速くて低いアンダーの二段トス(これが日本のオリジナル)
TBS土井アナウンサーが世界選手権で連呼した。
「ブロックが割れる」と豪語していたが、評判倒れだった。
佐野選手が上げたアンダーのトスは100本以上。
そのうち2枚ブロックが完成しなかったのは2本だけだったことは " target="_blank">映像で確認できる。
世界選手権で佐野選手が上げた数少ないオーバーでの二段トスの中に、ナイストスも確認されている。
参考:過去の大賞
2009年 『バンチリードブロック』川合俊一
2008年 無策(『♪与作』の替え歌)
2007年 『一秒の壁』柳本晶一
2006年 『アンダーツー(−2)』柳本晶一
それでは皆様、よいお年をお迎えください。