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kaz10000
バレーボールVプレミアリーグ女子を中心に見ています。 中学・高校時代はレフト。チビッ子レフト。 バレーボールに関する記事を掲載していきます。
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審判の判定 その2[2010年02月08日(月) ]

審判の判定 その1
先週末も各地の会場で判定に関して揉めた話が伝わってきました。

BSで中継されていたVプレミア男子JTサンダーズvs.豊田合成トルフェルサの試合でも、タッチネットの判定で揉めていましたね。
まぁあれも、合成が盛り返してきているところでJTが集中力を取り戻すためのきっかけに抗議をうまく利用していると感じながら見ていました。
ほら、その直後、「審判め、見てろ!」ってな具合でJTがまとまる。
そういう意図があって審判にあえて抗議をしているケースもけっこうある事をファンも知っておかないと、すぐに「正確な判定のためにVTR判定を云々」なんていう話になってしまう。
一個や二個のジャッジへの不満ごときで「流れ」をぶった切って、何がバレーボールだ!そんな風に考えているわけです。


最終決着はセットにつき2点差をつけなくてはならないバレーボールという競技において、1セットにつき1回のジャッジミスは想定の範囲内だ。
その1でこのように言い切ってみました。
ジャッジの正確さについてはこれくらいアバウトに考えておいてもいいのではないかという一例を経験談から。


バレー部にいると、練習試合だとか校内のバレー大会だとかで審判をやることがよくあります。
公式戦でも試合に負けたチームは次の試合でラインズマンをやったり得点ボード係をやったりします。
日常の練習でも人数に余裕があれば審判を付けたゲーム形式での練習を行うこともあります。

ジャッジミスで思い出すのは中学3年の時、高校チームの練習試合で主審をすることになった時のこと。
対戦相手はよく練習試合を行っていた同じ支部のライバル校。
ちなみにこの学校、翌年・翌々年とチーム力が伸びて、インターハイでベスト4になりました。
同い年にスゲーセンターが二人入ったんでだんだん勝てなくなったのですが、この頃は7:3でうちが優勢。

この試合のラリー中、うちのチームで後衛ライトに途中で入ったひとつ上の先輩が相手フェイントに対して『パンケーキ』と呼ばれるコートとボールの間に手を入れるレシーブで対応しました。
この時、ブロックに跳んでいた前衛ライトプレイヤーもこのボールに反応して、後衛ライトプレイヤーとの間に入ってきました。

視線は遮られましたがタイミングと位置関係でボールが上がったものと見て、私はプレイを通しました。
そのラリーが切れた後で副審が寄ってきて、「さっきの、ボールが落ちていた」と言われました。
確かに一瞬、視線の端で対戦相手チームの前衛プレイヤーがアピールっぽい動きを見せようとしたと思い、ジャッジミスだったかもしれないと意識しました。
ラインズマンがいればボールインの合図を出すので、また状況は変わったと思いますが、その練習試合はラインズマン無しでやっていました。

ここで私が取ったのは、流れを切ってオーバーコールをすることではなくて、バランスを取ること。
このセット内だったかどうかは忘れましたが、その後で相手チームの微妙なタッチネットを厳しく取るのではなくて、そのまま流してプレイ続行しました。

練習試合が終わってから、パンケーキをした先輩のところに確認に行ったところ、「ああ、あれラッキーって思った」と笑っていました。
そうかもしれないと考えて、タッチネットっぽいのを見逃してバランスを取った話をした所、一緒に話を聞いていた別の先輩から「そういう事でいいのではないか」と言われました。
主審をするのは不慣れだったので何人かの先輩に聞いたところ、その試合の私の審判評は概ね好評でした。

・パンケーキの落球が見えなかったためプレイを続行した
・バランスを取るために相手チームのタッチネットをスルーした


ジャッジに正確さを求めた場合、この日の練習試合の判定で印象に残る2つのミスジャッジをしたのですが、先輩たちから好評だったポイントは「不慣れでもはっきりと判定を出していた」という部分。
合同練習などもする学校との練習試合ということもあったので、判定の厳密な正確さよりもお互いが練習試合として成果があって、来てくれた相手チームも満足して帰ってもらえればそれで充分というところでしょうか。

ミスジャッジは気になりながらも、ここに審判の判定で揉めないためのヒントがあると思うのですよね。

ひとつは
審判は毅然とした態度を取る

バレーボールでも雰囲気のある審判はいて、「怪しいな」というジャッジでラインズマンを呼んで確認したような時に、「私の判断を採用した」というアクションが自信に満ちている人がいます。
審判がこうした態度を取った時には、だいたい選手たちも素直に引いているのではないでしょうか。少なくともキャプテン以外が相変わらず抗議をしていると、堂々と「お開き」のポーズをして下がらせる。
その後でも相変わらず騒いでいる監督には堂々とイエローカード。

試合後も判定についてあれこれ言われるゲームというのは、審判にこうした毅然とした態度が欠けている場合が多いのではないでしょうか。

ジャッジの技量の問題もあるとは思いますが、よく揉める「ブロックワンタッチがあった・なかった」なんていうのは、スパイクがブロックの手を通過した時点で明らかにボールの軌道が変わらなければ、全部アウトの判定にしてもいいくらいに考えています。

明らかに軌道が変われば角度的に主審からはよくわからなくても、別の角度から見ている副審やラインズマンは必ず気付く。
だからこそアタッカーはブロックへの入射角と反射角を考えたブロックアウトの練習を積むわけです。
たびたび抗議するプレイヤーは「その程度のことも考えてないの?」ってなものです。
こう考えるとワンタッチの有り無しでいつまでも猛抗議しているアタッカーって…カッコ悪いでしょ。

審判はそれに加えてブロック通過時に指とボールが触れる音にも神経を使って判定してくれます。
観客が多くいる大会ではこうした音の情報は聞き取りにくい部分もあるわけで、だったらレベルの高いプレイヤーこそ指先を狙うスパイクはワンタッチ取ってもらえたらラッキー。これくらいに考えておかないと。

こういう前提のもとで、審判は堂々としていればいいのです。

ファンも選手の思考や技量が低いから揉めるのだと理解していくと、執拗な抗議はカッコ悪いという認識が広まってくる。
今だとお気に入りの選手擁護のために公式には特に発言の機会が与えられていない審判を一方的に批難するだけの状況で、これはこれでまた両手を後で縛られた無抵抗な人を殴りつけているようで見ていて気分が悪い。


それからもうひとつ
厳正なジャッジよりも流れを重視しながら公正にバランスを取ったゲームメイキング

私が子供の頃から時々見るスポーツにラグビーがあります。
このラグビーにはアドバンテージという審判の裁量に任されたジャッジがあります。
起源が同一のサッカーにもこのルールはあるのかな?であれば理解いただくのが早いのですが、簡単に説明を。

Aチームがハイパント攻撃(キックで高くボールを蹴り上げて、ボールが落ちてくる間に前進しようとする攻撃)で前線を一気にすすめようとします。Bチームのプレイヤーがパントを捕球しようとして落球します。
通常ですと、ノックオン(ボールを前に落とす)という反則を取られるところですが、落球したボールをAチームの選手が拾った場合は審判はアドバンテージを宣告することができます。
審判はアドバンテージ側のサイドに手を伸ばすことでプレイが続行される。

ラグビーは陣地を取り合う流れが重視されるスポーツですが、流れを重視するがゆえに、細かいミスでいちいちプレイを切らずに相手チームの有利な状況でのプレイ続行が審判の裁量で認められている。

審判にこうした裁量が認められているがゆえに、審判には公正さとバランス感覚に基づいたゲームメイキング能力が問われることになります。
バレーボールの審判にも、こうしたゲームメイキングの能力を評価する基準を設けてもよいのではないか…という提案です。

ドリブルやホールディング、タッチネットにワンタッチ。個人技術の判定に基づく判定も多いのがバレーボールです。
極端な例を出すと、あるチームにホールディング気味のトスアップをするセッターがいたとして、それをホールディングと自分の技術評価基準で判定する審判がそのセッターがトスを上げるたびにホイッスルを吹いていたら、これはもうバレーボールにならない。
そんな「厳正さ」で支配されているバレーボールは見ていても面白くない。
そこは大目に見るかわりに、もう一方のチームのちょっとしたミスを見逃すことでバランスを取ってゲームメイキングをしてもらったほうが良い。

技術の評価基準というのは審判によってさまざまだと思うし、審判の判定ミスというのもどうやっても0にはできないものなのだから、判定ミス0にするためにVTR判定などを持ち込んで「流れ」をいちいち切ったりするのではなく、審判の中立性・公正性・バランス感覚を前提としたゲームメイキング能力に頼ろうという考えです。

良いゲームメイキングをする審判という評価基準がバレーボールにもあれば、ゲームメイキングがうまい審判というのはプレイするチームからも敬意を持って迎えられるようになるであろうし、審判が今よりも敬意を持たれることでジャッジで揉めることも減っていくでしょう。
審判もゲームメイキングの良し悪しという指標ができることで、「ジャッジをミスしてはいけない」「厳正にホイッスルを吹かなくてはいけない」というマイナス方向・減点法の呪縛から逃れることができ、どうしたら良いゲームメイキングができるか、どうしたらうまくバランスを取れるのか…といったプラス方向・加点法の考えにシフトしていける。


審判だって絶対の確信を持って判定をだせるケースばかりではないのです。
グレーの部分をどう調整するか。
審判のゲームメイキングの裁量を認めてあげることが一番手っ取り早いと考えています。


Posted at 10:50 | コラム | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)

審判の判定 その1[2010年02月05日(金) ]

サッカーは1チームのプレイヤーが11人に対し、審判は3人。
野球は1チームのプレイヤーが9人に対し、審判は6人。いや、今は4人だったりする。

バレーボールはサッカーや野球と比べると、はるかに狭いコートで戦われる。
しかし1チームのプレイヤーが6人に対し、審判は6人。
主審・副審・ラインズマンが4人。

狭いコートの中をボールをホールドすることが認められない状態で戦うバレーボール。
高速で移動するボール。決して止まることはない。
近い距離で人が連携して動く。同時にチェックすべき要素が多い上にプレイヤーが密集していることで死角も生まれる。
コートが狭く審判との距離も近いため、角度によって見え方も異なる。
近いがゆえに逆に判定がしにくい場面も出てくる。
だからこそ1チームのプレイヤーと同数の審判が必要とされる。

テニスのダブルスなど、個人競技発展系の団体競技を除くと、数ある対戦型団体ボール競技の中で、バレーボールという競技はかなり審判の密集度合いが高い競技のはずです。

この6人の役割はだいたい以下のとおり。

・試合全体のジャッジを統括する主審
・ネットプレイ、特にタッチネットを中心にジャッジを行い、選手の交代やローテーションのチェックを行う副審
・エンドライン担当ラインズマン2名
・サイドライン担当ラインズマン2名



先日、Vプレミアリーグの試合での判定を巡って岡山シーガルズが抗議を行い、それに対して審判が「ボランティアですから」と言ったという事がそのチームのオフィシャルブログに書かれていました。(あえてリンクはしません)
審判が「ポランティアですから」と言ったという事について#vabotter界隈でもバレーブログ周辺でもいろいろ意見が出ていました。

とりあえず自分のついったーでの発言は以下のとおり。
審判を問い詰めた時に、「それでもプロか!」と言ったのなら、「ボランティアです」と答えるだろうなと思ったり。シーガルズはクラブチームとしてやっているので「プロ」の自覚を持ってそういう言い方をする可能性も高い。

@どのタイミングでA誰がB誰にCどのように言ったことに対してD誰から「ボランティアです」という言葉が出てきたのかがわからない書き方である以上、とりあえずそのブログを見たからといって審判を責めるような問題でもないだろうなというのが自分の基本的な姿勢。

チームが本気で審判の判定に納得がいかないのであれば、チームは試合の帳票にサインをせずに試合を無効にすることもできます。

この場合、チームは不戦敗(25-0・25-0・25-0のストレート負け)の結果が付けられることになりますが、そのかわり正式に審判の判定に異議申し立てができるものと考えます。
それをせずにサインをした時点で、判定を渋々ながらでも受け入れたということで、後からあれこれ言わない事がお約束です。


しかし今回このようにエントリーを立ち上げるのは、プロ野球で言われているような「ビデオ判定を導入しろ」なんていう愚かな主張が出てくることを前もって抑制するためです。

いや、野球ならばビデオ判定を導入しても良いと考えるのですよ。
なぜなら野球はインターバルがとても多いスポーツですから。
基本的に攻撃・防御に分かれて3アウトまで攻撃を続けられる。
攻守の表裏と回を重ねることによって、「流れ」というものに大きく左右されにくい競技構造を持っている。
基本的にはチームの連携があまり介在しない個人競技を蓄積した団体スポーツという面が大きいので、グレーな判定をそのままにしておくよりも、そこで判定をクリアにしていったほうが好ましいケースが多いと思われる。

しかしバレーボールの場合はそうはいきません。
バレーボールはメンタルなスポーツ
バレーボールはリズムのスポーツ
バレーボールは流れのスポーツ

おそらくこうした言葉を耳にしたことは、本格的に競技経験がなくても一度や二度はあるでしょう。


少し前のエントリー「タイムアウトのタイミング」でも上尾メディックスの吉田監督の采配の部分で「流れ」について触れています。

そう。
バレーボールは点を取るゲームというよりも目に見えない「流れ」を奪い合うゲームの側面が強い。
オーバーコールでたとえ自分のチームに有利な判定となったとしても、その判定のために貴重な「流れ」を切られてしまう事のほうが困るものです。

制度としてもしビデオ判定などを導入しようものなら、相手が掴んだ流れを分断するために選手たちが審判に頻繁にビデオチェックを要求することになるでしょう。
今でも床の汗を執拗に気にしてモッパーを呼んでみたりして、今でも選手たちは「流れ」を分断する「間」を作ろうとできる限りのことをしようとしているはずです。

自分も都合の良いタイミングでシューズの紐が緩まないかと練習中から考えたりしたものでした。
さすがにきっちりと紐を結んでおかないとプレイ中に危険な事になるので、紐を解きやすくしておくことはあきらめましたが。

バレーボールは時間無制限で25点を目標に得点を積み重ねる競技。
時間制限内でわずかな点数を取り合うサッカーと比べると、個々の1点が持つ重みが違います。
もちろんバレーのほうが1点は軽い。

例えセットを取られたとしても、試合に勝つためには2セットあるいは3セットを先取しなくてはならない。
つまり審判の誤審で1点取られたとしても、それが理由でセットを取られただの試合に負けただのと言うのは何か違うのではないかと考えるわけです。

極端な言い方をします。
最終決着はセットにつき2点差をつけなくてはならないバレーボールという競技において、1セットにつき1回のジャッジミスは想定の範囲内だ。

もちろん1セットに何度も明らかなミスジャッジがあるようでは困りものですが、1セットに何度もラインズマンを呼んで確認をしたり、1試合に何度もオーバーコールがあったりしてバレーボールにとって重要な「流れ」を分断されるよりは、これくらいの気構えでいるほうがよろしいと考えています。

その2に続く。


Posted at 09:00 | コラム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

ばぼったーロゴ作りました[2010年01月28日(木) ]

ついったー系ロゴを作るサイトがあったので、ばぼったーロゴを作ってみました。
ご利用の方はリンク先からご自由にお持ち帰りください。

ついったーにはハッシュタグという機能がありまして、(半角スペース)#vabotter(半角スペース)と入力してついっとすると、このハッシュタグを付けたついっとがまとめて見られるのです。
見ているチャンネル名やらイベント名やら、関連するテーマなどについてついっとしている人々をつなぐことができる機能…というような感じでしょうか。
登録されているものはこちらで検索できます

ばぼったーとはついったーのバレーボールクラスタの総称。
2009年11月のグラチャンから使われ始めました。

ばぼったーを名乗るのには資格は必要ありません。
バレーボールが大好きなついったーであればOK(なんじゃないかと思いますが…)。


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