モロッコで行われたFIFAクラブワールドカップ。ラジャカサブランカがホスト国代表として初の銀メダル獲得ということで大いに盛り上がりました。優勝したバイエルンミュンヘンの強さも、久しぶりに大舞台に帰って来たロナウジーニョの技もすばらしかったです。しかし、忘れてはいけないことがあります。

アジア代表として出場した中国の広州恒大。中国勢初のクラブワールドカップ出場というだけでなく、イタリア代表をワールドカップ優勝に導いたリッピ監督が率いたチームということで注目を集めたこのチームですが、準決勝でバイエルンに敗れたあとの会見のリッピ監督のコメントをみてはっとしました。
「1月から動き出してここまでやってきたから疲れがたまってきたかもしれない」
敗因を分析したコメントですが、1月から動いたっていうことはJクラブと同じような1年を過ごしてきたということなんだということに気づいてしまったわけです。中国代表ばかりかき集め、南米のとんでもない個人技の持ち主を呼び寄せたからアジアを獲ったことは間違いないでしょうが、1月から調整の仕方をうまくやればJクラブだってアジアを制し5年遠ざかっているクラブワールドカップのメダルだって手が届くかもしれません。広州がどうしてアジアチャンピオンになって、そしてクラブワールドカップでメダルに手が届きそうなところまでやれたのかをJクラブ、そしてJリーグがよくよく分析して、ACLに臨んでほしいと思います。Jリーグはチャーター機の手配などで今年はJクラブへの支援をしてきましたが、クラブが要求している日程の調整などもっと考えないといけない支援もあるでしょう。アジアに、世界に誇れるJリーグになるためにもこれからが大事です。年が変わるときに、そんなことを考えました。

今年の更新は今回が最後です。来年もどうぞよろしく。
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プロ野球の契約更改は主力選手の交渉がもうすぐ終わろうかという時期ですが、中日は11月中に選手全員の契約を早々と終えました。成果を残せば大幅アップ、だめならたとえ主力でも制限額いっぱいの大幅ダウンという信賞必罰査定とともに落合改革第1弾といわれたものです。ただ、このきょしょうをのぞいては。

中日のマスコット・ドアラの契約更改交渉が18日に行われ、制限額いっぱいの大幅ダウンでサインしたとか。現物支給の食パン1kgが750gに減らされたということで「みんなと一緒25%ダウン」と心境を明かしたようですが、驚いたのが落合GMからのもう一つの提示、終身契約でした。落合さんは監督の時代からドアラに対して好意的に理解してきたので、バク転成功率50%割れやケガでの戦線離脱というマイナス査定にせざる得ない事実はあったとしても数字に示せない貢献度は評価しなければならないという考えでこういう提示になったでしょう。

このニュースを1面で取上げた19日付の東京中日スポーツによれば、ドアラは今後グラウンドで見てもらうためのファンサービスとして地域貢献活動にも力を入れるとか。ドアラの親友でともに来年20周年を迎える東京ヤクルトのつば九郎は「つばさんぽ」として東京23区と多摩の市町村をめぐるプロジェクトを展開してファン獲得に成功しました。ドアラにもこういった貢献が期待されているようです。

次回は波乱がおこりまくりなサッカーのクラブワールドカップを取上げます。
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10日にJリーグアウォーズが行われ、MVPやベストイレブンが発表されました。今年からプロ野球コンベンションでも取材メディアもジャケット着用などのドレスコードが採用されましたが、これはJアウォードを見習ってのもの。ですが、先を行っているJはスポンサー賞の賞品(高級時計やビデオカメラからハンバーガー1年分、シリアル1年分、炭酸飲料1年分など)を贈る企業の偉い人たちにもスーツでなくタキシードやドレスを義務付けているんですから、徹底しているかんじは半端ないですね。

Jリーグアウォーズといえば、プレゼンターの華やかさが特徴として挙げられるでしょう。芸能人や他の種目のトップアスリートなどがドレスアップしてセレモニーに華をそえます。気の利いたスピーチもします。
そんな中で疑問が。なんで、NPB(日本プロ野球=セパ12球団)の選手や監督は呼ばれないんでしょうか? ONクラスの大物は恐れ多く呼べないかもしれませんが、その年のMVPや新人王、そうでなくても顕著な活躍をした選手が呼ばれてもいいと思うんですよね。 今年なら、東北楽天の田中将大投手(パリーグMVP)や則本貴大投手(パリーグ新人王)、阪神の藤浪慎太郎投手、東京ヤクルトの宮本慎也選手、あと東北楽天の星野仙一監督、巨人の原辰徳監督といった優勝監督あたりでしょうか。プロ野球選手のファッションは均一的でダサイというイメージは30年前間での話。今はグラウンドの外でもひとに見られているという自覚が強くなったか、ファッションもひとなみに個性的になりました。だから、タキシードかそれに近いスーツをピシッと着こなしてJリーグアウォーズの舞台に見せるはずです。それに、サポーターのプロ野球に対するアレルギーも一時期よりも薄れているでしょうから、スピーチをするときにブーイングを吹っかけることもないはず。だから、この舞台にNPBの選手たちもまぜさせて欲しいと思います。

それでは、また次回です。
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ボクシングの世界戦がこの秋から冬にかけていつになくたくさん行われていますが、それゆえの混乱というのも起きてしまうのかなって思ったのが3日のIBFとWBAのバンダム級統一戦でした。IBFチャンピオンの亀田大毅選手と対戦したWBAチャンピオンのソリス(ベネズエラ)選手の減量が期限に間に合わなかったためWBAチャンピオンを剥奪されたのがきっかけです。

減量を諦めたからって、「円だろうがペソだろうが(「金でも何でも」という表現をしている新聞も)払ってやるよ」と言い捨てて500mlペットボトルの水やコーラを7本も飲み干して見せたというソリス選手の行動にも驚きましたが、大毅選手のベルトがなくならないというルールがあったことが後になってわかったことも驚きました。それがわかるまでの経緯についても問題になっていますよね。
スポーツ紙各紙で細かいことが報道されていますが、大雑把にまとめると
*試合前日のIBFの発表→ソリス選手の王座剥奪によってWBAの王座はいったん空席になるが、大毅選手が勝てばWBAの王座は大毅選手のものになる。ただし、大毅選手が負けたらWBA・IBFの王座とも空席になる。
*試合後のIBFの発表→実は大毅選手は負けても王座を失うことはない。これはIBFのレギュレーションとして元々あるもの。(このことを説明した文書が試合前日の会議で亀田家に渡されていたことを試合翌日に亀田家サイドが公表)
もしかしたら、IBFはこのレギュレーションはもう知っているものと思って別段説明の必要はなかったと判断したかもしれません。もしかしたら、当たり前のレギュレーションだからIBFの関係者が説明するのを忘れてしまったかもしれません。亀田家サイドもこの混乱に対して詫びていました。ただ、今年春に国内でIBFの試合が出来るようになったばかりだということをIBFが今年の間だけでも配慮しないといけなかっただろうと思います。

20年以上前に東京ドームで行われたマイクタイソン選手のヘビー級王座統一戦でIBFのベルトが懸けられたことがありましたが、これはWBAとWBCのベルトとともに懸けられたから、IBFって何だろうと騒ぐことはなかったでしょう。ただ、今回は話が違います。これをきっかけに、今後に向けて日本ボクシングコミッションとIBFがいろいろな可能性についての打ち合わせをしないといけないでしょうね。ついでですが、大きな混乱はまだありませんがWBOでも同じことが起こる可能性があることを念頭において対策をとらないといけないかとも思います。

それでは、また次回です。
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更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。

Jリーグはいよいよ大詰め。J1の優勝争いも、J1昇格をめぐる争いもいよいよ最終局面を迎えます。そんな中でも、来年に向けての動きもあれこれと進んでいます。選手の補強についていえばヨーロッパの移籍市場との兼ね合いもありますし、監督人事についていえば3月にもう次のシーズンが始まりますから、レギュラーシーズンが終わって一息ついて…なんて感じにはできないというのがプロ野球との違いかもしれません。

Jリーグの場合、戦力外通告を直接的にすることができず、次のシーズンに向けての契約をしないという形で選手に戦力外であることを伝えます。「年俸0円」という文面が出されるなんて話も聞きます。その通告がきっかけでサポーターに大きな衝撃が走ることがしばしばあります。例えば、松田直樹選手。横浜Fマリノスから戦力外通告を受けたとのニュースが伝わり、100人以上のサポーターがクラブハウスに押しかけたなんて話があります。そして、今年は20年にわたってチームを支え続けた浦和レッズの山田暢久選手が戦力外となり、やはりファンが怒りとも驚きともつかない気持ちに駆られたといいます。

「この人こそこのチームの象徴」だという選手がこんなことになると、サポーターたちは何かしらの怒りを感じるみたいです。チームの発展に大きく貢献した人には自分から「引退しようかな」と言うまで戦力としていつづけてほしいというのがサポーターの本音であることはわかっているはずですが、チームとしてはいつまでも強くありたいという思いで心を鬼にして戦力外通告をしなければならないわけですから、寒さ以上に身にしみるなにかがこのときにはあるでしょう。次の舞台で得た経験を持ち帰って何かしらの形でフィードバックする場所をチームの偉い人たちには用意してほしいと思います。

それでは、また次回です。
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