NPBに続いて6月27日からJ2が再開しJ3が開幕、7月4日からJ1が再開。ようやく足並みが揃ってきました。再開当初は無観客での実施になるため各チームはNPB同様に工夫を凝らした盛り上げ方をしているようです。

2015年にJリーグ初の無観客試合を経験している浦和レッズ。この時はサポーターが「日本人以外お断り」との横断幕を掲げたのが問題になりJリーグが1試合だけ観客の受け入れを認めない試合実施を求めたために行われたので、あまり派手な装飾は施されませんでした。しかし今回は別。スタンドには大事な試合がある日に度々見られるコレオグラフィ(人文字)のような装飾が。観客が作る場合は座席ごとに配られたボードをそれぞれ掲げてもらいますが、今回はチームの関係者が座席にビニールシートをかけて観客が掲げている様子を再現したとか。片方のゴール裏には優勝シャーレ、もう片方のゴール裏にはレッズが勝った時に選手とサポーターが一緒になって歌う「We Are DIAMONDS」の一節がそれぞれ掲げられたそうです。

ネットを介したリモート応援に特に力を入れたのは湘南ベルマーレジュビロ磐田ベルマーレはサポーターに応援の指示を出すコールリーダーやチーム関係者と話し合いを重ね、スピーカーを陸上トラックに多く置いて臨場感を出してみたとか。ジュビロは親会社の系列会社の協力を得て独自のシステムを開発して大きな話題になりました。松本山雅FCでは「バーチャル遠征プラン」と銘打って座席に顔写真入りの応援ボードを飾ってもらう企画もありました。ですが、顔出しNGの方に向けたマスコットキャラバージョンが売り出されるとそちらの希望者が殺到したとか。

いろいろな形で盛り上げていますが、7月10日にはJリーグでも観客の受け入れが始まります。会場によっては最大5000人ではなく収容人員の半分が適用される会場もあるようですが、日常がだんだん戻ってくるのを実感できる日も近くなるかもしれません。では、また次回です。
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2020年最初の投稿です。今年もよろしくお願いします。

まずは元日早々驚きました。新国立競技場で最初のスポーツイベントとなったサッカー天皇杯決勝。ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズに2-0で勝ち、チーム創設から丸25年で初のタイトルを獲得しました。

記事を見て気付きましたが、三木谷浩史オーナーがヴィッセルの経営に関わったのは2004年で楽天イーグルス創設の前の年だったんですよね。初年度にはトルコ代表のイケメンストライカー・イルハン選手が鳴り物入りで加入したもののケガに泣いて1年で退団してしまい、違う方向で話題を提供してしまいました。その教訓を生かして欲しいという気持ちがあってか、イーグルスの初代GMになったマーティ・キーナートさんは現実主義での補強でメジャー屈指の強豪に成り上がったアスレチックスを描いた本「マネーボール」を三木谷オーナーに送ったとか。三木谷オーナーはイーグルスについて2年か3年である程度の実績を残したかったそうですが、考えたとおりにはなりません。クライマックスシリーズ進出まで5年、日本一まで9年もかかりました。

イーグルスが日本一になるまでには田中将大投手や岩隈久志投手、メジャーの名スラッガーだったアンドリュー・ジョーンズ選手、野村克也監督や星野仙一監督(後の球団副会長)のようないろいろなタレントとの出逢いありました。それと同じようにヴィッセルでもいろいろなタレントとの出逢いがやはりありました。とりわけここ数年の出逢いというのはチームに大きな衝撃を与えたかもしれません。ワールドカップ優勝経験者のイニエスタ選手やビジャ選手、ドイツ代表のポドルスキ選手と、一見すると現実主義からかけ離れているように見える大物が集まりましたが、彼らがチーム全体の意識を高くしたようです。彼らにインスパイアされた選手やスタッフの努力が実り、イーグルスから6年遅れはしましたが大きなタイトルを勝ち取ったわけです。

三木谷オーナーは「Jリーグは世界屈指の選手達が憧れ目指し、日本人選手が海外に渡るのを恥ずかしく感じるようなリーグになって欲しい」と3日付のスポーツ報知に掲載されたインタビューで語っていました。NPBについてもMLBと肩を並べる存在になって欲しいと考えているかもしれません。壮大な夢への第一歩がこのタイトルになるのかもしれません。アジアチャンピオンズリーグでヴィッセルがどんな形で存在感を見せるのか、楽しみになってきました。

では、また次回です。
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東アジア選手権などの代表日程の関係もあってか、今年のJリーグアウォーズはJ1終了翌日の8日に発表されました。例年ならJ1とJ2の入れ替え戦が終わったあとに行われていますが今年は異例の早さです。

JリーグのカレンダーはJ1からJ3までのリーグがすべて終わり、その後J1とJ2の入れ替え戦も終わってシーズンが終わることになっています。それを受けてJ1からJ3各カテゴリーの優秀チーム・選手を表彰するJリーグアウォーズが行われることになっています。ただ、今年はまだ入れ替え戦の最中でJ2の上位どころは表彰対象になってもアウォーズに参加できない状況になってしまいました。クラブワールドカップや代表日程などJリーグや日本サッカー協会だけでは何ともできない、避けられようがない原因があるなら仕方がないかもしれません。でも、Jリーグなどが何とかできそうなことがあるのにこんなに早くなるのは少々納得できません。

心情的にも、すべて終わって来年への体制が固まったところでやってこそ1年を振り返りそして優秀な成績を残した選手やチームを祝福することがJリーグアウォーズだと思うんです。天皇杯が終わるのを待たなくてもいいので入れ替え戦が終わって落ち着いた16日から20日の間にやるのが今年はよかったのかもしれないと思うのは私だけでしょうか?

では、また次回です。
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10日のJ1第22節で鹿島アントラーズの上田綺世(あやせ)選手がプロ初ゴールをやってのけました。しかも、上田選手は卒業を待たずに法政大学のサッカー部を退部しアントラーズに加入した身だったので、極めてまれな出来事だったとサッカーメディアはとらえているようです。

上田選手はアントラーズのジュニアユース、茨城県の鹿島学園高校を経て法政大学に入学。大学2年で全国制覇を果たしました。大学入学後には東京オリンピックを目指す世代の日本代表の常連になり、今年6月のコパアメリカではプロ入り前の身でありながらA代表に選ばれるまでになりました(この時のA代表が東京オリンピックを目指す年代の代表を下敷きにしたという特殊な事情もありましたが)。実は卒業後の再来年にアントラーズに入団することが内定していたそうですが、オリンピックを間近にしたこの時期だからより高いレベルで戦う機会を作るべきと考えたか、この夏に入団を前倒ししたというわけです。アントラーズはスカウトがうまいのか、年末年始の高校選手権で目玉になった選手を何人も獲得してイッパシの日本代表に育て上げているという印象があります。中でも青森山田高校2年だった柴崎岳選手を入団内定を取り付けたときにはびっくりしました。こういう内定の話は高校3年の高校選手権が始まる直前に聞こえてくるものですが、まだ卒業まで1年もあるというときに内定なんてなかなかありません。大学生でもここまでやるかと思います。

Jリーグでは過去にも大学のサッカー部を退部してプロ入りした人がいます。特に有名なのは明治大学のサッカー部を退部してFC東京に加入した長友佑都選手です。ただ、長友選手や上田選手のように退路を断ってプロ入りする人はまだ多くありません。男子のJリーグ、女子のなでしこリーグが運用している特別指定選手制度で高校生や大学生を一定期間「お試し」をしてから卒業後に契約するというのが一般的です。こういう制度を上手に使っているチームも大体は一定の強さを維持させることができます。

プロ野球はどうかといえば、ドラフト制度が生まれる前、昭和30年代までの自由競争時代は大学の野球部を退部するどころか大学を中退して有望な若手選手がプロ入りすることが珍しくなかったそうです。例えば、阪神で活躍した吉田義男さんとか巨人と大洋でプレーした馬場正平(ジャイアント馬場)さんとか。各球団が卒業まで待てないと契約を持ち掛けて大争奪戦が起こるなんてこともあったとか。しかし、ドラフトが始まってからはこういう争奪戦はほとんどなくなったようです。プロアマ間の契約トラブルを鎮めるためにドラフト制度を導入したということもあるでしょうが。こういう過去があるから上田選手のような選手が出にくいのかもしれないし、「お試し制度」も導入しにくいのかもしれません。でも、いい意味でプロアマの垣根が低くなっている現状を考えたら、中途退部での前倒し加入が無理だとしても育成選手と同じ扱いで1か月限定という形で「お試し制度」を導入してもいいのでは。

では、また次回です。
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他山の石というのか、今回をきっかけに早い対処ができたのが何よりというのか。17日に行われたJ1第12節・浦和レッズ湘南ベルマーレ戦で誤審が起きてしまいました。

前半31分にベルマーレの杉岡選手が放ったシュートがゴールの右内側のサイドネットに突き刺さってゴールが決まったように見えたのが、副審はゴールの右から左へと両端のゴールポストに当たってゴールラインを越えないうちにキーパーが拾ったと判断しました。そのため主審は笛を吹いて試合を止めることはありませんでした。しかし、ゴールを許したと思ったレッズのGK西川選手はリスタートのためにボールを拾い上げ手で投げてしまいましたし、ベルマーレのちょう監督らは「入っているだろう」と審判団に抗議したり…と混乱してしまいました。元審判の方がサッカー情報専門サイトで語ったのを見てみると、どうやら副審としては「入ってない」と思い込みをしやすい当たりだったそう。ただ、次のプレーが止まった時に主審が副審と第4の審判を集めて話し合って確認した方が混乱しなかったのではとも付け加えています。

何度も言いますが、バレーボール、テニス、野球、アメフトなどのように頻繁にプレーが止まるわけではないのでチャレンジシステム(プロ野球でいうところの「リクエスト」)をそっくりそのまま導入できないかもしれませんが、国際大会で一般的になっているVARとゴールラインテクノロジー(シュートが決まったのを主審が身に着けている端末に知らせる)をJリーグにも導入することはできるかもしれません。ただ、J1からJ3までくまなく導入するには何億ものお金がかかるし、設備を整える工事が必要になるとすると簡単にはいきません。ですが、Jリーグは8月から試合を裁く審判員を増やす方向で調整を進めているそうです。どこを増やすかというとゴールの真裏でシュートが決まったかどうかを判断する追加副審。つまり6人制にするわけです。そして主審と副審は2週間の出場停止処分を受けたそうです。少しでも間違いが起こらないようにするため、すぐにできることを取り組むことは誠意の現れと思い、期待します。シーズンが終わるまで待つことが当たり前な感があるプロ野球よりも対応が早いような気がするし。

では、また次回です。
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