サッカーの五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア選手権が9日からタイで行われていますが、日本が初の予選敗退という屈辱を味わいました。既にホスト国枠でオリンピック出場が決まっている状況での大会参加が初めてだからモチベーションを見いだすのが難しいという評論家の声が一部でありましたが、その不安が的中してしまったといえそうです。

サッカーのことを深く知らない人だったら、野球の侍ジャパンがもうホスト国枠で出場が決まっているのにオリンピック予選を兼ねたプレミア12に出て優勝したように、サッカーのU-23代表も圧倒して当たり前と思ったかもしれません。サッカーを深く知っている人も、久保・堂安のような主力抜きでもそこそこ出来るだろうと考えたかもしれません。しかし、蓋を開けたら1勝も出来ず予選ラウンド敗退ということで落胆と怒りの声がサッカー周りに充満しているようです。森安監督解任すべきという声で具体化しているところもあります。女子の高倉監督がU-20代表となでしこジャパンを掛け持ちしたりトルシエ監督がシドニー五輪と2002年ワールドカップの代表を掛け持ちしたりしましたが、今はトルシエ時代のようにいかないということでしょうか? ひとまず続投となりましたが波乱含みになりそうです。もし解任になったらA代表にも影響が出かねないので注意深く見届けないといけないかもしれません。

野球の侍ジャパン、女子ソフトの日本代表のようにオリンピック予選を兼ねた大会でオリンピック出場を目指す各国相手に強さを見せつけられたのは、やっぱり「世界一にならないと!」というモチベーションがあったからかもしれません。侍ジャパンは2009年の第2回WBC以来世界一から遠のいていたから渇望感が半端なかったし、女子ソフトは「(上野に頼らず)打倒アメリカ」という永遠の課題を抱えている。サッカーの場合はそういう外側に向いたモチベーションがハッキリしなかったから厳しい結果をつきつけられたのかなと思います。サッカーを深く知る人には「野球と一緒にするな」とか「そんなに単純ではない」と言われるかもしれませんが、アジア王者になってオリンピックに乗り込むと言うくらいのモチベーションがあってもいいのではないかと思います。

では、また次回です。
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13日に行われた第98回全国高校サッカー選手権の決勝は静岡学園が3-2で逆転勝ちし青森山田の連覇を阻みました。首都圏開催になって初めてとなる90分での2点差逆転勝ちというおまけつきです。

静岡学園の優勝は24年ぶりではありますが、その時は決勝でのPK決着のルールがなかったため鹿児島実と延長引き分けでの両校優勝。単独での優勝は初めてです。今年度の高校ラグビーを制した桐蔭学園と同じ構図になりました。Jリーグのユースチームなどのクラブチームと高校のサッカー部が同じ土俵で戦う高円宮杯プレミアリーグを制した青森山田に勝てたことも今年度の初戦にOBのカズが激励してくれたことも選手・関係者にとっては本当にうれしかったでしょう。しかも、静岡学園らしいサッカーを最後までやり切れたという評価を多くのメディアや評論家から受けていますから大きな自信になったかもしれません。

さて、高校サッカーというのはクラブチームと高校の部活が共存共栄しているという特徴があります。野球の場合は高校生でクラブチームを編成する場合は社会人野球の範疇にあるものとされるし、私の知る限りではほかの競技はクラブチームは少数派という印象。サッカーに近い共存共栄ができているのはチーム数が少ない水球くらいでしょうか。チーム数が多い中で同じ土俵で戦えるような土壌があるのはサッカー独特のものがあるかもしれません。学校の部活とクラブという2つの系統でチームが成り立っているのが日本独特といえばそれまでかもしれませんが、微妙にタイトルの色合いが変化して部活だけの大会とクラブも部活も同じ土俵で戦うような大会の両方でモチベーションを高く維持できるようなことになるかもしれません。

高校サッカーというか、日本のサッカー独特だったのが同点優勝。実は延長でも決着がつかなければPK戦で決着をつけるというやり方が世界的に定着したのもまだあまり時間がたっていないようなんです。それ以前はといえば、トーナメント戦で勝者を決めなければならない場合は再試合が当たり前だったとか。それが決勝であろうと何日か後にやって白黒つけるまでやるというのです。しかし、日本の場合は決勝については再試合はやらずに双方優勝にするという考えが支配的だったようで天皇杯でも1度だけあったそうです。今は世界的になるべく選手に負担がないようにするためということか、延長で決着がつかなければ再試合ではなくてPK戦という流れが支配的になったようですね。

では、また次回です。
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アジアとアメリカ大陸のオリンピック出場枠が懸かった大会として行われている第2回世界野球プレミア12。前回は6か国1組の予選リーグをやった後に各組上位2か国による準決勝と決勝を行う方式でしたが、今回はU-18ワールドカップなどでも採用されているスーパーラウンド制で優勝を争います。

今回はまず4か国1組のオープニングラウンド(1次リーグ)を行い上位2チームが勝ち抜けます。それを受けて行われるのが2次リーグにあたるスーパーラウンド。勝ち残った6か国が単純に総当たりするわけではありません。オープニングラウンドで同じ組に入った国同士は対戦せず、オープニングラウンドの結果をそのまま持ち越しにしてしまいます。つまり、スーパーラウンド第1戦はオープニングラウンドの3試合のどれかが兼ねているということになります。今回の侍ジャパンの場合はオープニングラウンド最終戦の台湾戦がスーパーラウンド第1戦を兼ねたことになります。それ以外の4か国とは普通に対戦し、2位までになれば決勝、3位か4位なら3位決定戦へ進めるというシステムです。出場国数が12か国と限られているし、野球は連戦を組みやすい競技特性があるから開幕から2週間で優勝を決められるスーパーラウンド制が使いやすいのかもしれません。これがもしサッカーで使われるとしたら…。

サッカーでもワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグで2次リーグ制が敷かれていた時代がありましたが長続きせず、1次リーグが終わったらすぐ決勝トーナメントという方式が定着しました。限られた大会期間で試合数を詰め込まれることがやる方からも見る方からも不評を買ってしまったようで2次リーグ制は浸透しなかったようなんです。でも、参加が8チームか12チームだったらコンフェデやクラブワールドカップで盛り上がりそうな気がしますが、サッカーがよくわかる人からすると「野球と一緒にするな」といわれそうな気もして怖いところもあるような。8チームなら4チームずつでオープニングラウンドをやって上位2チーム勝ち抜けにして、スーパーラウンドで反対側のグループのチームと2試合ずつやる。そしてスーパーラウンド1位と2位で決勝、3位と4位で3位決定戦とすれば最大6試合消化で、オープニングラウンドと準決勝・決勝の従来型の大会の最大消化数より1試合多い程度ですみます。特にクラブワールドカップは1度負けたら終わりですから、この方式でチャンスが生まれるとヨーロッパ以外のクラブはやる気になりそうな気がします。

では、また次回です。
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FIFA女子ワールドカップフランス大会でなでしこジャパンは25日の決勝トーナメント1回戦でオランダに1-2で敗れ、3大会連続のベスト8とはいきませんでした。決勝トーナメント1回戦だけに限ればここ一番での詰めの甘さが攻撃でも守備でも出てしまったかと思います。守りの面では致命傷になったPK献上という形で出てしまったわけだし。

今回のなでしこジャパンの顔ぶれを見ると、高倉体制下でU-17女子ワールドカップを優勝を経験した選手がいたとはいえワールドカップ未経験が過半数。それにけが人続出で戦術練習が不十分では…という報道もあったし、戦列復帰のめどが立たない選手を選出したことへの批判的な意見もありました。優勝できなくてもせめてメダルを、という期待をかけていたファンも多いかもしれませんが、来年の東京オリンピックでの捲土重来への足掛かりがいろいろな意味でできたと考えた方がいいかもしれません。そんな中、新たな構想も明らかになりました。

27日付のスポーツ報知によると、JFA(日本サッカー協会)がなでしこリーグのプロ化を再来年にも実行させるように準備を進めるというんです。現在なでしこリーグ自体は完全なプロリーグになっていませんが、INAC神戸レオネッサのようにトップチームの選手全員とプロ契約しているチームは別にして、一部の選手と個別にプロ契約を結んでいるのが現状です。プロ化が実現すれば、国内の女子スポーツリーグとしては女子プロ野球、卓球のTリーグに続くもので、バスケットボールのWリーグ、バレーボールのVリーグの先をいくことになります。

女子サッカーの場合はJリーグクラブの傘下にいる女子チームが多くいるのでハードルは高くないでしょう。ただ、下部組織の育成機構を男子並みにしっかりさせたものにしないとプロ組織として長く続けることができなくなるかもしれません。その辺のことはINACや現在2部のスフィーダ世田谷のようにJクラブの母体がない女子だけのクラブには難しい部分になるかもしれませんが、足並みをそろえられればヨーロッパの有力リーグと同じくらいの力を持つことだって可能でしょう。そして、日本を目指す大物選手が現れるのが普通になるかもしれません。そういう意味では夢のあるプランでしょうか。

では、また次回です。
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まずは先週お話しした久保選手のこと。レアルマドリード入りが決まったそうです。この際、ヤンキースでホームランアーティストとなりレッドソックスのファンを黙らせたベーブルースのように、バルサのファンを驚かせ黙らせる活躍をしてもらいましょう。ただ、「レアルに行った久保はバルサに優勝できなくなる呪いをかけた」なんて言われないようにしてほしいですが。

さて、今回はまたダゾーンの話を。プロ野球の巨人戦中継を始めたために注目度が高まったわけですが、いささか気がかりなことがまた見えてきた気がします。サッカー日本代表が招待を受けて参加している南米選手権・コパアメリカがダゾーンのみの放送になっているんです。私の考えが古いのかもしれませんが、日本代表戦が地上波・BSで見られないのはどうなのかなと。オリンピック代表候補が中心であるとはいえA代表の試合が見やすい状況にないって…。

去年10月に行われたボクシングの村田諒太選手のWBA世界ミドル級王座防衛戦がダゾーンでしか見られないと知った時にはがっかりしたのを覚えています。井上尚弥選手の海外防衛戦がWOWOWで生中継されたあと同じ日の夜(プライムタイム)にフジテレビが録画放送したように、ネットニュースなどで村田選手が負けたのを知ったとしても、ダゾーンの生中継の後にプライムタイムあたりで地上波で見られればと思いました。女子プロテニス協会主催のWTAツアーもダゾーン独占で大坂なおみ選手の試合もまた、CSのGAORAやNHKのBS1で放送される錦織圭選手の試合よりも見やすくないですね。深夜の録画放送であっても大坂選手の試合を地上波で見られればと思う人、少なくないと思いますが。

さて、サッカーに話を戻します。今回のコパアメリカは女子ワールドカップと日程的にぶつかるから地上波・BSでフォローできないという理屈も成り立つでしょう。が、地上波なら女子ワールドカップを放送しているフジテレビ以外の局が名乗りをあげればいいでしょうし、BS・CSならトゥーロン国際大会と女子ワールドカップを抱えるNHKやJ SPORTSでなくWOWOWやスカサカがやれるように調整して、インターネットを使わなくても気軽にみられる代表戦のメリットを守れるようにしてほしいと思うのは私だけでしょうか? スマホでもパソコンでも気軽にみられるからこだわる必要はないというのでしょうか? いろいろ悩みます。

では、また次回です。
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