先日書いた「プロの天敵」S井くんが
昨夜のテニスでも本領を発揮しました。

なかなかスーパー状態にならず
かといって天然ボケを炸裂させているわけでもなく
なんかモヤモヤする状態だったS井くん。

いや、モヤモヤしていたのは本人よりも
「やらかす」ことを期待しているこちら側なんですが。

僕とペアを組んで山本プロと対戦した昨夜最後の試合。

ここでもずっとやられっぱなしで1-5。

追い込まれてのS井くんのサービスゲーム。

もうダメかなと諦めかけたところで、
なんとスーパー+天然の複合技がついに出ました。

プロと逆クロスのショートクロスの打ち合いになった
S井くんは、完全にセンターを捨ててしまいました。

プロも面白がってよりアングルに打ち返すのですが
S井くんがさらに隅っこのあり得ないところに立って
待っているので、先にプロが笑いだしてしまったのです。

笑っているプロにも気づかないS井くんは
バックハンドのアングルショットを決めて
得意満面のガッツポーズ。

うん、確かによく頑張った。

ショットも良いところに決まった。

でもそこに最初から立って待っているのはどうだろう?

そう思いましたが、笑わせた上でポイントを取るのは
対プロを考えた時には最高のカタチではあります。

こうなるとS井くんのペース。

なんとここから立て続けに3ポイントを奪って
このゲームをキープしたのです。

しかもほとんどプロのミスショット。

なにせツボにはまったプロの笑いが止まらないのです。

緩いチャンスボールほどミスをしてくれます。

「1回のボケで1ゲームとった」と大喜びしたのですが
実はこれで終わりませんでした。

何と次のゲームも連取して3-5まで追いすがったのです。

プロが笑いを引きずっていてなかなか立ち直れないのと
S井くんのネットインやらフレームショットやらでのポイントに
時折見せるスーパープレーのコンボ。

流れを引き寄せたS井くんの大活躍でした。

結局このS井くんウルトラフィーバー状態は
最後にプロが立ち直って試合を締めたので
3-6で終了してしまいましたが、
「天敵」ぶりは相変わらず健在だなと改めて感動した夜でした。



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テニス愛好家にはプレーを楽しむだけではなく
テニスを語るのが好きな人もたくさんいます。

こんなブログを書いているくらいですから
当然僕もそういう「語る人」に該当するのですが、
その時に難しいのは「目線」の高さ。

例えば野球好きなら、まるで評論家のように
偉そうにプレイを語る人がたくさんいます。

「いまのボールを打てないようじゃダメだな」

「なんでそんなところに投げるんだ」

なんて、一流選手のプレイを一刀両断にします。

当然、草野球や少年野球を見ていたらもっと偉そう。

神のごとき「上から目線」発言をしたりします。

これはサッカーでも同様でしょう。

プレイしている側からしたら

「じゃあお前がやってみろ」と言いたくなるほど
あれこれ言いたい放題です。

でも、それも野球やサッカー観戦の楽しみ方。

そういう文化なのです。


しかし、テニスの場合はちょっと様子が変わります。

テニスを語る人の多くは、テニスをプレイしている人。

なので、ついつい自分に置き換えて

「それは取れない」「すごい」「無理」

なんて一流選手のプレイを見てしまいます。

アマチュアがプレイしていても

「あいつは自分よりうまい」

「あれは下手」

なんて自分を基準にして観戦していたり、

「ああやって打つのか」

なんて研究していたり。

あくまでもプレーヤー目線なのです。


ただ、時々そうじゃない人もいます。

テニスのプレイそのものは大したことないのに
なぜか語る内容だけ聞いていると
元プロか指導者か、みたいなことを言う人。

そういう人は往々にして大のテニス好きで
勉強熱心、理論先行タイプ。

語っている内容そのものはあながち外れではありません。

しかし、残念なことにテニスにおける「上から目線」は
野球やサッカーのそれほど周りは寛容ではないのです。

「あんな偉そうなこと言ってるのに下手じゃん」

この一言でせっかくの正論もぺしゃんこに潰されます。

実際にやって見せてくれれば納得しますが
テニスが下手では説得力がなくなってしまうのです。

もちろん、杉山愛プロの母の芙紗子さんのような
例外もありますが、あれは本当に特別。

下手なくせに偉そうに言うな、がテニス界の文化。

観戦人口とプレイ人口の比率が
野球やサッカーと大きく異なる故の文化の差です。

だから、あくまでも偉そうにテニスを語りたいなら
プレイしている姿は人に見せないことですね。

「口だけ」一流なことがバレなければ大丈夫です。


僕もなるべく「上から目線」は避けて
謙虚に書いているつもりですが。

でも読んでいる人の中には

「クリタはあのレベルのくせに偉そうに語ってるよ」

と笑っている人も多いかも。

その場合はそのまま笑って見逃していただきたく
よろしくお願いします。





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テニスが上達したければ上手な人とプレイすることです。

これはテニスをしている人なら誰しも感じるところ。

下手同士でテニスをするとなかなか上達しないのに、
上手な人とテニスすると一気に巧くなったように感じます。

もちろん、上手な人が下手な人に合わせて打って
くれているから打ちやすいということもあります。

上手な人とテニスすることで、より真剣に集中して
プレイしているということもあります。

上手な人のテニスを見て、知らず知らずのうちに
その相手のフォームやタイミングなどを学んでいる
ということもあります。

単純に上手な人の打つ厳しいボールに
慣れることができるということもあります。

いずれにしても、上手な人に相手してもらえることは
とてもありがたいことだし、感謝しなければなりません。

もちろん、下手なうちは相手に迷惑をかけるばかり。
それでも頑張って練習していれば上達は速いです。


でも徐々に上達してくると、今度は自分より下手な人とも
テニスする機会が増えてきます。

その時に「下手がうつるからイヤ」という人もいますが
そこは自分が下手な時に上手な人に打ってもらった
恩返しとして、やはりちゃんと下手な人とも打つべきです。

自分がしてもらったことは、返していかなくては。

そうしてテニスの輪が広がっていくことで
テニス人口が増え、テニスが盛り上がり
結果としてテニス愛好家全体が得をするのですから。

それに下手な人と打つ時にも、きちんと自分なりの
テーマを決めて打てばちゃんと練習になります。

スピードボールは打てなくても、回転やコース、深さなどを
きちんとコントロールする練習にはなります。

ダブルスを組んで、ゲームの組み立てを自分で考えて
ゲームを作る練習もできます。


もちろん、効率的に上達したいなら
上手な人とガシガシとテニスするのが一番ですけど。

僕は山本麻友美プロとテニスしていると
自分のレベルがメタルスライムを倒しているかのように
ガンガンと上がっていく感じがします。

アマチュアではあり得ないようなコースに
とんでもないボールが飛んできます。

昨日もボレーボレー戦になった時に
ミドルボレーをプロに打ちこんだら
バックハンドのドライブボレーで叩き返されました。

至近距離からその選択と反応はどうなのよ、と
空ならぬ屋内コートの天井を見上げましたよ。

強い相手と戦えば経験値がたんまり入ります。

ドラクエみたいにテニスのレベルが数値で
表示されたら良いのにと思います。
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仕事で定期的に某野球解説者の人に会います。

監督経験もある一流の人です。

解説は理論的で緻密。

その人に聞いた話です。


「最近、選手寿命が長くなっている。

 スポーツ医学の発達が大きく寄与している。

 投手は昔に比べて随分と長寿になった。

 でも野手は40代前半が限界。

 なぜなら「目がついていかなくなる」から。

 体はまだまだ頑健でも、目が見えなくなると
 どんな優れたバッターでも打てなくなってしまう。

 それで引退を決めた野手は多い。」


なるほどと思いました。

視力の衰え、特にバッティングに必要な
「動体視力」と「深視力」(遠近感を掴む視力)の衰えは
誰しも40代に訪れます。

テニスはバッティングに近いというか、
基本的にはずっとバッティングをしているような競技。

速いボールの動きについていけず、
遠近感もわからなくなってきたら
ラケットにきちんと当てることはかなり困難です。

動体視力で言えば、僕は昔はスマッシュを打たれても
近距離で取るのが得意でした。

当時は今よりずっとテニスが下手くそでしたが
反応だけは遥かに優れていたので
目の前でスマッシュを打たれても「取ってやる」と
思って実際に取れたものです。

今はとっとと背中を向けて逃げますけどね。

スマッシュを打つのも得意でした。

こんな簡単なこと、練習なんかしなくてもできると
思っていましたし、実際に遠いロブでも動きながら
打ち込むことができました。

今ではちょっと高く上がるとボールとの距離感が
掴めずにフレームしたり、ひどい時は空振りしたり。

ついでに言えば、暗いところでの視力も
若い頃に比べて極端に落ちました。

夕暮れ時のテニスは全然見えません。

屋内コートも実は苦手です。

こういう症状を感じ始めたのは45才くらいからです。

それまでは先輩に「見えない」と言われても
何を言ってるんだか、と思っていたのに。

自分がその年齢になったら、やっぱり見えないのです。

野球選手のバッティング限界年齢と共通しています。

我々のようなレベルの低い遊びのテニスならともかく
プロのレベルで「見えない」のは死亡宣告と同じです。

そう考えると42才のクルム伊達公子も
あとどれくらいトップレベルでテニスができることか。

体は何とかケアして続けていけても
目が見えなければ現役は難しいでしょう。

こればかりは老眼鏡で矯正できるものでもないですし。


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我々と山本麻友美プロがテニスをしている時。

山本プロの天敵が一人います。


S井くん。


プロの天敵と言うと、相当ハイレベルの若い男性?

実業団で活躍する元インカレ選手?

現役コーチでジョッパー?

身長190cmで200km/hのビッグサーバー?

いえいえ、S井くんはごく普通の小柄なオジサンです。

テニス歴は長いですが、うちのサークルでも平均レベル。

そんなS井くんが、なぜプロの天敵なのか?

それは…



彼は「天然ボケプレーヤー」なのです。


キャラクターが天然ボケという人はいますが
テニスが天然ボケという人は滅多にいません。

とにかくS井くんは一生懸命プレーしているのに、
なぜか珍プレーを連発してコートに爆笑を巻き起こします。

それも、山本プロとテニスをしている時に限って
その「ボケ」が一段と冴えわたるのです。


彼の天然ボケプレーは枚挙に暇がありません。

S井くんの一番苦手なボールはチャンスボールです。

彼にとっては「チャンス」ボールは「ピンチ」ボール。

ふわっと頭上に浮いてきた、誰でも決められそうな
チャンスボールを、なぜかネットしたりアウトしたり。

ミスする原因はセンターに打たずにアングルを狙うから。

それがわかっていても角度をつけてミスします。

山本プロとテニスを一緒に始めたばかりのごく初期に
プロと組んでいたS井くんはスマッシュを思いっきり
プロの背中に直撃させました。

それも距離わずか2メートル後ろから。

その時も右斜め前にプロがいるにも関わらず
センターから逆クロスを狙っていきました。

ポーチも苦手です。

ポーチに出るタイミングはバッチリ。

しっかり斜め前に詰めてネット際。

これはもう決まった、と誰もが思った瞬間。

なぜかS井くんのフォアハイボレーは
真下に落ちネットに突き刺さります。

ネット前50センチのところから頭の高さのボールを
ネットにかける方が難しいと思うのですが
その難易度の高い技を軽々と決めるのがS井マジック。


チャンスボールだけではなく、ハーフボレーも苦手。

どうやらちゃんとボールが見えていないのか、
空振りをすることが多くいつも首を捻っています。

空振りならまだ良いのですが、フレームに当てて
そのボールが自分の頭に当たる珍プレーもやらかします。

「自打球」と呼んでいるS井くん定番の珍プレーです。

きちんと膝を深く曲げて、教科書通りのフォームで
ハーフボレーを打とうとしているのに、なぜか自打球。

S井くんは、こうしたフォームは完璧なのに、
なぜかラケットに当たらないというプレーが得意技です。


さらにS井くんはプレッシャーのかかる場面が苦手。

この一本でゲームが決まる、というようなところでの
サービスやリターンは、大抵ミスをします。

ノーアドでのサービスは大抵ダブルフォルトです。

「S井くん、ここ大事なところだよ!」と声をかければ
ほぼ間違いなくダブルフォルトしてくれます。


ここまで読んでいると、単にS井くんは
下手な人だと思われてしまいますが、
実は彼はスーパープレーも連発します。

「スーパーS井くん」と呼ばれるゾーンに入った状態になると
無敵のプレーヤーに変身するのです。

サービスはワイドやセンターの厳しいコースに決まるし、
ストロークでもショートクロスやスピンロブでエースを取ります。

ネットでのプレーも鋭く、特に難しいローボレーを華麗に
アングルに決めたりします。

スーパーS井くんが開店すると、手がつけられません。

それも難しいプレーが得意なので、実に上手に見えます。

そんな時はとにかく緩いボールをふわっと浮かせて
S井くんに考えさせるのが効果的。

無心でプレーしていたのに、突然我に返ってしまいます。

そうなるとスーパーが閉店準備に入ります。

無敵モードだったのが、突如としていつものS井くんに戻り、
珍プレーがまた出るようになるのです。

もう見ていて笑いが止まりません。


そう、山本プロにとってS井くんが「天敵」なのは
この笑いを取れるところ。

特に彼女の笑いのツボにドンピシャではまるようで
いつもコートで笑いが止まらなくなってしまいます。

こちらの山本プロのブログもご参照ください。
(「ノット レディ」)


この状態はチャンスです。

リターンなのにプロは顔を伏せて「クックックッ」と
いつまでも笑っています。

プロに緩いサービスを打てば必ずミスります。

それがわかっていながら、そこでダブルフォルトするS井くん。

つくづく天然ボケにはかないません。

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