みゆきちゃんも大丸にお気に入りのショップがある。

ある日彼女はスカートを買おうとGO竜馬。

前々から気に入っていた商品を手に取り,ためつすがめつ眺めながら最後の決断に踏み込む。

と,その時である。

目の前からスカートが,消えた。

びっくりした彼女の横で,某アジア国からのツアー客と思しき男性が,そのスカートを連れ合いの女性に渡していた。

そのスカートを欲しがっている彼女のために,カッコいいところを見せようとでも思ったのだろう。

それなりに値段も張るものだったので,慎重に吟味して「アタシだったら10年は活用するだろう」と思い,購入をほぼ決めたところだったので,それを目の前からかっさらわれたためカッとなったみゆきちゃんは猛抗議。

人が見ているもの,たとえ手に取って見ているものですら,彼らは平気で取ってゆくのだ。

実は私にも経験があるから,解る。

すると,遠くから騒ぎに気づいて駆けつけてきたのが日本人のツアーコンダクターの女性。

「こういうことはやめて下さい!!私が困るんですよ!!」

…と,かなり強い口調で彼らを叱り,みゆきちゃんに謝りながら取り返したスカートを差し出したという。

スカートが戻って来たのはいいのだが,騒ぎの渦中で注目され,みゆきちゃんはそのスカートを「何だか,買わなくてはいけない」ような雰囲気になってしまったため,若干釈然としない気分ながらも「まあ,いいか…」とレジに進んだという。

みゆきちゃんはそれからまたほどなくして,そのお気に入りのショップにセーターを買いに行った。

その日も某アジア国からのツアー客がたくさん来店しており,またもや,みゆきちゃんは吟味中のセーターを1人の女性に横からかっさらわれた。

別にまだ買った訳ではないにしても,全くの躊躇も遠慮もなしにひったくるので,カチンときたみゆきちゃんはやはりそのときも黙っちゃいなかった。

険悪な雰囲気になったが,そこへまたツアーコンダクターが飛んで来て叱責のうえ,セーターを取り返し,みゆきちゃんに謝罪した。

「本当に申し訳ございませんでした…」

注目の集まる中でそう言ってセーターを手渡されたため,またしても「何だか,買わなくてはいけない」雰囲気になり,みゆきちゃんは釈然としないながらもレジに会計に行ったという。

彼らのマナーの悪さには確かに頭に来るが,文化というか道徳観も日本とはまるで異なるというだけの話で,悪気がある訳ではないのだ(悪気があってやられたらたまったもんじゃないが)。

みゆきちゃんによると,
「ちゃんと言って聞かせれば解ってくれる人がほとんどなんだけどね」
とのこと。

しかし,同じショップで2度も同じ目に遭うというのが,もお(笑)…

彼女の話を聞いていた私とたえちゃん(もう1人の友人)は笑っちゃいけないとは思いつつも,笑ってしまい,そしてこう言わずにはいられなかった。

「それ…そのお店の販売戦略ってことは,考えられない?」

まさか,ね(笑)…



画像は職場でもらった小さな『アポロ』チョコ。
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