『Wild Thing』のかかったまま,試合は始まった。

何秒か見合ってリング中央を廻る2人だが,大砂の方が先にサムソンの腹部に蹴りを入れた。

「かかって来い」と手招きするサムソンにエルボーを放ってゆく大砂。

だが,サムソンはまるでたじろぐことなく,一発の蹴りで前のめりになった大砂の頭を抱え,己がタイツの中に納めきる。



あっさりとサムソン・ドライバーが決まり,3カウント。

41秒で,3番勝負の第1本目が片付いてしまった。

入場の方がよっぽど長いよ(笑)!!

『Wild Thing』が鳴り響く中,起き上がりマイクを取る大砂。まるで勝者のよう。

「サムソン…あのさ…」
と喋り始めるも,
「スイッチ,入れて下さい」
と実況席に言われてようやくマイクをいじるが,それでもまだ入らなくて,業を煮やしたジムニーさんが代わりに入れる。

大砂選手って,大仁田の暑苦しさやうっとうしさ(失礼)をあれだけ上手く表現しているのに,普段も声は小さいらしい(笑)。

「オイ…オイ…サムソン…!!」

何を言うのかと皆で耳を澄ませたら…

「お疲れさんよぉ…!!」

単なる労いの言葉であった。



だが,最後はこのように笑顔で抱擁する二人。実によい光景である。

ちなみに大砂選手は椅子をちゃんと持って,とぼとぼと歩きながら一人で控え室へと消えて行った。

さあ,次なる2本目の対戦相手は誰だっ…?!

ドキドキしながら待っていたら…

『He's a Pirate』の壮大なメロディが…

待てよ?!これって,永田 裕志のビッグマッチ用前奏曲ではないのか?!

と思っていたら,案の定,
「永田 裕志"郎"選手の入場です!!」
とアナウンスされるではないか!!



ハチマキ 真也と無糖 敬司の肩に乗り,客席を廻ってファンに挨拶。

だがしかし,何という永田選手だろう!!

「アンタら,墓でも暴いたんか?!」
と,ハチマキ真也と無糖に言いたくなるくらい,怖いんですけど!!

コーナーに登って敬礼ポーズを決めているところに,サムソンが奇襲攻撃。



セカンドロープに飛び乗り,狂ったように永田にチョップ。

ここで,永田選手のテーマ曲である『Mission Blow』が流れ出すのであった。

(続く)
[Web全体に公開]
| この記事のURL
ここらへんから,発狂の度合いが高くなってきますよ奥さん。

ついにサムソン宮本が,8年のプロレス人生にけじめをつけるべく最後の闘いをするという。

この日は3番勝負と題して,対戦相手はその3本目の羅生門 原を除いてXとなっていた。



昨年秋の『第1回北海道アマチュアプロレスフェスタ』で引退したジムニー伊藤レフェリーが,共に歩んだサムソン宮本の最後を見届けるべく特別レフェリーとして限定復帰。

試合を裁くこととなった。



Gypsy Kingsの『Volare』で最後の花道を歩いてくる"セクシー・ファンタジスタ"サムソン宮本。

しかし,根室は別名"サムソンタウン"と言われている(ウソ。でも半分ホント)ほど彼は地元の有名人・英雄らしいのだが,どんだけ地域に根づいているんだろうというくらい凄まじい人気。

老若男女問わず彼を求め,手を伸ばし握手をせがみ,あまつさえ,プレゼントを渡す子供までいた。



トップロープを飛び越えてリングイン…!!

かと思いきや,巨きなアフロヘア―とソンブレロがやはりこの日も邪魔をして,大コケ。

トップロープとセカンドロープの間に足が絡まり,ジムニーさんがしょうがなさそうに外してあげていた。

この『サムソン・リングイン』も見納めなのか…

そして,対戦相手の入場テーマ曲が流れ始めたのだが…

『Wild Thing』…!!



椅子を片手に革ジャンにデニム,白のリングシューズの男がやって来た(パンダちゃんが試合を終えたばかりというのに,甲斐甲斐しく付き添っております)…!!

彼の名は,大砂 厚。そうコールされた。



リングの前に,持参した椅子をひろげて腰掛け,タバコをくわえ始める。

ジムニーさんに,
「早く入れって!!」
とお叱りを受けて,けだるそうにリングイン。

そのとき革ジャンの背中を写すことに成功した。



じゃ…砂利道…!!

(続く)
[Web全体に公開]
| この記事のURL
第1試合。パンダちゃんvsミスターDM(レフェリーはhideさん)。



パンダちゃんは札幌と同じように飴をばらまきながら入場。

根室でも凄い人気だった!!

今回の遠征は急に決まったので,『四番街祭り』のときみたいにマネージャーのパンダ子ちゃんの内助の功が間に合わなくて,用意出来たお菓子は少なめ。

若干の不足が見られたようだった。それだけお客さんがたくさん入ったってことだけど。



一方のDM,背面には「一発ツモ」,前面には「DM様」とプリントされたTシャツを着用。

やる気のない態度で,
「俺はサンマを食いに来ただけだ。ちゃっちゃと終わらせようぜ,ちゃっちゃと」
なんて言ってる。

序盤からパンダちゃんの側転からのニールキックという軽快な動きが見られたが,場外に逃げたDM様に向かって飛ぼうとコーナーに登った瞬間会場が沸く。

だが,空気を読まないDMは思い切りそれをスカしてリングサイドをぐるり。

DMはリングに戻るが,ことごとくパンダちゃんの勢いを削ぐような闘いぶり。

みぞおちへの蹴り,ヘッドバッド3連発,スパインバスター,キチンシンクとパンダちゃんの腹部を中心に狙う攻撃が続く。

会場からはパンダちゃんコールが。これで余計にイライラしたDM,場外にパンダちゃんを連れ出し,引き回してから鉄柱攻撃。

そしてさらに鉄柱に打ちつけようと助走距離を取るが,これはパンダちゃんが反対にやり返し,先にリングへ戻った。

またしても大パンダコール。それに勇気を得てロープに飛び,619。

DMに蹴りを入れてから砂利の敷き詰めてある場外にケブラーダ。

華麗な空中殺法にお客さん,大喜び。

そこで,控え室に逃げ込んだDMが,チェーンを持って出て来た。あべし!!



リングに戻ってこのような動物虐待!!

レフェリーの制止をなかなか受け入れず,チェーンを離さない。

チェーンを巻きつけた右手を振りかざして突進してくるDMを,パンダちゃんがヨシタニック。

だが,3カウントは入らずヘッドシザーズで押さえ込む。

咳込むDM。

チャンスと見たパンダちゃんがジャーマンを狙うが,DMがレフェリーの死角をついた急所蹴り。そして,ブレーンバスター。

パンダちゃん,それでも何とか起き上がり,DMに蹴りを入れ不知火。

「行くぞー!!」の掛け声と共にムーンサルト。だが,これは明らかにスカされてしまう。

余裕をぶっこくDMがパンダちゃんを担ぎ上げ,「コウモリバスター!!」と技名を予告(笑)。

パンダちゃんをそのコウモリバスターで投げてからコーナーに登るも,パンダちゃんがエルボーで迎撃,後を追う。

トップロープに乗って揉み合うが,最後は不知火・改でDMを仕留めた。

この2人は明け方まで働いて,車の中でもほとんど眠っていないというのに,よくぞまあここまで動きっ放しの試合をしたものと俺は感心している。

勝利したパンダちゃんはマイクを取り,心の師と仰ぐOSSANタイガー選手をリングに呼び出す。



解説席にいたOSSANタイガー選手と再会を喜び合い,必ずや闘おうと握手で誓うのであった。

近いうち,札幌でこの2人の試合が観られるかな…グフフ。

(続く)
[Web全体に公開]
| この記事のURL

3件中 1~3件目を表示


1