野球が五輪の正式種目になって初めての優勝がわが国主催の東京五輪だったことは本当に嬉しいことだ。そして代表に選ばれた山田、村上が先発メンバーとして全試合に起用されたのは意義深いことだと思う。

五輪が始まった当初は山田、村上共にペナントレースの成績が今一つ本調子でなかっただけに侍日本での活躍は未知数だった。しかし米国との決勝戦では先発で好投手N・マルチネスから村上がチームの貴重な先制ホーマーを序盤3回に叩き込み、山田は8回裏先頭打者としてヒットで出塁、坂本のバントで2塁に進塁したあと、吉田の浅いセンター前ヒットで3塁に進み、米国のセンターのホームへの悪送球で頭から突っ込み値千金の2点目を上げる原動力になった。

9回から登板した栗林が一人ランナーを出したものの、米国打線を0で抑え、2点のリードを守り切り、稲葉侍日本は悲願の初優勝を飾った。今大会は米国と2回戦にいずれも勝利、エースの山本由伸投手を先発させ準決勝での韓国戦での勝利が一つのカギだった。一度は同点にされ厳しいゲームだったが、8回うら満塁で勝ち越し3点2塁打を放ったのが山田哲人だった。

この大会のMVPに選ばれたのが打率350,打点7,ホームラン1,盗塁3と打ってよし、走ってよしの1番バッターながら長打力を兼ね備えた主力の働きを見せた山田哲人だった。全員野球でつかみ取った稲葉侍日本のチームワークの初優勝は見事だった。その中でヤクルトの2人が果たした貢献度は非常に大きかったと思うし、この貴重な経験と実績をぜひ後半のヤクルトの快進撃に生かしてもらいたい。



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