前回、3回も持たずに7点を奪われ、マウンドを降りた石川が、昨夜のゲームで横浜を5安打完封、リベンジをしっかり果たした。しかしながらスイスイとは行かなかった。145球という球数が示すように7回には100球を超えていた。球数に関係なく最後まで投げさせたのは前回のリベンジと完封がかかっていたからであろう。

 ただ一人中村には3安打されている。足を上げてその反動でうまくボールを捉える巧みな打法にタイミングが合っていたのだろう。あの打法は外角にはめっぽう強そうだが、内角高め(ストライクゾーン)はヒットは難しいだろう。現に2本のヒットは外角球だった。ファイルで粘られ、苦しまぎれに外角に投げたボールを打たれたケースもあっただろう。最少得点差では要注意バッターだ。

 昨夜の石川のピッチングには十分すぎる打線の援護射撃だった。取るも取ったり今季最多の15安打、7打点。3安打の猛打賞がバレン、宮本、ハタケの3人。バレンに至っては四球を挟んで3ホーマーという猛打ぶり。昨年の春の活躍をほうふつするものだった。

 昨年優勝をのがした「A級戦犯」バレンの後半の打撃不振が一つの要因だっただけに、年間を通しての彼の活躍が今年のヤクルト優勝の命運を握っているといってもいい。悪いときの片手アッパースィングを修正した今の好調時の水平スィングを絶対忘れないようにしてもらいたい。

 バレンの派手な3発の影に隠れた宮本の2000本安打に迫る3本のヒットだったが、ついにあと1本となった。手元まで引きつけて打つ変化球打ちと守備の名人宮本の2000本安打は今日にも達成されそうだが、敵は雨だ。とにかく一日も早い2000本安打達成を願う。

 
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