昨年に続き日本シリーズで巨人はソフトバンクに1勝もできず4連敗で日本一をのがしている。しかも投打共に完敗である。リーグ優勝を決めたのも夏場までの快進撃の貯金があったためで、最下位のヤクルト戦でやっと優勝が決まったという感じだった。

一方、ソフトバンクの方はロッテ、西武、楽天の2位争いが続く中、ロッテが直接対決で負けて差を詰めることができないまま、あっという間に14ゲーム差でソフトバンクが悠々優勝を決めた。さらにCSでロッテに1勝もさせずに日本シリーズに突入。そのままの勢いで日本シリーズで巨人と激突、昨年の雪辱を手ぐすねを引いて待ってたはずの巨人がフタを開けてみたら投打とも圧倒され、まるで首位チームと最下位チーム戦いを見るような戦いぶりだった。

私の予想では4勝1敗でソフトバンクの優勝と思っていたら、巨人は1勝すらできずに終わってしまった。ソフトバンクが4連覇を成し遂げた足跡を見てみよう。2017年4勝2敗対DeNA 2018年4勝1敗1分け対広島、2019年4勝0敗対巨人 2020年4勝0敗対巨人。ちなみに2015年4勝1敗対ヤクルト。わがヤクルトが1勝しているのに2年続けて1勝できなかった巨人、セリーグ代表として情けなかった。DeNAは2017年2勝しているのを考えるとDeNAが勝ち上がっていたらもっと善戦していただろいうに・・・。

投打ともにソフトバンクが巨人を圧倒した感じだった。バンクが千賀、石川、ムーアという3本柱がしっかり役割を果たしたのに対し、大黒柱の菅野でさえ栗原に4失点しているくらいだ。特に打線に差がありすぎた。巨人の坂本、岡本、丸のクリンナップがそれぞれ214,077、133厘に対し、バンクの柳田429、グラシアル357、栗原500厘という違い、これでは相手にならない。特に巨人の4番岡本が全く機能しなかった。バンクは初対戦の投手でも容赦なく結果を出しているのに対し、巨人は昨年対戦した投手でも打てなかった。バンク打線は基礎ができているから、応用問題でも結果をしっかり出したと言ってもいいだろう。
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巨人サンチェスとソフトバンクムーアの好投で好ゲームだったが、3回うら周東をランナーに置いて中村の2ランでソフトバンクが先制。中村は7回も3点目となるタイムリーを放ち3打点の活躍、CSシリーズでロッテのチェンから2ラン2本放つなど、決して身体は大きくないが、バットコントロールの上手さは抜群のものがある。

ムーア投手は初めて見るピッチャーだが、巨人を7回まで無安打無失点に抑えるナイスピッチング、ノースリーとカウントを悪くしても簡単に四球を出さない粘りがあり、大リーグで年間17勝挙げた投手だけはある。ムーアといい、高卒の栗原といい、ソフトバンクのスカウト陣の選手の見る目の確かさをうかがわせる選手の獲得である。ヤクルトのスカウト陣もこうであってほしいものだ。

投打ともに両チームレベルが違い過ぎる。ソフトバンクの打者は初対戦ピッチャーでも対応できるレベルの高さを感じる。初対戦相手サンチェスから見事ホームランを放った中村などはまさに対応力の上手さは群を抜いている。それにしても巨人打線は打てない。バンク打線がいいとはいえ。2-13で負けた2戦目、意地を見せてくれるかと思ったが今日も打線が振るわず9回2死まで無安打、やっと完封は免れたもののわずか丸の1安打のみ。これでは勝てない。昨年に続き今年しも巨人は1勝もできずにシリーズを終えるのか。


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5勝2敗防御率3.16の今村と11勝3敗2.42の石川、先発を見て試合前からソフトバンク有利と見た。パリーグ最高勝率を獲得した石川は昨日のバンク先発千賀ほどの速球はないが、緩やかなフォームから150キロのストレートを投げたり、スリークウォーターから投げる曲球は高めからコントロールよくストライクゾーンに沈んでくる。当てるのが巧みな松原が見逃し三振に討ち取られた初回と6回の「パワーカーブ」という初耳の決め球ががまさにそれである。5回ウラランナー1人置いてウィーラーに低めのストレートをうまくホームランされたが、巨人はその2ランによる2点のみ、いっぽうバンク打線は2回に甲斐のソロ、3回にグラシアルの2ラン、7回にはデスパイネのグランドスラムが飛び出し11-2と大きくリード、最終回にはランナー2人置いて大竹の悪送球というおまけまでついてバンクが13-2で圧勝。

投打共にソフトバンクがまざまざと巨人に力の差を見せつけた2戦目である。初回3失点2回甲斐にソロを浴びで2回持たずにマウンドを降りた今村、打線もクリンナップに大きな差が出た。坂本、岡本に各ヒット1本づつ無得点に対し、バンクは柳田、グラシアルがヒット2本づつ。柳田打点1、グラシアルは3回に2ラン打点2、また打点こそなかったものの栗原が4安打の固め打ち。シリーズ2戦で8割以上の打率には恐れ入る。7回鍵谷がデスパイネにストレートを満塁ホーマーを喰らったが、ストレートが走っていたのは分かるがグラシアルをうまく討ち取ったために過信し過ぎたきらいがあった。工藤監督は4番にグラシアルを第1戦目から入れている。昨日菅野からインコース攻めにあい詰まりながら2本のヒットを打ち、今日も2ランを放つなどホームランバッターにありがちなアナや空振りが少なく、選球眼もいい。バレンティンが4番に定着できないのも派手さがある代わりもろさ、アナが目立つからだ。ヒットこそなかったがヤクルトから移籍してから数年経つが川島が競争率が高くレベルが高いソフトバンクの1軍でスターティングメンバーとして日本シリーズに出ていること自体、素晴らしいことだと思う。陰ながら応援したい。

工藤監督の1戦、2戦のリクエストで気づたことを取り上げてみたい。1戦で巨人の1番吉川のデッドボールの判定に工藤監督がリクエストを要求、ビデオ判定の結果、バットのグリップに当たっていることが判明し、ファールの判定に変わった。また2戦の巨人岡本の深いショートゴロを周東がファーストにワンバウンド送球、塁審のセーフの判定に工藤監督がリクエスト、わずかに送球が早くセーフの判定が覆ってアウト。細かい点だが、こういうところもしっかり見逃さない工藤監督の「確かな目」にもソフトバンクの強さの秘訣があるのではないかと思う。

2回にソロホーマーを打った甲斐は今攻守ともにプロ野球界NO1の捕手だと思うし、今季捕手に泣いたヤクルトにとって見習うべき選手だ。走者の足元に送球できるコントロールの正確さと速さ、さらに打撃面での貢献という点でヤクルト捕手にとって恰好の手本である。

明後日からソフトバンクのホーム球場で第三、四戦が行われる。4連勝で一気に優勝をソフトバンクが決めてしまうのか、それとも巨人が意地を見せてどこまでくい下がれるか。いずれにしても既に2勝しているバンクの優位は間違いない。


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5回までは先発千賀と菅野両エースの投手戦といったところだった。しかしながらコントロール面で菅野が優っていたが、球威で優る千賀がボールになるフォークを巨人打線に見逃されランナーを許す場面があったが、要所を抑え7回投げて被安打3、無得点に巨人打線を抑えた。

菅野は初回から勢いのあるストレートとスライダーの切れは素晴らしかったが、2回ランナー一人置いて5番の栗原に先制2ランを浴びた。栗原という選手自体私はこのシリーズが始まるまで知らなかった。調べてみたら昨年、ファームで捕手として大活躍した選手で2014年ドラフト2位の福井春江工高出身の24歳。U-18でキャプテンだったというからそのころからリーダーシップがあったようだ。

大舞台でバンクのクリンナップの5番を打たせるだけあって工藤監督の信頼が厚いと見たが、柳田さえ菅野から一本もヒットを打てなかった中で菅野から3打数3安打ホームラン1、2二塁打、1四球全得点5の内4打点の活躍。天晴というしかない。選球眼が非常によく初対戦の菅野にこれだけの結果を出す能力は凄いというしかない。

セリーグには中日の大野雄大というパワー投手がいるが千賀のスタミナ、パワーも相当なものだ。6回終えて既に102球、7回118球投げマウンドを降りたわけだが100球を超えてもウィーラーへのストレートは155キロ出ていた。最終回、どうにか巨人が1点を返したが5-1で初戦はソフトバンクが制した。終盤8回周東がやっと出塁、左腕高橋だったので盗塁は難しいと思ったが、大城があせって落球、送球前に勝負はついてしまった。次のバッター中村が泳ぎながらがら外角球を拾ってヒット、2塁ランナー周東がホームインして効率よく1点を追加した。今年の日本シリーズもソフトバンクは強そうだ。
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FA権取得の山田、石山の動向が注目されたが両選手ともヤクルト残留が決まったことをまずは喜びたい。山田は7年40億、石山は4年7億の推定契約である。山田の場合、今季は体調不良で不本意な成績に終わった。常時クリンナップを任され4番の村上と並び3割、30本、80打点の成績が残せる選手だけに、山田の想定外の体調不良がシーズン後半のチームの最下位降下の要因の一つになっただけに破格の球団の期待に応えるべく体調管理に努め、村上の先輩として内野のリーダーシップを積極的に取ってもらいたい。

さてコロナ禍でセリーグのCSが無くなり、パリーグのみ1,2位のCSを勝ちぬいたソフトバンクがパリーグ代表として今日から始まるセリーグ代表巨人と日本一をかけて戦う。

解説者の中畑清氏は巨人が4-3で日本一になると予想している。
3年連続でソフトバンクが日本一に輝いしている。どうにか今年こそという原監督の強い思いがあるだろうがソフトバンクと比べると巨人の力不足は否めない。

セリーグはコロナの影響を受け阪神選手の選手の離脱などのアクシデントがあったが巨人の圧倒的な強さが目立ち夏場には2位に10ゲーム以上の差をつけ、優勝をほぼ決定づけた。ところが10月に入ってから失速したものの、9月までの大量預金で連覇を勝ち取った。

いっぽうソフトバンクの方は一時は2位のチームに入れ替わることがあったが、10月以降のここぞというところでの強さ、集中力は流石に3連覇をしている実力で2位のロッテに14ゲーム差と圧倒的な強さで優勝。CSでもロッテに1勝もさせずに日本シリーズのパ代表に勝ち上がった。

千賀と菅野両エースの投げ合い、周東と増田の足の勝負、柳田と岡本の打撃など興味深い。盗塁阻止率両リーグ一の甲斐と固定捕手がいない巨人、ストッパーにしても森(セーブ32)とデラロサ(17)のセーブ力の差など総合的に考えたらソフトバンクにかなり分があると見る。

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